9/14 銀ぶら（死語？）

15日は家人の誕生日だ。前日の14日、銀座で家人の好きなバッグでも物色しようと
職場のある歌舞伎座のあたりから、三越方面を経由して新橋まで「銀ぶら」。
三越の裏手に「Genten」という革製品の店を発見。いい感じなので入ってみた。

　　　　　

有名ブランドのようにべらぼうな値段でもないし、使いやすそうなハンドバッグが
並んでいたので、ひとつひとつ手にとって吟味。その中で、とても肌触りの柔かいのが
あって、そいつがいたく気に入った。店員が寄ってきて（このタイミングも良かった）

「それは鹿皮なんです」と控えめな説明。

「家内のプレゼントを探していたんですが、これが気に入りました」

みんなここのオリジナルバッグで、修理もしているという。決めた。ここに。
ある年齢いじょうになると誕生日なんて女性には嬉しいものでもないだろうが、
バッグは嬉しいだろう。

布の内袋に入れて、更に布のトートバッグに入れてくれた。紙製の手提げが主流
だろうが、エコに徹している。このトートバッグ自体がエコバッグとして再利用できる。

いいものを買えたなあ。と満足して中央通りを歩いて新橋へ向かう。

4丁目の交差点で旧服部時計店と三愛ビルを見上げると昔が蘇ってくる。
１９８５～７年、このすぐ近くが職場だった。２４時前に退社したことがないどころか
２～３時が当たり前だった。五反田から大船に引っ越すと言ったら、同僚が目を剥いて
反対したのを思い出す。睡眠時間が無くなるというのだ。
激務だった。20代だからもったようなもんだ。