通知


SIGMA DP1 Merrill

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あるベルトメーカーの製品が、今月から急に2割値上げになるという通知が、ネット通販のお店のメールマガジンで送られてきた。
ほんの数日前の話だ。
最近そのメーカーで購入することが多かったので、驚いて直接電話して聞いてみたが、すべての販売ルートで値上げになるわけではないようだ。
個人的には影響は受けないで済むことがわかった。

ちょっと大胆な価格改定の方法である。
代理店を通した販売では、価格的に合わないということだろうか?
何でもかんでもネット通販で便利に購入できる時代と思い込んでいたが、高級品にはそういうやり方は合わないのかもしれない。
京都まで実際に行かないと手に入らない鞄もある。
簡単には手に入りませんよという売り方は、案外新しい潮流かもしれない(笑)



今日の時計ベルト。
バセロン・コンスタンチンのアンティークに、ディ-モデルの「スポーツ・ウォータープルーフ」のブラックをつけた。

耐水性を持つシボのある黒い革が使われている。
ベルトに付属しているオリジナルのバックルも真っ黒で、徹底してブラックでまとめられたモダンなデザイン。
外観はブラック一色だが、普段見えない裏面には、遊革を留める赤いリボンとブルーメタリックの刻印という、鮮やかな色が使われている。
非常にセンスのいいお洒落なベルトである。
腕に巻いてみると、吸い込まれるような艶消しの黒が、一見無機質でありながら意外に主張する。

同社独自のエアロ-ライニング機構を採用し、裏側に換気用の穴が多く開けられており、夏の蒸れを軽減する構造。
100m防水を謳うウォータープルーフのシリーズで、強い耐水性を持つ。
革自体の耐水性ばかりではなく、濡れた後に硬くなりにくい素材を使用しているという。

以前18mm幅のものをグランド・セイコーと組み合わせて載せたことがあった。
多くのサイズが用意されており、奇数の17mm幅もあるため、今回はバセロン用に取り寄せてみた。
実用性といいデザインといい価格といい、スペックは完璧なベルトであるが、残念なことに17-16とほぼ直線に近い形状のため、アンティークとのマッチングがよくない。
バセロン用としては今ひとつだろう。

ところで写真にぼんやりと写っている金色のバックルは、ネット上で安く売っているのを見つけ、興味半分で取り寄せてみたもの。
一見マルタ十字をデザインしたVC社のオリジナルバックルにそっくりだが、指ではじいてみると軽い音がして、プラスチック製かと思うような作り。
出荷元はエジプトであった(笑)

そんなみっともないものをつけないで欲しいと、家族から注意された。
ちなみにこのアンティークのバセロンについていたオリジナルのバックルは、パテックと共通の四角いタイプで、この形状のものではない。
普段はDバックルを使用するため、そちらはちゃんと別の場所に保管してある(笑)

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