8月30日(日)の昼に、東京文化会館の小ホールで「アマールと夜の訪問者」を見る。15時開演で、1部は浅岡聡司会のトークと歌で、指揮の園田隆一郎と演出の岩田達宗の話と、メノッティなどの曲を何曲か聞かせた。2部はオペラ「アマールと夜の訪問者」で、これは約1時間。20分間の休憩をはさみ、終演は17時頃だった。
これまで知らなかったが、10年以上も前から上野の商店街の協賛により、オペラBOXとして毎年いろいろな作品を上演しているらしい。過去にはオペラの有名作品も上演されていたようだが、今回のメノッティのオペラは、テレビ用に書かれたものだから、約1時間で1幕物としてちょうどいいような気がする。小劇場での公演だからこうした作品がありがたい。
出演者は、過去の東京音楽コンクールの入賞者たちで、どの人も実力があり、安心してみることができた。うれしかったのは楽団で、小ホールなのでピアノだけではないかと思っていたら、ピアノとチェロとクラリネットという3人の構成で、弦と木管が加わるだけでずいぶんと音の響きが本格的に感じられた。
物語はイエス生誕にちなんだもので、イエスに贈り物を捧げに行く東方の三賢人が、途中で少年アマールと母親の住む家で休みを取るという話。アマールは脚が悪く、貧乏で何も捧げものをできないが、自分の一番大事な松葉杖を捧げものにしようというと、奇跡が起こり、少年の悪い脚が癒えるというものだ。
導入部はアマールの貧乏暮らしの紹介、次いで東方の三賢人の登場とイエスへの捧げものへ行くという紹介、それから羊飼いたちなどによる賢人へのもてなしによる歌や踊り、最後が母親の迷いとアマールの奇跡という四部構成なので、途中でうまくCMが入れられるような構成になっている。
3番目の羊飼いたちの歓迎場面は、子供たちも含む合唱やダンサーが登場して踊りも見せたが、小ホールの小さな舞台ではなかなか効果的な踊りを見せるのは大変だと感じさせた。
コロナ時代なので、オペラや合唱は何か対処をするのかなと思ってみていたら、主要出演者は全員フェイス・シールで歌い、合唱やダンサーたちは、布製のマスクをうまくアラブ風のベールに見立てて対処していた。なかなか出演者も大変そうだが、フェイス・シールドをしていても、声はそれほど違和感なく聞こえたので、安心をした。小ホールだからこれでもよく聞こえるが、大ホールでのオペラはいったいどうなるのだろうと心配する。
アマールを演じたソプラノの盛田麻央、母親役のメゾ・ソプラノ山下牧子とも立派な歌で、とても楽しめた。コロナ下でもやっとオペラを聴けるようになったのがうれしかった。
帰りに近所の店で買い物して帰る。タコのガルシア風と、サラダ、タイの頭のグリルで食事。お酒はイタリアのスプマンテ辛口。
これまで知らなかったが、10年以上も前から上野の商店街の協賛により、オペラBOXとして毎年いろいろな作品を上演しているらしい。過去にはオペラの有名作品も上演されていたようだが、今回のメノッティのオペラは、テレビ用に書かれたものだから、約1時間で1幕物としてちょうどいいような気がする。小劇場での公演だからこうした作品がありがたい。
出演者は、過去の東京音楽コンクールの入賞者たちで、どの人も実力があり、安心してみることができた。うれしかったのは楽団で、小ホールなのでピアノだけではないかと思っていたら、ピアノとチェロとクラリネットという3人の構成で、弦と木管が加わるだけでずいぶんと音の響きが本格的に感じられた。
物語はイエス生誕にちなんだもので、イエスに贈り物を捧げに行く東方の三賢人が、途中で少年アマールと母親の住む家で休みを取るという話。アマールは脚が悪く、貧乏で何も捧げものをできないが、自分の一番大事な松葉杖を捧げものにしようというと、奇跡が起こり、少年の悪い脚が癒えるというものだ。
導入部はアマールの貧乏暮らしの紹介、次いで東方の三賢人の登場とイエスへの捧げものへ行くという紹介、それから羊飼いたちなどによる賢人へのもてなしによる歌や踊り、最後が母親の迷いとアマールの奇跡という四部構成なので、途中でうまくCMが入れられるような構成になっている。
3番目の羊飼いたちの歓迎場面は、子供たちも含む合唱やダンサーが登場して踊りも見せたが、小ホールの小さな舞台ではなかなか効果的な踊りを見せるのは大変だと感じさせた。
コロナ時代なので、オペラや合唱は何か対処をするのかなと思ってみていたら、主要出演者は全員フェイス・シールで歌い、合唱やダンサーたちは、布製のマスクをうまくアラブ風のベールに見立てて対処していた。なかなか出演者も大変そうだが、フェイス・シールドをしていても、声はそれほど違和感なく聞こえたので、安心をした。小ホールだからこれでもよく聞こえるが、大ホールでのオペラはいったいどうなるのだろうと心配する。
アマールを演じたソプラノの盛田麻央、母親役のメゾ・ソプラノ山下牧子とも立派な歌で、とても楽しめた。コロナ下でもやっとオペラを聴けるようになったのがうれしかった。
帰りに近所の店で買い物して帰る。タコのガルシア風と、サラダ、タイの頭のグリルで食事。お酒はイタリアのスプマンテ辛口。