酔生夢死浪人日記

 日々、思いついたさまざまなことを気ままに綴っていく

年末年始の雑感あれこれ

2018-01-03 13:30:10 | 独り言
 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今回は年末年始の雑感を簡潔に記したい。まずは反省を。大晦日にアップした「希望のかなた」の稿で、監督の名前を数カ所、間違えていた。俺の生業は一応、校閲だ。仕事の能力も推して知るべし、か。

 元日夜から2日朝にかけての初夢は締まらない内容だった。野外イベントに参加した俺は、トイレのボックスにジャケットを忘れた(と思い込んでいた)が、場所を思い出せない。端から端までトイレを捜しても見つからず、疲れ果てて目が覚めた。

 年末年始は例年通り従兄宅に泊まり、母が暮らすケアハウスに通う日々だった。従兄宅では若者との会話が弾んだ。外科医である従兄の長男に「ドクターX」の感想を尋ねると、<大学病院を巡る構図はオーバーだけど、手術に関してはポイントを突いている>と評価していた。

 医療現場でもAI導入は進んでいるが、東京の情報関連企業でエンジニアを務める従妹の次男に、AIの未来を尋ねた。彼がテレビを見るのは帰省時のみ。新聞も取っていない。周りもそうだという。同じセクションの12人のうち外国人は10人で、会社の公用語は英語だ。年齢も30以上違うし、アナログとデジタル。エイリアンと感じたが、お互いさまだ。

 舟券を買うことはこれまでもこれからもないが、大晦日のクイーンズクライマックスに見入ってしまった。出場選手のひとり、自然体の44歳、〝艇界のタカラジェンヌ〟海野ゆかりの佇まいに魅せられたからである。麻雀や将棋だけでなく、チャーミングな女性が勝負の世界で鎬を削っているようだ。

 「相棒」元日スペシャル「サクラ」も満足いく出来栄えだった。俺はかねて、杉下右京(水谷豊)の説く正義に否定的だったが、今回は少し違った。首相の国家私物化を司法・警察が忖度する現状、法の下の正義は汚れ切っている。杉下は法を超える正義を振りかざす権力中枢を断罪し、柔らかく未成熟であっても人間としての正義に夢を託した。「相棒」にバージョンアップの気配を覚えた。

 箱根駅伝は青学大が余裕で4連覇を決めた。駅伝通の知人に〝あけおめメール〟を送ったら、「来年以降は東洋、早稲田」と返信があった。東洋は1年生が多く、早稲田は有望な長距離選手が続々入学するという、情報源はよくわからないが……。

 〝一年の計は元旦にあり〟という。今年の目標の第一は<ダウンサイズ・節約>だ。下流老人予備軍たる俺は、生活を切り詰めないと将来は限りなく暗い。野放図に生きてきたから、メスを入れる部分はいくらでもある。

 第二の目標は社会復帰だ。この間、〝文化的政治活動〟に軸足を置いてきたが、老い先短い今、沈黙は罪と考えている。ドキュメンタリー映画「ダムネーション」で、あるダムバスターの言葉が心に刺さった。即ち<行動なき感傷は魂を殺す>……。一寸の虫にも五分の魂というが、まず供託金違憲訴訟(宇都宮健児原告側弁護団長)に取り組みたい。今年最初の公判は10日にある。

 遺書代わり、ボケ防止の備忘録であるブログだが、最低限の発信ツールとしても使っていきたい。
コメント
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