キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

懐かしい伊豆箱根

2024年05月16日 | Weblog
9時時半に仙石原の宿を出て車で帰って来た。
一般道をゆっくり走って1時間で家に着いた。
子供の頃は父の会社の保養所が強羅にあり良く出かけたが、余りにも身近で近いから、その後行かなくなってしまったんだろう。
5,6年前に大学時代の同級生と湯元で一泊したが、あれが数十年振りの箱根の宿だった。
昨年次男が湯元の旅館で働きだしたので、この春そこへ泊り、今回はその系列の宿に泊まったが、そんな事が無ければ出かけなかったろう。
同様なことが伊豆についても云え、やはり父の会社の保養所が伊東にあったのでそこへ何度も行ったし、沼津から船で松崎や堂ヶ島へも子供の頃家族で度々出かけた。
父が車を買ってからは、よくドライブにも行ったし、大学時代は熱川で柑橘の研究をしていた。
子供が小さい頃は、何度も民宿やキャンプに出かけたものだったが、それ以降は熱海でワインの試飲会を何回か開いただけで、その先の伊豆にはご無沙汰している。
伊豆箱根は子供のころから物凄く馴染みのある所だけに、何時でも行けると、その後疎遠になった感じがする。

昨夜、随分飲んで歌ったので疲れていて、居間でソファーに座って休んでいたが、プレシネで「伊豆の踊子」吉永小百合と高橋英樹のを観て、天城峠から湯ヶ島、下田までの旅を、身近な土地で懐かしいと感じた。
この映画では大坂志郎が何しろいい。
そして、当時は兎に角挨拶が大切で、面倒くさいと感じるくらいだが、古き良き時代の日本はいいなあとつくづく思った。
形式と遠ざけてしまった仕来たりや挨拶が、結局人生を豊かに味わい深くする知恵だったのかもしれない。


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