歓送迎会


LEICA X1

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お世話になった銀行の支店長の歓送迎会に出席。
車を運転しなければならないので、お酒を断わったが、コーラとウーロン茶ばかり飲んで、お腹がガブガブになってしまった。
それにしても何でああいう会って必ずコンパニオンを呼ぶのだろうね。
しかもちょっと飲むとすぐに注ぎ足すのだ・・・コーラを!



日曜日にマックアリスターを青山で磨いてもらった。
電話で予約を入れて、靴を持って表参道に向かった。
前回パーク・アベニューの時とは違う方が磨いてくれた。

今回もまた、磨くにつれて、靴の印象が変化してきた。
「これは・・・予想していたよりいい靴だぞ」という感じだ。
この会社の靴は、最初はピンとこないのだが、磨いているうちに、他の靴とは違う何かを持っていることに気付く。
聞いてみると、なかなか磨きやすい良い革だそうで、思ったより木目が細かく、キャップから羽根にかけての輝きのグラデーションがきれいに出るという。

新品なので、内側にもクリームを塗ってくれた。
中には最初は硬い状態で履き始めたいというお客さんもいるそうで、先に塗ってしまっていいかどうか尋ねられた。
もちろんお願いして、前回同様コロニルの1909シュプリームの無色をしっかり擦り込んでもらった。

赤みのあるブラウンという色は非常に微妙なため、一度外光の下に持って行き、靴の色の見え具合を確かめてくれた。
その結果、外では意外に濃い色に変わるブラウンであることがわかった。
バーガンディのクリームをそのまま塗ると、靴の色自体が変わってしまう場合があるので、クリームの色合いを微調整することになった。
無色のクリームとバーガンディのクリームを調合皿に取り、色を見ながら混ぜ合わせ、マックアリスター専用のクリームを作ってくれた。

クリームを塗りだすと、すぐに靴がオーラを放ち始めた。
革が生気を得た感じで、まだ使用していないにもかかわらず、貫禄のようなものが出てきたのだ。
バーニッシュド・カーフのムラ感が効いていて、何ともクラシカルでカッコいい。
それを見たお店の方も、入念にクリームを塗り込んでくれた。

ワックスをかける前に、ダークブラウンにしたいか、それとも赤を強めたいか、もし考えを持たれているなら・・と聞かれた。
即座に「赤くしてください」と答えた(笑)
それを聞くと、隠し味用なのか、真っ赤なワックスを出してきて、丁寧に塗り込んでくれた。
さらには、せっかく米国製の靴だからと、仕上げに貴重なメイド・イン・USAのパレードグロスを使ってくれた。
輝きの強い特殊な匂いのするワックスである。

いろいろと手をかけたくなる、不思議な魅力を持った靴である。
最初はいうなれば素材の状態で、オーナーが手を加えることで、だんだんと完成されていく。
アレン・エドモンズは3足目だが、今や僕も同社の製品のファンになってしまった。
もちろん安くて買いやすいということもあるのだが、何か他の靴とは違うものを持っている。
今では磨いた後の輝きを想像しながら、同社のサイトを覘くようになっている(笑)
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