生涯学習の部屋

資格取得数238。6つの修士と18の学士と2つの短期大学士。MBAサラリーマンの生きがい発見生涯学習奮闘記。

要領の悪い学習

2012年03月17日 06時43分19秒 | 生涯学習
「要領よく学ぶ」・・・その言葉は私には縁のない言葉である。

JIT(ジャストインタイム)的に、必要な単位を、必要なだけ、必要な時に取得できるのは要領よく、効率的で、ムダのない学習法なのかもしれない。しかし、私は常にその思想の逆を進む。

大学時代に取得した168単位も、卒業所要単位146単位と比較して多めの履修単位だったと思う。ギリギリという概念がない。好きな科目は重複して受講する。経済学部の「経済史」と教育学部の「経済史」、あるいは文学部の「古文書学」と教育学部の「古文書学」。

思い返すと・・・古文書って「如件」で終わるケースが多いのだが、なんと読むかわかります?そう「くだんのごとし」と読むのです。そうやって、古文書の音読ばかりやらされていたな~(涙)文学部の学生に混じって、経済学部の学生が古文書の音読をする。他学部の学生は私だけでした(笑)

文学部で受講した「国語学特殊講義」の授業も経済学部の履修者は私だけ。「優」をいただきましたが、それら他学部で鍛えられた経験が、後日、大学院の教育学専攻で教員の方々と一緒に学んでも物怖じしない体質にしてくれたのだと思っている。

社会人になってからも「要領の悪い学習」は続く。

産能大学        取得200単位(卒業要件124単位)
産能大学大学院   取得38単位(修了要件30単位)
明星大学大学院   取得46単位(修了要件30単位)=履修可能単位のMAX
武蔵野大学大学院  取得46単位(修了要件40単位)

やはり、ギリギリという概念がない。好きな科目を中心に、嫌いな科目も含めて、手当たり次第に履修しているような感じである。余剰単位だけで、もう1つ2つ大学が卒業できそうな勢いである。

正直、気が小さいので、多めに履修しておかないと不安になるということもあるのだが、ちょっと、度を越えているかもしれない。

ただ、その要領の悪さが、自分の特徴でもあるので致し方ないのである。要領の悪さは、大抵、マイナスのベクトルに向いているものなのだが、要領が悪いがゆえに、貴重な経験をさせていただくこともあった。つまり「要領の悪さ」=「悪」ではないということだ。

学びは正直である。学んだだけ、学んだ人に、その学びの成果を与えてくれる。それは要領が悪くても、要領がよくても変わらない。修了要件30単位で30単位学んだ人には30単位分だけ学びの成果が与えられる。修了要件30単位で38単位学んだ人には38単位分の学びの成果が与えられる。

で、時に学びの神様は粋な方であり、その余剰の8単位の中に、とてつもない大きな出会いを仕込んでおいてくださったのだ!必須でもない科目のゼミが、今でもずっとつながりを持っている。明星でも履修する必要のない面接授業。でも、それに出席したからこそ、胸を張って自分は教育学を学んだと言い切ることができる。

要領は悪いが、学びは嘘をつかない。学んだ分だけ自分に戻ってくる。そういうものである。要領が良くても、要領が悪くても、学ぶことはともに尊いのである。ただ、運命の出会いは、あらゆる「機会」を多く持ったほうがチャンスは増えていくのである。そして、その出会いこそ、生涯学習の余禄(副産物?)ともいえる醍醐味だと私は思っている。

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