各位
どうも、冬月です。
一昨日の水銀燈オンリー及び金糸雀オンリーに参加されたサークル・一般参加者の皆さん、お疲れ様でした。
アニメ第3期記念ローゼンメイデン第1ドール水銀燈オンリーイベント「夢見る薔薇乙女 ~ユメミルヲトメ~」には、水銀党ペンクラブを含め9サークルが参加しました。
水銀党ペンクラブの頒布結果を、以下の通り報告させて頂きます。
新刊:「水銀燈文庫Ⅳ」 2014年2月23日水銀燈オンリー発行
持込20部
頒布19部(うち準備会提出1、サークル交換1)
既刊:「水銀党文庫2011」 2011年10月29日まきまき14発行 創刊号
持込3部
頒布3部(持込分完売)
既刊:「水銀党文庫Ⅱ」 2012年10月21日まきまき16発行
持込6部
頒布4部
既刊:「水銀党文庫Ⅲ」 2013年10月6日まきまき18発行
持込23部
頒布7部
以上、頒布数合計33部(うち準備会提出1、サークル交換1)
今回、準備期間が短く参加サークルが少なくなってしまったのは残念でしたが、一般参加者の来場者数がとても多かったのが印象的でした。開場直後から、当サークルのブースにも新刊を求めて何人もの方がいらっしゃって、ばたばたしてしまって何冊売れたかわからなくなるほどでした。まきまきには来たことがなかったが、今回は水銀燈オンリーなので初めて来たという方もおられて、既刊も買って頂けました。
アニメと原作が終了してなお、これだけの人から根強く愛されるコンテンツなのだなと改めて実感しました。
得難い貴重な場を設けて下さったまきまき準備会の皆さんには、改めて深く御礼申し上げます。
そして、当サークルの同人誌をお買い求め下さった方々。当日会場で私どもにお声をかけて下さった方々。会場の外からメールやメッセージ等で激励して下さった方々。ご支援下さった皆さん。まことにありがとうございました。
水銀党ペンクラブのサークル参加のたびにこうして結果報告をさせて頂いておりますが、上のような数字を淡々と書き連ねただけでは到底伝えきれない、当日体験した感謝と喜びがあります。
本を手にとって下さった方一人一人から、心に染みいるようなあたたかい言葉をかけて頂きました。
ある方は、新刊を購入されて去り際に、このサークルの本をいつも楽しみにしているとおっしゃって下さいました。ある方は、ローゼンの小説本は貴重なのでありがたいと。どれだけ励みになったことか。
またある方は、小説で試みているオリジナル世界観について、好みに合うとおっしゃって下さいました。
そのままでは紙の上のインクのしみに過ぎない、どこまでも自己満足でしかない小説書きにとって、自分が面白いと思って書いている文章が自分以外の人間、それも身内ではない第三者の方に面白いと言って頂ける、共感して頂けるというのは、最高の報酬です。
同人誌を作って良かった。水銀燈オンリーに、これまでのまきまきに参加してきて良かった。創作活動をしていて良かったと。そう思えました。
皆さんからお声をかけて頂いた際に、咄嗟にどんな顔をしたらいいかわかりませんでした。
ですから、強張った顔をしていたかもしれませんし、ぽかんと間抜けな顔をしていたかもしれません。ご無礼をどうかお許し下さい。
当日は私と、今回表紙を描いて下さった絵師の鞠千代さんとで応対させて頂きましたが、今回の新刊のために挿絵を描いて下さったhiroさん、書き下ろし短編を送ってくれたcomeさん、ペンクラブの他のメンバーにも聴かせたかった。
今回、開催時間は12:00~15:00の3時間と通常のまきまきより1時間少なかったですが、開会から閉会まで、あっという間に終わってしまったように感じたのは、そのせいだけではないでしょう。
本当に、手にすくった水がこぼれ落ちるようにあっけなく、閉会時間になっていました。
楽しい時ほど、過ぎるのは早く感じるということなのでしょうか。
閉会後、興奮が醒めずに打ち上げをして、打ち上げを終えて家に帰って荷物を下ろした時に、すうっと胸が空虚になっていく感覚に襲われました。
そうか、水銀燈オンリーが終わってしまったんだなと。
久しく味わっていない感覚でした。
次のまきまき19は2014年5月4日(祝)12:00~、場所は例年と同じ大田区産業プラザPio 大展示ホールを予定しているとのことです。
当サークルの参加は未定ですが、いずれにせよ次の「水銀党文庫Ⅴ」は5月には間に合いません。ですから、我田引水で恐縮ですが、まきまき19の次、まきまき20も是が非でも開催して頂きたいと、準備会の方にお願いして参りました。
大盛況だった今回のオンリーで、準備会の方々もローゼンジャンルの衰えぬ熱気に手ごたえを感じておられるご様子でした。
時期は問いません、20の開催を期待しております。
私はかねてより申し上げてきたように、「水銀党文庫Ⅴ」での小説執筆をもって、私の10年間の水銀党員としての活動、そして二次創作活動の一つの集大成にしたいと思っています。
その先のことは、率直に言ってわかりません。私が、私達がどうしているか。
誤解なさらないで頂きたいのですが、水銀党本部の運営は継続するつもりです。
そもそも水銀党本部は、代表一人でどうこうしていいものではない。かけがえのない仲間達が10年かけて営々と築き上げ、300名を超える水銀燈後援会の皆さんの名を刻んだ水銀党の城です。
私はその番人を続けます。ローゼンを卒業して各方面で活躍されている皆さんが、いつかふとしたきっかけに、ローゼンを、水銀燈を思い出してくれた時、帰ってこられる場所を守りたい。
それに、もしかしたらアニメの続きがあるかもしれない。劇場版があるかもしれない。漫画の新連載が始まるかもしれない。
荒唐無稽な夢物語でしょうか? ですが、第一期で燃えた水銀燈のトロイメントでの復活を、一体どれだけの人が予期できたでしょうか。あの空白の時代、原作の連載再開を、新アニメを本気で信じる人がどれだけいたでしょうか。
これまでそうだったように、未来はわからないことばかりなのです。
一方で、終わらないものなどありません。
私達が恩恵を受けているまきまきとて、永遠に開催してもらえるわけではないことは承知しております。何もかもが、いつかは終わります。だから誰もが、今を一所懸命に生きている。
2011年に水銀党文庫の同人誌発行を始めたのは、アニメ第三期を実現させるため、同人イベントからもローゼンを盛り上げたい、どんなに微力でも、その一員になりたいとの思いからでした。
昨年の新アニメ放送で、その使命が果たされたのかはわかりません。
アニメの放送が終わり、原作もまた連載を終えました。
作品と登場人物を愛していればいるほど、まだ満足できない、いや納得できない、あるいは自分ならこんなローゼンメイデンを描いてみたいというのはファンとして自然な感情で、それが二次創作の動機です。
ならば、「作ってしまえよ、お前だけの人形を」ではありませんが、原作に文句があるなら原作を超えるローゼンメイデンを書いてみせろと、私の中で何かが囁くのです。
「水銀党文庫Ⅴ」で、やり残したことのないよう、悔いの残らない二次創作をしたい。
惰性で続けていては、良い物は書けません。集大成であるという、覚悟をもって書きます。
どうか、宜しくお願い申し上げます。
水銀党本部 冬月
http://www.mercuryparty.com/