「持っときな」
新年度初日の4月1日。
先週までお兄さんお姉さんの下で生活していた女の子は、年長さんになりました。
まだ空気を読み切れない新しい年少組の無邪気さと対比したからでしょうか、
どこか背筋がしゃんとしている気がします。
入園の会でのおもてなしの歌も役割を果たしてくれました。
散歩から戻った後ろ姿に向かって、話しかけてみようと思ったのは、
もしかしたら私も何か期待したのかもしれません。
いや、試そうとしたのかも。
直前の週末に亡くした私の愛犬のことは、女の子も知っていました。
名前も、白い毛並みも。
死んだら埋めるとか、そういうことは幼児らしい。
骨になるってことは知らないのね…。
色んな葬り方があるって話をしたでしょうか?
覚えていないくらい衝撃を受けた彼女の返し。
それが「持っときな」でした。
さらに「そうしたら忘れないでしょ?」って。
これには参りました。
子どもに間違ったことを教えられませんな、保育士は。
新年度初日の4月1日。
先週までお兄さんお姉さんの下で生活していた女の子は、年長さんになりました。
まだ空気を読み切れない新しい年少組の無邪気さと対比したからでしょうか、
どこか背筋がしゃんとしている気がします。
入園の会でのおもてなしの歌も役割を果たしてくれました。
散歩から戻った後ろ姿に向かって、話しかけてみようと思ったのは、
もしかしたら私も何か期待したのかもしれません。
いや、試そうとしたのかも。
直前の週末に亡くした私の愛犬のことは、女の子も知っていました。
名前も、白い毛並みも。
死んだら埋めるとか、そういうことは幼児らしい。
骨になるってことは知らないのね…。
色んな葬り方があるって話をしたでしょうか?
覚えていないくらい衝撃を受けた彼女の返し。
それが「持っときな」でした。
さらに「そうしたら忘れないでしょ?」って。
これには参りました。
子どもに間違ったことを教えられませんな、保育士は。