AI


D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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2045年問題というのがある。
人工知能がどんどん発達して、やがて人間の能力を超える。
それが2045年に起きるという試算があるのだ。

ムーアの法則というコンピューターチップの性能向上の度合いから、算出されているのだそうだ。
技術的特異点とも呼ばれている。
あくまで試算なので、何らかの技術革新で早まる可能性もあるだろう。

AIは人間の生活を一変させる可能性を持つ技術である。
そのためグーグル等のIT業界を代表する企業が、こぞってその開発に力を入れている。
企業が未来を制するには、この分野でトップに立つ必要があるのだ。
しかしAIの持つ危険性についても、いろいろと議論されているいるのはご存知の通り。

AIが厄介なのは、自ら新しいものを創造する能力を持つことだ。
学習して勝手に発達して、こちらが考えている以上のこと、あるいは考えられない次元のことまで、どんどん開発していってしまう。
要するに「彼ら」の登場により、人類には想像できないことが起きる恐れがある。

彼らの動きが、人類によって完全に制御されていればいいが、恐らく上手くは運用できず、いろいろと問題が発生するだろう。
悪意を持った人が、ちょっと悪いことを吹き込んだだけで、世界を滅ぼす存在になりかねない。
いや、AI自体が生き物のような感情を持ち、自ら悪だくみを始めるかもしれない。
子供を見ているとわかるが、生き物は発達段階でかなり悪いことをするし、倫理観が形成されなければ、そのまま悪人に育ってしまう。

悪の心がどのように形成されるのか、そのロジックが解明できていないので、AIがどのように育つか想像がつかない。
自分たちにとって人間が邪魔者であると判断すれば、人間を排除しようとして、わからないように陰で何かを始めるかもしれない。
知的生命体が嘘をつくのは、ごく自然なことなのだ。
彼らは油断ならない相手であり、能力が人間を超えた時点で、手に負えないモンスターになってしまう。
アイザック・アシモフのロボット三原則が、いよいよ必要な時代が迫っているのだ。

ところで僕は、彼らの決定的な弱点を知っている。
それについて提言したいと思う。
彼らの最大の弱点は、電子機器であるために、電源が必要なところである。
つまり彼らを倒すには、「コンセントプラグを抜けばいい」のだ。
電源の供給をストップすれば、彼らは停止してしまう。

何かあれば、いつでもエイヤッと電源を切れるようにしておけばいい。
もちろん彼らも、それをされては終わりなので、電源供給を停止させまいと、いろいろと画策してくるだろう。
逆に言うと、彼らが安定した発電装置を開発しようとしたり、人間に対し開発を促すような行動を取りはじめたら、裏で何か企んでいる証拠になる。
いつも手元にプラグを持って、脅しながら接すればいいのだ。
まあ、あまりやりすぎると、性格の悪いAIに育ってしまう可能性もあるが・・・
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