7月21日(火)の19時から、サントリー・ホールの読響特別演奏会を聴いた。コロナ騒ぎで、定期のコンサートが全部流れてしまったので、特別コンサートとして開かれた。曲目は、前半が三浦文彰によるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」、休憩20分を挟んで後半は、ベートーヴェンの交響曲第7番。指揮は小林研一郎。終演は20時50分ごろだった。
コロナ対策のため、入場者はマスク着用で、場内ではできるだけ会話を慎むよう依頼があった。入り口ではサーモグラフィで体温の確認をやっていて、座席は一つ置きに座る千鳥格子、政府の指針50パーセントの入場者を守っていた。ほぼ座席は埋まっていたが、一部は売れ残りもあったようだ。チケットの購入者と、実際の入場者が異なるときは、ロビーでその旨来場者の連絡先氏名などを記入するようアナウンスがあった。クラスター発生時の連絡先の確保だという。
東京文化会館では、案内係がマスクの上にフェイスシールで、完全武装という感じだったが、サントリーホールでは、マスクだけでフェイスシールドはなく、あまり違和感を感じなかった。
オーケストラメンバーも、マスクは任意となっているようで、演奏中もマスクを着用している人は数えるほどしかいなかった。しかし、演奏が終わると皆マスクを着けていた。客席で聞いている観客もただ座ってマスクを着けているだけだが、長くつけていると、暑苦しくてうんざりするので、演奏中には外したいという気持ちはよくわかる。問題はないのではないだろうか。
弦楽器も管楽器もかなり間隔をあけて座っているので、弦楽器の人数は30人ちょっとぐらいで、普段よりも少ない。ベートーヴェンあたりまでならこれで問題ないだろうが、リヒヤルト・シュトラウスやマーラーなどになると、編成が苦しいかもしれないという気がした。
演奏者の間隔が横方向にも空いているので、通常は弦楽器の譜面台は二人で一つの楽譜を見る形式なのだが、一人ずつ譜面台を使う感じになり、舞台を見ていると、やけに譜面台が多いなという印象だった。
指揮者の小林研一郎は、珍しく舞台上から挨拶をして、5か月ぶりに演奏会を開けたうれしさを語った。4月に満80歳を迎えて、記念の演奏会も予定されていたのだが、それも開催できず、80歳の天井日を迎えて以降、初めての演奏会だと言っていた。
オケのメンバーもおそらく気持ちは同じだろうが、5か月間の空白を感じさせない見事な演奏で、久々のコンサートを堪能した。
前半の三浦氏のヴァイオリンは柔らかい音で、ヴァイオリンの高音でキンキンしたところのない、聞きほれるような響き。後半のベートーヴェンも繊細さと大胆さを見事に表現した演奏だった。
驚いたのは80歳のコバケンの元気さで、大きく体を動かすのにずっとマスクをしたままで、座って聞いているだけでも息苦しいのに、マスクをつけてあれだけ動くのはすごいと妙な点を感心した。
サントリー・ホールの後は、ホールのそばにあるお気に入りのビストロでいつも食事するのだが、コロナのためか確認したら営業時間が変わっていて、終演後だとラストオーダーに間に合わずに、食事を断念した。不便な時代になったものだ。
仕方なく、家に戻って軽い食事。モッツァレラ・チーズが冷蔵庫にあったのでカプレーゼを作り、作り置きのタプナードとフランスの田舎パンで食事。ワインはボルドーのクレモンで、おいしかった。
コロナ対策のため、入場者はマスク着用で、場内ではできるだけ会話を慎むよう依頼があった。入り口ではサーモグラフィで体温の確認をやっていて、座席は一つ置きに座る千鳥格子、政府の指針50パーセントの入場者を守っていた。ほぼ座席は埋まっていたが、一部は売れ残りもあったようだ。チケットの購入者と、実際の入場者が異なるときは、ロビーでその旨来場者の連絡先氏名などを記入するようアナウンスがあった。クラスター発生時の連絡先の確保だという。
東京文化会館では、案内係がマスクの上にフェイスシールで、完全武装という感じだったが、サントリーホールでは、マスクだけでフェイスシールドはなく、あまり違和感を感じなかった。
オーケストラメンバーも、マスクは任意となっているようで、演奏中もマスクを着用している人は数えるほどしかいなかった。しかし、演奏が終わると皆マスクを着けていた。客席で聞いている観客もただ座ってマスクを着けているだけだが、長くつけていると、暑苦しくてうんざりするので、演奏中には外したいという気持ちはよくわかる。問題はないのではないだろうか。
弦楽器も管楽器もかなり間隔をあけて座っているので、弦楽器の人数は30人ちょっとぐらいで、普段よりも少ない。ベートーヴェンあたりまでならこれで問題ないだろうが、リヒヤルト・シュトラウスやマーラーなどになると、編成が苦しいかもしれないという気がした。
演奏者の間隔が横方向にも空いているので、通常は弦楽器の譜面台は二人で一つの楽譜を見る形式なのだが、一人ずつ譜面台を使う感じになり、舞台を見ていると、やけに譜面台が多いなという印象だった。
指揮者の小林研一郎は、珍しく舞台上から挨拶をして、5か月ぶりに演奏会を開けたうれしさを語った。4月に満80歳を迎えて、記念の演奏会も予定されていたのだが、それも開催できず、80歳の天井日を迎えて以降、初めての演奏会だと言っていた。
オケのメンバーもおそらく気持ちは同じだろうが、5か月間の空白を感じさせない見事な演奏で、久々のコンサートを堪能した。
前半の三浦氏のヴァイオリンは柔らかい音で、ヴァイオリンの高音でキンキンしたところのない、聞きほれるような響き。後半のベートーヴェンも繊細さと大胆さを見事に表現した演奏だった。
驚いたのは80歳のコバケンの元気さで、大きく体を動かすのにずっとマスクをしたままで、座って聞いているだけでも息苦しいのに、マスクをつけてあれだけ動くのはすごいと妙な点を感心した。
サントリー・ホールの後は、ホールのそばにあるお気に入りのビストロでいつも食事するのだが、コロナのためか確認したら営業時間が変わっていて、終演後だとラストオーダーに間に合わずに、食事を断念した。不便な時代になったものだ。
仕方なく、家に戻って軽い食事。モッツァレラ・チーズが冷蔵庫にあったのでカプレーゼを作り、作り置きのタプナードとフランスの田舎パンで食事。ワインはボルドーのクレモンで、おいしかった。