読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

特捜部Q ―カルテ番号64―

2013-05-18 | 海外ミステリー
特捜部Q ―カルテ番号64― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
ユッシ・エーズラ・オールスン
早川書房
『「特捜部Q」―過去の未解決事件を専門に扱うコペンハーゲン警察の新部署である。「Q」が今回挑むのは、八〇年代に起こったナイトクラブのマダムの失踪事件。アサドとローセの調査によるとほぼ同時に五人もの行方不明者が出ているという。カール・マーク警部補は大事件の匂いを嗅ぎつけ捜査に着手。やがて、壮絶な過去を持つひとりの老女と新進政党の関係者が捜査線上に浮かび上がってくるのだが…。デンマークを代表する文学賞「金の月桂樹」賞受賞。世界的ベストセラー人気警察小説シリーズ、待望の第四弾。 』


設定に慣れてきて読みやすい。

シリーズ4作目で、現在のところシリーズ中最も外的評価が高いようだが、たぶん実際にあった優生保護法(的なもの)を下敷きにしているからだろう。
優生な民族のみを残そうとするのはナチスドイツの専売ではなかったのだということを知らなかった。
デンマーク王国では1929年から1967年までに人口500万人に対し11,000人に不妊手術を強制的に受けさせていて、ノルウェー、スウェーデン、ドイツ等は同様の人権侵害にあった人に対し賠償や謝罪を行っているが、デンマークは何も行っていないらしい。


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