たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

膀胱内視鏡検査

2014年05月09日 | 日記

今日はかかりつけの岐阜県総合医療センターで膀胱がん術後定期検診を受けました。
2008年(平成19年)9月に初回内視鏡手術を受け、翌年5月に再発して再手術(これは良性だった)、それから7年弱経過しました。
近年は年1回のサーベイランス(経過観察)でした。コースは決まっていて最初に臨床検査科で尿検査のため採尿、その後泌尿器科へ行き受付、膀胱内視鏡検査を受けます。
「膀胱鏡検査室(Cystoscopy)前で待つ、ほどなく呼び込み、下着を脱いで下半身裸になり、脱衣籠の穴あき紙パンツに履き替え、ゴム製つっかけ草履を履き、回転式検査台に乗ります。看護師が来て検査台の向きを変え、麻酔の挿入準備をして局部にタオルを掛けてくれる。「最近変わりないですか」「夜間頻尿がひどくて2時間おきです」。
「器械の消毒はしないの?」また、余分なことを聞きました。
「洗浄はもう終わっています」これが結構時間がかかる。
二人目の看護師さんが入室しました。「あら!お久ぶり、前回私の担当じゃなかった?」
「赤ちゃん元気ですか?大分大きくなったでしょう」「もう年長組なの」院内に保育所があります。「もうそんなに・・、来春は1年生だね」「そうです」このナースさんは初回手術からお世話を掛けた。「あれから7年にもなるよ、やんちゃを言ってあなたを困らせ、叱られたけど・・」「ほんと、ほんと」。

検査台で受付で貰って来たパンフ「前立腺がんのすべて」を読みかけた。検査台で新聞を読んだり、パンフを読むバカは私だけだそうです。「その本よくできてるでしょう」「うん分かりやすいね。この春、孫が看護師の学校へ行ったよ」「卒業されたら是非当病院へ勤めてください」「そう願っているね。ところで今日、PSAの検査お願いできるかね」「いいですよDrに話しましょう」Drが入室された。

「PSAをやるなら検査前の採血だな。後では成分が変わってしまうので・・」「何年もやっていないので、先生是非お願いします」Drは了解された。
そこで退出、看護師が注射器を持ってきて採血してくれた。
「すぐ結果が出ると思うので、結果診察も受けて帰ったほうがいいでしょう」と看護師。

そこでDrが入室され内視鏡検査のための膀胱括約筋にゼリー麻酔を注入される。「ハイ、息を吸ってゆっくり吐いて・・」を2,3回やった、今日は少し力が入っていると叱られた。

それから20分ほど薬が効いてくるのを待つ。前立腺がんの小冊子を読む。
ほどなくDrが再々入室、検査が始まった。大腸内視鏡は空気で膨らませて、膀胱は水で膨らませて検査される。いつも膀胱の粘膜はきれいだ。血管もよく見える。たくさんの写真を撮り「異常はありませんね」「ありがとうございます」心底ホッとする瞬間だ。

着替えて、外で呼び出しを待つ、女の患者が2人、男が2,3人つづいて診察室へ入った。

その後呼び込まれ「OK」の診断と「PSAは問題ありません0.4です」基準値70歳以上は0,0~4,0ng/mLと勉強したばかりだ。

先生に今後の検診をお伺いした。術後5年経過なので、続けるか、ここらで打ち切るか、患者希望次第と言われた。病院としての義務期間は終わったと。大腸検査はキリをつけた旨伝えると、膀胱もそれでよいではとDrから解放宣言された。
丁寧にお礼を言い、がんセンター名誉総長、垣添忠生先生は泌尿器科で両親が飛騨古川出身であること、戦争中一家が疎開され、古川で少年時代を過ごし、本家の坊やと食べ物に差があって、古川には2度と行きたくないと。数年前奥さんを亡くされ、愛妻記「妻を看取る日」を出され、評判になりその本に書かれていること、など雑談したら、医長Drはニコニコして聞いてくださった。
長くお世話になった看護師さんにも後は天命に任せ、85歳くらいまで人生を楽しみたいと、お別れしてきました。スタッフのみなさんありがとう。人工膀胱になっていたら大変だった。
また、ついでに排尿剤ハルナールを処方していただいた。効能がよければ開業医で貰うよう言われた。


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