10月28日(木)の夜にサントリー・ホールでヘルベルト・ブロムシュテット指揮のN響を聞く。演目はスウェーデンのステンハンマルのセレナーデ、休憩の後、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」。コロナも一段落したためか、8割程度の入り。
ブロムシュテットは、アメリカ生まれだがスウェーデン育ちで、1927年生まれだというので、今年94歳となる。歩く姿もまだまだ元気そうで、30分を超える曲を立ったまま指揮していた。
前半はスウェーデンの作曲家の作品で後期ロマン派時代のもの。ブロムシュテットの祖国の作品だからお手の物といった感じ。後半のベートーヴェンの「運命」はそれより100年も前の作品だが、94歳とは思えない若々しい演奏だった。N響の音はまろやかでまるでブルゴーニュの極上の赤ワインといった演奏。力強さというよりも、香り立つようなマイルドな演奏だった。
聴衆もスタンディング・オベーションで最大級の声援(声は出していないが)を贈っていたが、元気とはいっても94歳なので、何度も拍手で呼び出してよいものだろうかと考えながら、拍手をしていた。晩年の志津太夫を思い出しながら、あやかりたいという感じ。
極上のワインを飲んだような気になって帰りがけに久々に、スペインバルに寄った。時間制限がなくなったので、コンサート帰りにも開いているようになっまだ客足は戻っていないようで、先客はいなかった。生ハム、スペイン風のオムレツ、ポテトサラダ、タラのフリットスなどで軽い食事。カヴァや白、赤などを飲む。
ブロムシュテットは、アメリカ生まれだがスウェーデン育ちで、1927年生まれだというので、今年94歳となる。歩く姿もまだまだ元気そうで、30分を超える曲を立ったまま指揮していた。
前半はスウェーデンの作曲家の作品で後期ロマン派時代のもの。ブロムシュテットの祖国の作品だからお手の物といった感じ。後半のベートーヴェンの「運命」はそれより100年も前の作品だが、94歳とは思えない若々しい演奏だった。N響の音はまろやかでまるでブルゴーニュの極上の赤ワインといった演奏。力強さというよりも、香り立つようなマイルドな演奏だった。
聴衆もスタンディング・オベーションで最大級の声援(声は出していないが)を贈っていたが、元気とはいっても94歳なので、何度も拍手で呼び出してよいものだろうかと考えながら、拍手をしていた。晩年の志津太夫を思い出しながら、あやかりたいという感じ。
極上のワインを飲んだような気になって帰りがけに久々に、スペインバルに寄った。時間制限がなくなったので、コンサート帰りにも開いているようになっまだ客足は戻っていないようで、先客はいなかった。生ハム、スペイン風のオムレツ、ポテトサラダ、タラのフリットスなどで軽い食事。カヴァや白、赤などを飲む。