1月28日(木)の昼に、新国立劇場の「トスカ」を観る。収容率は50パーセントだが、開催されるだけでもありがたい。新国立の「トスカ」は豪華な舞台で、装置、衣装、演出ともによく、世界的に見ても高レベルだと思う。だから、歌手さえそろえば、いい舞台が観られるので、いつも楽しみにしていいる。
今回のトスカ役はキアーラ・イゾットン、カラヴァドッシ役はフランチェスコ・メーリで、二人とも素晴らしく良かった。メーリは久々に聞く高音まで透き通って抜けるようなテノールで、1幕の出だしから堪能した。イゾットンも強いソプラノの声で、1幕は低調だったが、2幕3幕は素晴らしい歌唱を聞かせてくれた。もう、この二人の歌声を聞くだけで見に行ったかいがあるという感じで、楽しい時間を過ごした。
コロナ流行中なので、いろいろとネットで検索してみるが、まともなオペラが上演されているのは、世界中でも日本とオーストラリアだけではないかという気がする。2週間の隔離期間を過ごして日本に来てくれた両歌手には本当に感謝したい。
悪役のスカルピアはダリオ・ソラーリで、声の質はとても良いのだが、もう少し声量が欲しい。1幕終わりの「テ・デウム」の場面では、フル・オケとコーラスをバックにバリトンの聞かせどころとなるが、オーケストラの音に負けて声が埋もれていた。この点は残念。
出演した日本人の中では堂守の志村文彦がよかった。
指揮はダニエレ・カッレガーリで、オケは東京交響楽団。そつのない演奏だったが、2幕の窓を開けて外からの音楽が聞こえる場面などは、もう少しニュアンスが欲しかった。
新国立のオペラは、次は「フィガロの結婚」が予定されているが、主役のバリトン歌手が来日できなくなったため、今回のスカルピアをうたったソラーリが、そのまま日本に残り、フィガロを歌うようだ。今回の「トスカ」も「フィガロ」の稽古と合わせてやっているので、休む間もなく忙しかったのだろうが、次回のフィガロではぜひ期待したい。
劇場で見ている最中にみぞれが降りだして、行きつけのスペインバルが臨時休業となってしまったので、家に帰って食事した。サラダを前菜にして、缶詰の白いんげん豆のトマト煮込みとソーセージで軽い食事。飲み物はカヴァ。
今回のトスカ役はキアーラ・イゾットン、カラヴァドッシ役はフランチェスコ・メーリで、二人とも素晴らしく良かった。メーリは久々に聞く高音まで透き通って抜けるようなテノールで、1幕の出だしから堪能した。イゾットンも強いソプラノの声で、1幕は低調だったが、2幕3幕は素晴らしい歌唱を聞かせてくれた。もう、この二人の歌声を聞くだけで見に行ったかいがあるという感じで、楽しい時間を過ごした。
コロナ流行中なので、いろいろとネットで検索してみるが、まともなオペラが上演されているのは、世界中でも日本とオーストラリアだけではないかという気がする。2週間の隔離期間を過ごして日本に来てくれた両歌手には本当に感謝したい。
悪役のスカルピアはダリオ・ソラーリで、声の質はとても良いのだが、もう少し声量が欲しい。1幕終わりの「テ・デウム」の場面では、フル・オケとコーラスをバックにバリトンの聞かせどころとなるが、オーケストラの音に負けて声が埋もれていた。この点は残念。
出演した日本人の中では堂守の志村文彦がよかった。
指揮はダニエレ・カッレガーリで、オケは東京交響楽団。そつのない演奏だったが、2幕の窓を開けて外からの音楽が聞こえる場面などは、もう少しニュアンスが欲しかった。
新国立のオペラは、次は「フィガロの結婚」が予定されているが、主役のバリトン歌手が来日できなくなったため、今回のスカルピアをうたったソラーリが、そのまま日本に残り、フィガロを歌うようだ。今回の「トスカ」も「フィガロ」の稽古と合わせてやっているので、休む間もなく忙しかったのだろうが、次回のフィガロではぜひ期待したい。
劇場で見ている最中にみぞれが降りだして、行きつけのスペインバルが臨時休業となってしまったので、家に帰って食事した。サラダを前菜にして、缶詰の白いんげん豆のトマト煮込みとソーセージで軽い食事。飲み物はカヴァ。