水銀党本部執務室

冬月のブログです。水銀党本部の活動や、政治社会問題、日常の中で感じた事など様々なテーマで不定期に更新されております。

退院の報告

2007-10-01 22:38:08 | Weblog
最萌トーナメント、おかげさまで銀様が勝つ事ができました。
投票して下さった皆さんお疲れ様です。

最萌があったせいでこちらの報告が後回しになってしまいましたが・・・
先月末、手術を終えて無事退院しました。
長い間不在でご心配をおかけしました。
19日に手術して、それから入院7日間。といっても喉の手術は切った痕を縫ったりできないので、切ったところそのままで痛み止めを飲みながら自然治癒を待つんですけどね。ただ、しばらく食事の補助に点滴したり、万が一出血した場合の設備が必要なので入院するというわけで。
退院してもまだ若干痛みが残って喋る時違和感がありますが、そこそこに元気です。
手術を受けるのは今回が初めてなので、貴重な体験ができたました。
後、5キロほど痩せる事ができたのが収穫かな。だいぶ体型がスリムになったかな~と。できれば今後もこの体型を維持したいですね(笑。
以下、入院中に書いた日記のようなものです。
人に読ませようと書いたものじゃないので雑だと思います。スルーして下さい(←だったら出すなよ

18日、8日間の生活に必要な衣類や道具一式を持って11時に病院へ。ノートパソコンと外付けハードディスクも持って行く。
入院する前に全部で7枚ぐらいの書類を記入しなければいけないのが面倒。部屋についたらまず延長コードを引いて、PCと周辺機器を設置。無線LANが飛んでいたら文句なしなのだが、使用可能なものは飛んでいなかった。残念。部屋には高価な液晶テレビがすえつけてあって、有料のカードを買うと見られるらしい。テレビを見る習慣は無いので、液晶モニターはその後退院するまで、湿ったバスタオルを干すために使った。こんなもの全部屋に配備する金があったなら無線LAN引いてくれよ無線LAN。
この日は手術前の検査があって、心電図をとったり喉の状態を見たり。
その後担当医や看護婦からブリーフィングを受ける。
ところで私は今回の入院生活、何もしないのはつまらないので「ひぐらしの大石警部の口真似でしか話さない」という縛りをかけていた。
これには後で後悔する事になる。患者なんだから沙都子の真似でもしていれば良かった。
最近は医療ミスが問題になっているから、病院側も対策を万全にしている。そのため説明は無駄に長く、手術の同意は勿論、処方する薬の名前や成分、効用から懸念される副作用まで全て説明されて、一つ一つに同意のサインをしないといけない。このサインは後で何かあった時のための病院側の保身に使うのだろう。これではまるでネット上でする契約みたいだなと思いながら、「同意して先に進む」。
説明が終わると、右手の手首に私のフルネームとバーコードが記されたわっかをはめられた。食事から薬まで、全部このバーコードでコンピュータと照合して、取り違えがないようにするらしい。
昼食が出てくる。のびて乾いたうどん。
最高にHIGHって奴だ!ローゼンのめぐの気持ちがわかってきた。こりゃ俺でも食えねえわ
ついでに言うと箸も出てこない。患者が箸を持参するんだそうだ。知らなかった。
仕方が無いので一階の自販機でカップラーメンを買った。私は豚骨派なのだが、自販機では味噌か塩か醤油しか売っていない。Shit!仕方がないので味噌を買う。ふと見ると自販機の上に割り箸の山が!ラッキー!入院中ずっと使えるように40本ばかしがさっと持って行く。これで箸は確保。
給湯室で作って部屋で食べる。

食後、ベッドに座ってPCで蛯からもらった「らき☆すた」の視聴を開始。
京アニのクオリティの相変わらずの高さには参ってしまうが、しかし何も起こらないな~この世界。ARIA並に平和なアニメだ。もっとこう、祭りの夜にこなたの親父が祟りにあうとか、つかさがかがみになりすますとか、そういう事件っぽいものがあって、最後に生き延びた誰かが「できるなら、輝いていたあの頃のらき☆すたに戻りたい・・・」とか、そういうwktk展開は無いんだろうか。
しかし、何話か観るうちにそういう当初のグダグダ感は無くなっていき、「こういうのもありなんじゃね?」という思考にシフト。
それにしても、物語としてのアニメというより、エンターテイメントだなこれは。
まずOP。ハレハレからして凄かったが、こんなにキャラが「動く」OPが、これまであっただろうか。視聴者は無邪気に喜んで観ていればいいだろうが、ライバル制作会社たちの事を考えると同情を禁じえない。もはや「キャベシ」が許される時代は終わった。この水準が当たり前だと視聴者に思われてしまっては、他の制作会社は今後苦しいだろう。
それから本編終了後のラッキーチャンネル。これは正直微妙だったが、その後のEDがまた度肝を抜かれる。
そしてOPだけは毎回同じだが、それ以外は毎回違う。
つまりらき☆すたは、まずOPで虜になり、そして本編、らっきーちゃんねる、EDと一本のアニメで三つのエンターテイメントに、視聴者がかじりつくことになる。これは一種暴力的だ。
ただ、安易に他作品のネタを多用するのはいかがなものか。
パロディは確かに簡単に笑いがとれるからついやりたくなるが、オタクにしかわからないネタばかりになって排他的になるし、いつかは飽きられる。何より、パクッた他作品への敬意がどうにもまるで感じられなかった。他作品も宣伝になるからと許可したようだが・・・京アニも、今人気があって皆が持ち上げるのをいいことに、技巧自慢で天狗になっているのではないだろうか。

夕食が出てくる。
今度はまともな食事だった!白米と、魚の塩焼きと、オクラ?その他まともなおかずが何品か。美味いのう美味いのうギギギ・・・完食!いやね、中一の時頭打って長期入院してたし、病院食は嫌いじゃないんですよ?でもね、さすがにのびたうどんは食えないわな常考
食べ終わって、これが手術前最後の食事なんだよなって気付く。物足りないからまた自販機に行ってカップラーメン。
翌日が手術なので、夜9時から食事禁止。12時からは水も含めた飲むの禁止。全身麻酔するからね。
風呂に行くと、栓が無い。老人が中で溺れるのを防止するために風呂は入れないらしい。仕方が無いのでシャワーだけで我慢。
病室の窓からは、ジオサイトも、赤坂も、六本木も、渋谷も、新宿も全部見える。
わびしくなって歌を歌いたくなった。
「ゆーめーはーかーぜー♪ひーかーりーみちびーくー」
銀様の代わりに看護婦がやってきた。
絶望した!日本の病院事情に絶望した!
ってのは嘘ぴょんで、その夜はらき☆すた観ながら眠りました。

19日、朝、左腕の甲の右端に点滴を装着。かなり太いチューブを刺し込むのだが、痛いというより食い込む圧迫感、それと肉の間に液体が流れ込んで腕全体がスースー冷たい感じ。さすがに水ぶくれのようにはならない。
ここで点滴のディテールを説明するが、腕の方に小さな蛇口のような装置をつけ、そこにチューブを接続してボルトで固定する。素人には外せない。下手にいじると危ない。
着替えの時に外す際はナースコールが必要になる。
アニメではもっと簡素で、めぐなんかが勝手に外して徘徊したりするシーンがあったが、あれはフィクションというわけだ。
まあ私は普段から家のベッドでも、イヤホンにマウスにノートパソコンのコードと線に囲まれてリアル攻殻さながらな毎日だから、一本ぐらい増えてもあまり気にならない。
ちなみに、シャワーを浴びる時はチューブを外して器具ごと腕をサランラップで巻く。
「サランラップ」とは、別に医療用語でもなんでもなく、文字通り、家庭の台所で使うサランラップである。

装着後、たまには真面目にゼミのレポートなんかを書いていると、私を手術する先生が病院名物の大名行列を組んでやってきた。あれを最初に見ると萎縮する人もいるが、何のことは無い、研修生がぞろぞろくっついているだけだ。
意味があるとは思えない儀礼的な質問をしてくる。
「気分はどうですか?」
悪いっていったら何かが変わるのだろうか。
その後家族が見舞いにやってくる。
見舞いに来てくれるのは嬉しいのだが、外付けハードディスクを踏まないで欲しい。その中にはこの入院生活をサバイバルするために親友の蛯からもらったデータが詰まっているのだ。
心配になって機材や貴重品をロッカーにしまう事にした。やっていて気が付くと点滴のチューブに血が逆流して真っ赤になっている。腕が急速に冷たくなっていく。
真っ赤な誓い!!
昔、祖父が手術で入院した時、よせばいいのに見舞いに来た会社の人間に仕事の話で熱弁をふるって腕を振り回した挙句血が逆流したのを間近で見た事があるが、こんなに簡単に逆流するのか。なんでも、血圧が点滴の圧力を上回ると逆流するので、あまり手を高くあげてはいけないらしい。
慌てて腕を下ろして元に戻す。
その後、看護婦たちが迎えにやってくる。エレベーターで集中治療室のあるフロアまで降りる。ガラス張りの入り口のところで、家族と別れる。

控え室で、白いナース服の看護婦から、緑色の手術衣を着た手術スタッフへと引き渡される。ここでもバーコードの照合と名前の確認。
手術スタッフ1人1人が、「今日あなたの手術を担当する○○です」と自分の名を名乗る。不思議とその名前は術後も覚えていた。私はその全員と握手して、「どうもぉお世話になります。よろしくお願いします」うん、完璧だ。完璧にクールだ。
スタッフ「手術を受ける方で、こんなに落ち着いておられる患者さんを見るのは初めてです。前に手術をされた事が?」
おお、大石警部の物まねにこんな効用があったとは!(←ひどい
奥に案内されると、廊下の両側に手術室が並んでいる。手術室に入る自動扉は、なんだかサンダーバードの格納庫のようだった。銀色の扉の上に、青に○、その中に大きく赤字で7と書いてある。
「手術室の扉ってこんなに派手なんですねえ」「そうなんです、間違えないように大きく書いてあるんです」
手術室に入り、上半身裸になって手術台に横たわる。身体に電気毛布がかけられる。見上げればよく映画で出てくる沢山目がついたライト。ただ、クラシックの音楽が流れ殺伐とした空気を和らげているのが映画とは違った。どうせ患者は全身麻酔をされれば何も聞こえないから、これはスタッフの気を和らげるためだろう。
ちなみに流れる音楽はバッフェルベルのカノン。良い夢が見れそうだ。
麻酔担当の医師が入室し、挨拶をすませてから麻酔を注入する説明をした。また新しく注射をされるのだろうかと内心嫌な気分だったが、どうやら麻酔は点滴のチューブを使って流し込むらしい。
「最初ぴりっとしますが、すぐに気持ちよくなりますよ~」危ないことを言いながら、麻酔薬を注入していく。

最初は、左腕がぴりぴりとし始めた。そのぴりぴりとした感じが、ゆっくりと全身にまわっていく。次第に包み込まれるような優しい感じに。本当だ。かなり気持ち良い。やみつきになりそうだ。
注入してから一分間ほど私は「おお、段々効いてきましたねえ」などと会話をしていたから、それぐらいの間は意識が保つようだ。「それでは皆さん、よろしくお願いします」
目を閉じて、同時に意識が無くなった。

全身麻酔をかけられている間、人は様々な体験をする。
私の母は、巻き貝の中を歩く夢を見たらしい。またある人は、夢など見ずに寝た次の瞬間には目が覚めていたという。
私の場合、麻酔がかかって寝てから目覚めるまで、確かに時間があった。
その時間の中で、思考がただ混濁していた。
友人のことや、学校のこと、ゼミのレポートは何を書くかとか、今度こんなものが食べたいとか、そういう普段の思考がランダムに現れては消える夢ともいえないような時間。

ふっと、自然の目覚めよりも楽な感じで目が覚めた。
「終わりましたよ」 「問題なく終了しましたよ」
目の上に昼間の大名行列の先生がいる。
「そうですか、お疲れ様です。ありがとうございました」
自然に喉が動いた。喋れた。痛みは全く無かった。
移動式ベッドに乗せられ、病室へ運ばれる。
途中待合室を通り過ぎ、家族が見えたので手を振った。
ここまでは、冷静にやっていられた。

そして、暗い病室に着く。
外はもう夜になっているようだ。
この段階で、本当は気付くべきだったんだろう。
だが無知な私は、大石警部の口真似をして運んでくれた看護婦達に礼を言うという余計な冗談までして、そしてもう寝るからといって彼女達を退室させた。
「患者さんによって体質もあると思うんですけど、本当に丈夫ですねえ」
彼女達がそう言いながら去って行く。

ドアが閉められ、誰もいなくなった直後。

唐突に、思い出したように、喉を激痛が襲った。
なんだこれは、雛見沢症候群L5か!?
喉をかきむしりたい(汗

単純な理由だ。麻酔が切れて、くるべきものがやってきた。
それだけの話だ。

看護婦達を呼び戻そうと、叫ぼうとして、叫べない事に気付く。
口を動かすと、それだけで激痛だ。声が出ない。
ナースコールを探す。
見つからない。見つかるはずがない。看護婦たちはこのベッドを、電気が消えて暗いままのこの病室に運び込んだ。
ナースコールのスイッチとコードを押し潰す格好で、ベッドを壁に押し付けた事に気付かずに彼女達は退室していったのだ。
ナースコールはベッドの真下に転がっているようだった。
半開きの口からは、血の混じったよだれがだらだら出てきて服を汚す。こういう事態を想定して、ティッシュを箱で持ってくるよう入院前に医師から言われていたので、ベッドの横のテーブルにティッシュを置いておいた。手を伸ばす。
テーブルが無い!
なんということだろう、私を手術室からここまで運ぶために、看護婦達はこの移動式ベッドをまず病室から出したはずだ。その時、ベッドとドアの間にあったテーブルは、恐らくは邪魔だからといってどかしたのだ。そして、遠くにおかれたそのテーブルを元に戻されていなかった。
同時に、猛烈な寒さが襲った。身体が勝手に震える。
本で読んだ事がある。麻酔からさめた時、身体が熱を取り戻すために勝手に震える現象があるそうだ。ちなみにベッドにはタオルケット一枚しかしいていなかった。

寒い。痛い。寒い。痛い。
ティッシュが無い。ナースコールが無い。叫べない。誰もいない。
おまけによだれで喉がつまる。気管に入っていく。むせたくても喉の奥は動かない。このままでは最悪、息ができなくなる。

これは、明らかな医療ミスだと最初は憤った。
ナースコールの上にベッドを押し付け、ティッシュの箱を手の届かない場所に置き、手術や麻酔の経験の無い患者を放置して退室した。
だが、看護婦を責めるのも酷だ。私があんなに余裕のある振る舞いをしていたから、彼女達の心に油断が生じたのだろう。私にも責任がある。

いずれにせよ、まずこの激痛をどうにか排除しないといけない。
手術前のブリーフィングでは、術後の痛みに対しては鎮痛剤が処方される約束になっていた。その鎮痛剤を飲めば何とかなるだろう。

私は、待合室にいた家族の事を思い出した。
手術後一時間は面会謝絶で待たされているはずだ。ベッドの左側のロッカーを開けて、携帯電話を取り出した。左手の血が逆流するが無視する。携帯を院内で使うのも禁止だが仕方ない。
父親は仕事の関係上、携帯の電源を切らなければいけない場所でも絶対に携帯の電源をオンにしている。
電話帳を開いて父の番号をコールした。
思った通り、すぐにつながった。
電話の向こうでさすがの父も驚いていた。まさか手術直後の人間の携帯から着信が来るとは思わないだろう。
努めて普段通りの声で話した。
「看護婦に用があるのですが、ナースコールが使えません。すみませんがこちらに看護婦をよこしてもらえますか」
看護婦の到着は、それから5分後だった。夜で多くの看護婦が帰宅し、今は少人数の夜勤しか残っていないのだ。
手術室が昼は予約でいっぱいで、夜になってしまったのも不運だった。
やってきたのは、顎が四角く角ばってぎょろぎょろした目の上にやはり四角い大きな眼鏡をかけ、ジャムおじさんのような髪型をした看護婦だった。さっきまでの看護婦と違う。多分夜勤専門なのだろう。以後彼女の事を私はジャムと呼称するようになる。
このジャム氏との運命的な出会いで、快適になるはずだった私の入院生活は大きく暗転した。
ジャム氏は、喉が痛いという私のかすれ声の訴えを無視して、何を思ったかまず点滴の管の調節を始めた。
次にジャム氏は廊下を通りかかった他の看護婦と別の患者の話で談笑した。
その次にジャム氏は私に刺された点滴に間違いが無いか、書類のチェックを始めた。
その間ずっと私は痛み止めをもってきてくれと言っていたが、見事にしかとされた。
私がL3で幻覚でも見ていない限り、それらは事実だった。

これ以上の激痛は耐えられない。
ことここに及んで、私は大石警部の真似をするのを遺憾ながら中止する決意をした(←今までやってたのか
というかこいつはひぐらしでいうところの、雛見沢大災害の後に沙都子が収容された病院のあの看護婦だ。医療ミスに見せかけて俺を殺すつもりだ。
「だから痛いって言ってるんですよ!痛み止めを持ってきて下さいよ!」
21歳、素の悲鳴。
「ああ、痛み止めですか。後で地下の薬剤部まで取りに行きますので、少々お時間頂きますがよろしいですか?」
ああ痛み止めですかじゃねえ!喉の手術後の患者が何欲しがってるかぐらい察して用意しとけよ!
ちなみにここは9階。ジャムの言う薬剤部とは地下1階。
「安全」のために薬はそこに全部まとめてあるらしい。
この病院のエレベーターは老朽化していて遅い。
「じゃあ急いで!」
ジャムは、牛歩国会の野党議員のようなのんびりとした速度で歩いていった。

ジャムが戻ってくるよりも、面会が許可された父がやってきて私のティッシュとナースコールのスイッチを取り戻してくれる方が早かった。
父にはかっこ悪いところを見せたくないので帰って頂いた後、ナースコールを手に掴んで、私はPUSH!PUSHPUSHPUSHPUSH!
名人にも負けない連打。
とりあえずそうしていると気がまぎれる。

数分後、ジャムが行く時と同じ速度でのんびりと戻ってきた。どうやらナースステーションには誰もいなかったようだ。

喉が使えないから座薬の痛み止めだった。梱包されたそれを汚らわしげに渡すと引きあげていく。
包みを開けようとする。開かない!開け口が無くてはさみが無いと開かないタイプだった。せめて開けてから渡せよジャム。
持っていたソムリエナイフでぎこぎここじ開けて、座薬を入れる。ソムリエナイフはこんな事に使ったらいけないんだけどなあ・・・
ちなみに、鎮痛剤の効き目が出るのは、飲み薬だと30分後。座薬だと1時間後。それから1時間たっぷり、私は苦痛でL5状態。
今でも思う。もし、手術が終わった段階で鎮痛剤を投与していれば、こんな痛い思いはせずに済んだのではないかと。

その後の一週間は、痛み止めを飲んで病院食をありがたく頂き、家族がもってきてくれる新聞で福田さんが総理になったとか麻生閣下に沢山票が入ったとか秋葉原の同胞が応援に行ったとか知りながら、同じく入院中の安倍さんに同情したり、ハードディスクのアニメを見たり大学のレポートを書いたりしてまったりと過ごしました。
手術直後の激痛で一週間は流動食しか食べられないかと思っていましたが、予想外に回復が早く、二日後からは痛み止めさえ飲めばほとんど普通の食事が食べられるように。
ただ、食事の時痛いのは切開した部分だけでなく、むしろ手術の時に口の中のあちこちが傷付いたようで、そちらの方が痛みましたね。
でまあ病院側はそういう一患者のニーズは無視で二日目からグレープフルーツとか出してくるわけで。担当医が刺激物は控えろって言ってるのに(笑。何のために食事にまでバーコードをつけているのやら。柑橘系とか食べれるわけないだろ空気読めよ病院(笑
あ、一番面白かったエピソード。
秋分の日の夕食におはぎが出てきたんですよ。で、ひぐらしファンにとっておはぎってのは、裁縫針が混入されてるのがお約束なわけで(←ネタが局地的すぎる
それで早速蛯とモストの二人にメールで報告。
その時の二人の返事が対照的で・・・

蛯「安心しろ、タバスコだ」
モスト「看護婦がいる前で壁に投げつけろ!」

設定に忠実な蛯沢と演出に忠実なモストの差に不覚にも爆笑
おはぎは美味しく頂きましたが(笑


留守中、赤木君と葛城君が代わりにサイトの管理をやってくれたし、大勢の方に色々とお世話になったり心配をかけたりしました。
この場をお借りして、皆さんに御礼申し上げます。ありがとうございました♪