知らなかった世界


D3X + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

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案の定というか、時計のことをわかっていないのは、僕だけだったようだ。
聞いてみると、誰もが必ずといっていいほど、時計にはある程度の投資をしている。
ブランドに対する知識も豊富で、いくらくらいのものなのか、話しただけですぐにわかる。

現場で働いている若手に、時計は何を持っているのかと聞いてみた。
「一番高いのはフランク・ミュラーを持っています」
それが100万円以上する時計だと聞いて驚いた。

一番高いということは、他には何を持っているのか聞いたら
「オメガとか、普段使い用に、いろいろ持っています」
という。
だらしがない格好をして、古い軽自動車に乗ってやってくる人にしては、ずいぶんとバランスの悪い持ち物にも思える(笑)
しかし結婚式などに招待されると、見違えるほど立派な服装で来るのも事実だ。

事務の女性とその話をしていたら、今まで隠していたが、その女性も実は時計が大好きなのだそうで、腕にしているのはブルガリの時計だった。
他にもオメガとか、いくつか持っているという。
本当はフランク・ミュラーが欲しかったが、もう結婚して子供もいるので、とても無理だという。
独身の時に買っておくべきでした・・と、真顔で悔しそうに話した。

最後はオメガを買おうと思っていたが、こんなに誰でも持っているものとは思わなかった(笑)
むしろ一般の人ほど、ファッションへの投資額は大きいのかもしれない。
興味をまったく持たなかった僕の方が異端なのだろうか?

ライカなどの使い手は別として、カメラをやる人の多くは、装飾品としての時計にはあまり興味を示さないだろう。
大抵は、野暮臭い格好をしたおじさんの集りだ。
しかし機械好きであることは確かなので、メカニカルな時計が好きな人はかなり含まれているはずだ。
聞いてみれば、きっと僕の知らないブランド名が、次々に口から出てくるのだろう。
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