12月23日(木)のサントリー・ホールで読響の第九を聞く。7割程度の入り。合唱は新国立の合唱団で、ステージ後ろのP席で歌い、独唱者はステージ一番後ろに並んで歌った。
年末になると恒例の演目が並ぶが、今年は文楽で「忠臣蔵」、オペラは「こうもり」、バレエは「くるみ」を見たので、「第九」を聞いて今年も締めくくり。あとは年越しそばだけだ。
また「第九」かという感じもあったが、聞いてみると今回の第九は面白かった。予定していた指揮者が来日できなくなり、ピンチヒッターとなったのは、ジョン・アクセルロッドというアメリカ人指揮者。京都市響の首席客演指揮者を務めているとプログラムにあったので、たまたま来日していてそのままほかのオケでも振ったのではないかという感じで、さして期待していなかったが、情熱的な指揮ぶりでちょっとテンポが速いと感じたが、音楽的には面白かった。
それにしても、読響は12月18日から24日までに、6回も第九の演奏会をするのだから、すごいものだと思った。バレエ団は「くるみ」で、オーケストラは「第九」で稼ぐのだろう。
普通、合唱団や独唱者は第三楽章から入ってくることが多いが、今回は合唱団だけが並び、独唱者は第四楽章になっても現れなかったので、どうしたのだろうと思ったら、歌の始まる直前にバスの妻屋氏が上手側から走って出てきて突然歌いだした。こういう演出なのだろうが、ちょっと驚く。続いて下手側からほかの歌手も現れた。
ソプラノは中村恵理、アルトはカウンターテナーの藤木大地、テノールは小堀雄介というメンバー。4人が並んで歌うと、中村恵理と妻屋秀和がダントツに良い。小堀の声も美しく響いたが、藤木の声はほとんど聞こえずに終わった印象。新国立の合唱団も素晴らしい合唱で、第九を堪能した。
帰りがけにいつものスペインバルで食事。生ハム、トルティージャ、エスカベッシェ、チョリソーと野菜の煮込みスープ、ベジョータのソテーなど。
年末になると恒例の演目が並ぶが、今年は文楽で「忠臣蔵」、オペラは「こうもり」、バレエは「くるみ」を見たので、「第九」を聞いて今年も締めくくり。あとは年越しそばだけだ。
また「第九」かという感じもあったが、聞いてみると今回の第九は面白かった。予定していた指揮者が来日できなくなり、ピンチヒッターとなったのは、ジョン・アクセルロッドというアメリカ人指揮者。京都市響の首席客演指揮者を務めているとプログラムにあったので、たまたま来日していてそのままほかのオケでも振ったのではないかという感じで、さして期待していなかったが、情熱的な指揮ぶりでちょっとテンポが速いと感じたが、音楽的には面白かった。
それにしても、読響は12月18日から24日までに、6回も第九の演奏会をするのだから、すごいものだと思った。バレエ団は「くるみ」で、オーケストラは「第九」で稼ぐのだろう。
普通、合唱団や独唱者は第三楽章から入ってくることが多いが、今回は合唱団だけが並び、独唱者は第四楽章になっても現れなかったので、どうしたのだろうと思ったら、歌の始まる直前にバスの妻屋氏が上手側から走って出てきて突然歌いだした。こういう演出なのだろうが、ちょっと驚く。続いて下手側からほかの歌手も現れた。
ソプラノは中村恵理、アルトはカウンターテナーの藤木大地、テノールは小堀雄介というメンバー。4人が並んで歌うと、中村恵理と妻屋秀和がダントツに良い。小堀の声も美しく響いたが、藤木の声はほとんど聞こえずに終わった印象。新国立の合唱団も素晴らしい合唱で、第九を堪能した。
帰りがけにいつものスペインバルで食事。生ハム、トルティージャ、エスカベッシェ、チョリソーと野菜の煮込みスープ、ベジョータのソテーなど。