ローゼンメイデン新アニメ制作!5冊刊行でPEACH-PIT祭
http://natalie.mu/comic/news/80346
※なお12月にPEACH-PIT先生の単行本が一挙に刊行されることを記念し、集英社、一迅社、講談社の3社合同フェア「PEACH-PIT祭り」が開催されます。対象となる単行本は、12月19日発売の「ローゼンメイデン」8巻、かるき春が描くスピンオフ「ローゼンメイデン dolls talk」1巻など。それぞれの単行本帯に付いている応募券3枚を集めて応募された方の中から、抽選で5名様にPEACH-PIT先生の直筆サインが入れられた額付き複製原画を、300名様に特製クオカードをプレゼント。使用されるイラストは、PEACH-PIT先生がそれぞれの作品のキャラを1枚に描いたものです。応募の詳細は帯にて確認を。またアニメイトで5冊すべてを購入された方には、同様の描き下ろしイラストを使用した特典を配布。また5冊のうちいずれかを購入された方には、各作品の絵柄を使用したクリアしおりを先着順でプレゼント。特典はなくなり次第終了となりますのでお早めに!
どうも、冬月です。
「ローゼンメイデン」(PEACH-PIT先生)の新作アニメが制作されることが、本日11月22日発売の週刊ヤングジャンプ52号(集英社)にて正式に発表されました。より詳細な情報については、今後の週刊ヤングジャンプにおいて告知されます。
顧みれば、ローゼンメイデンを愛する全てのファンにとって、この数年間は作品への期待と同時に不安・焦燥の日々でもありました。
それは2002年から幻冬舎の月刊コミックバーズで連載されていた旧「Rozen Maiden」が2007年に唐突に打ち切られてから、2008年に集英社に移籍し週刊ヤングジャンプで新生「ローゼンメイデン」として連載を再開するまでのあの暗黒の一年間であり、そしてアニメ版においては、こちらの方がより深刻でしたが、ストーリーが完結したとは残念ながら言い難かったアニメ第二期終了から7年、その前日譚といえる特別編オーベルテューレが放送されたのを最後とした6年間の沈黙でありました。途中、真紅(沢城みゆき)のヴォーカロイド企画などあったものの、公式サイドから再アニメ化の情報は一切無く、一部では「原作の移籍によって権利関係が複雑になったことで、アニメ化は事実上不可能になった」というような噂がまことしやかに囁かれました。
また、この数年間でサブカルチャーの多極化が一気に加速しました。創作がメディアに使い捨てにされる悲しい現実。深夜枠で1クールという短いサイクルで、どんな人気作品でもあっという間に消費され、放送終了と同時に忘れ去られる時代になってしまいました。
ローゼンメイデンファンは、かつて一世を風靡したハルヒ、ひぐらし、なのは、らき☆すた等とともに堂々たる一大勢力を誇り、しかも作品内容の特殊性ゆえでしょうか、他作品と異なり一過性でなく腰を据えて応援するぶ厚いファン層でありましたが、それでも圧倒的な「時間」という敵の前には抗いきれず、少なからぬ同志達が去っていきました。
しかし、それでも私達は待った。応援し続けた。
「集英社がわざわざとったからには、必ずアニメ化を狙っている。新規連載のストックがある程度たまった時点で必ず発表がある」と私は周囲に言い続けてきましたが、そういう経済的な理由だけでは説明できない、ある種の確信がありました。ローゼンメイデンという作品が持つ力を信じていたのだと思います。だから、どんなに「オワコン」といわれても決して情熱は衰えなかった。
今、作者のPEACH-PIT先生に感謝を。
出版社をはじめ関係各所の努力に感謝を。
そして、全てのローゼンメイデンファンに。
旧アニメ版の最後の放送から6年間、ネットで、オフイベントで、あらゆる場所で闘い続けたファン達の勝利です。
2012年11月22日
水銀党本部
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