今日の出来事

一生懸命に毎日を生きる子どもの姿。そして、そんな子ども達に寄り添う、先生たちの思いを綴ります。

見学・説明会について

2023年08月20日 | お知らせ
めずらしく、事務的なお知らせです。

9月から令和6年度向けの見学・説明会が始まります。
開催概要は当園のホームページをご覧いただくとして、
ここでは今年度に保活をされる保護者の方に向けて、ちょっとお話があります。

いずみ保育園の見学・説明会は、私が進行、ご案内をするんですが…
基本的に、うちの園に是非来てくださいね、そういう話はしません。

ではどんな話をするのか?なんで見学会なんか開くのか?という事ですが、
それは、客観的な保育園の見方を保護者の方に少しでも養ってほしいからです。

我が子がどんな遊び方を、どんな食事を、どんな部屋で、どんな大人と…
起きている時間の多くを過ごす場所として、どの保育園が相応しいのか?
そういう判断を、できるだけ正確にしていただきたいから、私達は説明会を開き、園舎を見学していただきます。

本当に真剣に考えていただくべきは、お子さんの環境であり、保護者の利便性ではありません。
そのへんを間違えないでいただきたい、そんな思いでご説明をします。


クラス担任をはじめとした当園の保育士は皆、日々真剣に子ども達と向き合っています。
泣いている理由に寄り添い、共に笑い、一人ひとりの意思をできるだけ尊重したい、そんな思いで接しています。
しかし、内側にいる私がいくら訴えてもあまり意味がありません。
身内が言う事というのはそういうものです。

ですから、是非いずみ保育園へ!そういう言い方は、見学・説明会では一切いたしません。
偽りないのは、保育室で遊んでいる子ども達の表情でしょうか。
つまらなそうで、笑顔もなく、子どもと保育士の関わりなどこれっぽっちも…
そういう場面をご覧になったとしたら、いずみ保育園はその程度だということです。


保護者の生活が、ある程度の利便性が子育ての負担軽減に繋がり、結果として子育てにも余裕が生まれる。
だから保育園は便利であるべきだし、保育というよりもむしろサービスであって欲しい。
それがある意味で保護者心理の的を射ていることは承知しています。

しかし、いずみ保育園の園長以下、私達保育者の願いは、保護者と共に子ども達の育ちを見守ること。
共に、です。
だから、最優先しているのは子ども達の育ちであり、それを基に多くの判断をしています。
サービスの提供者ではなく、運命共同体でありたいとすら思います。


いずみ保育園の見学・説明会にお越しになった際、必ずお伝えしていることがあります。
それは、「疑問は全て解決して帰っていただきたい」ということです。

大切なお子さんが乳幼児期を過ごす保育園選びが無事に終えられることを、願ってやみません。