胃に具合が悪かったが、ホウボウの刺身と湯豆腐と菜花の辛子和えだったので酒を燗して呑んだ。
2合徳利に「菊正純米辛口」を注いだら終わってしまった。
それでも徳利の口まであったので、ゆっくりと呑んだら肴が終わり、柿の種や豆菓子も食べた。
でも、何時もの調子ではなく不調だったな。
8時に8畳に移動してサミュエルのウイスキーを啜るようにして飲みながら松原みきを聴いた。
「JAL裁判」を読んでいるが、自衛隊の艦船から発射されたミサイルが日航123便の垂直尾翼に当たり、破損して制御不能になり、アメリカ軍横田基地が不時着の準備をしたが、何故か針路を北に取り最終的に御巣鷹の尾根に墜落した。
米軍のヘリコプターが直ぐに事故現場に行き、救援活動を行なおうとしたが、基地から帰還命令が下った。
この時救助を始めていたら、100人近くいた虫の息の人たちの内何人かは確実に助けられたはずだが、自衛隊と機動部隊は人命救助を行わず、その大切な時間で証拠隠滅のためにミサイルの破片の回収と、現場を火炎放射器で焼き払ったと思われる。
この方針を決めたのは当時の首相であった中曽根康弘と考えられるが、真実は政治家、警察、自衛官、JAL職員のかなり多くの人が知っているはずで、箝口令により外部に漏れなかった。
普通何処からか漏れるのだが、口外すると酷い目に合うと黙り込んだ人が多い、しかし、もうすぐ40年経つのに未だ漏れ聞こえてこないのは凄いことだ。
それは日本より自分が属している組織のほうが大切だという、倒錯した考えが支配的なこの国の欠陥だ。
被告のJALは裁判に際して、ボイスレコーダーとフライとレコードの開示を求める原告に対して裁判妨害を執拗にやっているので、まず間違いなくこの中に、機長がミサイルを視認していることや、追尾した2機の自衛隊ジェット機との交信が含まれていて、事件の核心がある。
小室直樹が田中角栄のロッキード裁判で、日本は法治国家ではないと裁判の不当性を叫んでいたが、この裁判記録を観ても三権分立が成されていないことが分かる。
最後のほうまで読んだが、こんなざまを見せられたらこの先読み進む気力がなくなった。