キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

お茶の味

2024年04月29日 | Weblog
午前中に散歩に出かけ、大磯の農家で胡瓜を二袋4本買い、葛川沿いを歩いて下川窪公園でストレッチをやって帰って来た。
汗をかいたので着替えをし、11時から「日々是好日」を観た。
二十歳の大学生の黒木華と従妹の多部未華子は、二人で近所のお茶の先生樹木希林のところへ通い始めるが、従妹は商社に入り二年経って辞め、故郷に帰り見合いをして結婚してしまう。
黒木はその後もお茶を続け、なんとなくその良さに気がついて幸せな気分になっているが、付き合っていた相手に裏切られ、許すことが出来ずに別れてしまう。
従妹と一緒におけいこを始めた時に使った犬の干支の茶碗を2度も使う年月、お茶を続けたので、合っていたんだろう。
樹木希林が、この茶碗を次に使う時には、私は100歳になっていると云っていたので、そのとき88歳、20歳の黒木がお稽古に通いだした時には64歳だったのか。

母もお茶を30年以上続けていて、家で弟子に教えてもいたが、晩年は膝が悪くなって続けられなくなってしまった。
もう使わないからと着物や帯や草履や茶道具などを処分したらと云ったら、ある日業者を呼んで全て処分してしまった。
本人酷くガックリしていて、余計なことを云ってしまったと大いに反省して悔やんだ。
時々母がお茶を点ててくれたので、僕もお茶が好きで今でも自分で点てて飲みたいのだが、僕が気に入っていた茶碗も処分してしまったので、どうも点てる気になれない。
茶碗を愛でながら茶を喫するのは、猪口を愛でながら吞む酒と同じで、中身の味わいに大いに関係するものなのだ。
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夢砕ける

2024年04月29日 | Weblog
飯山あかりの勝利を祈っていたが、午後8時に予想していたが、あっさりと立憲共産党の当確が出てしまった。
日本保守党の飯山あかりは4位で前夜の盛り上がりの元になった現在2位で推移しているは期日前投票のポジションであった。
須藤元気が健闘したことは、地元生まれで育ちという日本型の選挙の強さを表しているし、乙武の再浮上も、小池が知事として助成金を出している団体や組織へ圧力をかけたことが影響している。
日本保守党は途中からSNSを利用した活動から自治体などに働きかけた運動を取り入れたが、まったくそれをやらなかった参政党の得票数がSNSの限界を示している。
立憲共産党の酒井候補は組織票に加え区議を2期務めていたことが強かった。

国政選挙での小選挙区制は駄目なんだなあというのが今回の選挙を見ていて初めて実感した。
今まで選挙は結果だけを観ていたが、今回贔屓の飯山あかりが出たことで細かいところまで目配りをしてみることが出来た。
いい年をして今更かと思うが、それでも分かった以上対策を講じていかなければならない。
確かに酒井さんは地元に密着した働きをする議員だが、区長をやっていただくにはいいが国政にはまた違った能力が必要と思われる。
国会議員に相応しい、優れた頭脳と見識を持った人物を送り出すには、今の選挙制度は相応しくない。
国政に相応しい人物を選ぶには、その人物選択眼を持った人物に拠るのがふさわしいと思うので、選挙人を選出してからの投票ということがいいと素人頭で考えるが、その欠陥は既に分かっているのだろうか。

2か月後の東京都知事選に日本保守党は候補者を擁立するらしいが、組織の無い辛さをいやというほど今回の選挙で味わったわけだから、その欠陥を2か月で補えるわけはなく、勝ち戦になる可能性は低いと思うが、少なくとも日本保守党の政策と理念を表明するには絶好の機会なわけだから、再び飯山あかりを擁して戦ってもいいような気がする。



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平塚そして高麗でカレーとワイン

2024年04月29日 | Weblog
昨日は昼に娘の店に人気のカレーのキッチンカーが来るというので、昼前に現地で妻と落ち合うことにして、自転車で平塚へ出かけた。
本の本の期日だったのだが、連休二日目だったせいか東海道も平塚の駅付近もやけに空いていた。

駅ビルの図書館の出先窓口で、本を返却し大西順子のアルバム3枚と木住野佳子のアルバム、西修「ざんねんな日本国憲法」ビジネス社 2022、小林良樹「テロリズムとは何か」慶応義熟大学出版局 2020、竹田青嗣「ニューミュージックの美神たち」飛鳥新社 平成元年をかりた。

同じビルの5Fのさくら書店へ行き新刊書を15分ばかり眺め、西口駅前のBOに行き小柳ゆき「Koyanagi the Covers Product 2」佐藤優「日本国家の神髄‐禁書「国体の本義」を読み解く」扶桑社新書 2015を買い求めた。
実はこのブロブ原稿は1時間前に書き始めたのだが「日本国家の神髄‐禁書「国体の本義」を読み解く」に嵌り込んでしまい、中断してしまった。
一時期佐藤優に嵌り目にする本を買い求め熱心に読んだことがあったが、何故か急に熱が覚め離れてしまった。
きっと読んだ本の論旨に気に入らないところがあって遠ざけてしまったに違いないのだが、僕の駄目なところなんだなあ。

西修は岩田温が一番敬愛する憲法学者で、それほど言うなら読んでみようと思い借りたがざっと目を通しただけで優れた本出ることが分かった。
小林良樹については、どのような経緯で借りたかすっかり忘れているが、岩田温の本を長く読んでいたのでその期間中に予約を入れていることから、きっとその影響だと思う。
このお二人とも初めて目にした名前だ。
一方、竹田青嗣は今から30年前に熱心に読んだ哲学者で、何を言っているのかさっぱり分からなかったが、それでも5,6冊読了したから若い頃のパワーというのは侮れない。
ユーミン、桑田、みゆきなどについて書かれた本で、何故これを読まなかったのか不思議だ。

昼前にイナリヤトに着き、先ずはビールを飲んでのどを潤し、カレープレートの大盛りを頼み、ムスカデを飲んだ。
カレープレートは前回30皿用意したが40分で完売してしまった人気アイテムだったらしいが、この日は連休2日目ということもあり、前日お客が物凄く着て今日はスローらしく、40皿用意したプレートの半分が昼過ぎにも残っているらしかったが、午後深くなるとお客が結構やって来てしまう時間いは完売したのではないか。
知人に何人か会い、4人の知人と店からワインをボトル買いして、ムスカデの熟成した一等良いやつとチェコの赤を飲んだ。
この分は一人1,900円で済んだから、2本で7,600円だったのか、ムスカデが5,000円近かったが、よくこなれていて美味かったな。


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