読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

2021年9月の読書記録

2021-10-01 | その他
読んだ本の数:25
読んだページ数:9017


ボッティチェッリの裏庭 (単行本)ボッティチェッリの裏庭 (単行本)感想
ボッティチェッリは好きな画家の一人なので読んでみた。登場人物の造形が作為的、置きにいっていると思われて、どうにも馴染めなかった。こういうタイプの小説は好みではない。
読了日:09月29日 著者:梶村 啓二
初代北町奉行 米津勘兵衛 満月の奏 (祥伝社文庫)初代北町奉行 米津勘兵衛 満月の奏 (祥伝社文庫)感想
未だ家康も秀頼も生きている時代の捕物帳。そういう意味では興味深かったが、文体がわたしには合わなかった。
読了日:09月28日 著者:岩室忍
EVIL 東京駅おもてうら交番・堀北恵平 (角川ホラー文庫)EVIL 東京駅おもてうら交番・堀北恵平 (角川ホラー文庫)感想
シリーズ6作め。この本のレーベルがホラー文庫だったことを改めて確認。いよいよクライマックスへという趣きだけれど、さて。次作は来年春予定だそうだ。
読了日:09月28日 著者:内藤 了
黒牢城黒牢城感想
荒木村重については概略しか知らず、米澤穂信さんが村重に囚われた黒田官兵衛に安楽椅子探偵(ちっとも安楽椅子ではなく土牢だが)をさせるということで読んでみた。米澤さんにとっては異色作ということで終わるのか、時代小説家として立っていかれるおつもりなのかはわからないが、目の付け所は悪くはなかったが、中途半端で盛り上がりに欠け面白くはなかった。村重が何故信長を裏切ったのか、そのミステリーの方が大きくはないのか。村重は頭悪過ぎ、官兵衛は腹が黒過ぎ。
読了日:09月28日 著者:米澤 穂信
家康の猛き者たち 三方ヶ原合戦録 (時代小説文庫)家康の猛き者たち 三方ヶ原合戦録 (時代小説文庫)感想
伝奇時代小説で、徳川四天王本多平八郎を中心に三方ヶ原を描いている。三方ヶ原といえば家康の脱糞事件だが詳細を知らず、信玄の存在の大きさを含め面白かった。
読了日:09月25日 著者:佐々木功
わたしたちに手を出すな (文春文庫 ホ 11-1)わたしたちに手を出すな (文春文庫 ホ 11-1)感想
もっと明るく軽いのかと思ったがけっこうヘビーで、どうなることかと一気読み。2006年設定なのだが、ニューヨークってこんなの⁇ この後どうなるだろう、どう描くだろうと興味津々。続編歓迎。
読了日:09月22日 著者:ウィリアム・ボイル
天下一のへりくつ者天下一のへりくつ者感想
浅学にして板部岡江雪という人物を知らなかった(真田丸も見ていたが)。歴史を知っているので成功するはずもなかったが、この奇策が成功すれば面白かったが、秀吉はその上を行っていた。表題のように天下一のへりくつ者だとは思えない。後北条氏内部&小田原城内部は興味深い。三成の忍城の恥は雪げた?(笑)
読了日:09月21日 著者:佐々木 功
ミッドナイト・ライン(下) (講談社文庫)ミッドナイト・ライン(下) (講談社文庫)感想
大体シリーズが進むといい加減になるが、これも。
読了日:09月19日 著者:リー・チャイルド
ミッドナイト・ライン(上) (講談社文庫)ミッドナイト・ライン(上) (講談社文庫)感想
シリーズ22作目。
読了日:09月19日 著者:リー・チャイルド
世界の辺境とハードボイルド室町時代 (集英社文庫)世界の辺境とハードボイルド室町時代 (集英社文庫)感想
『ハードボイルド読書合戦 』が面白かったのでその前段階の本書を。まだお互いに不慣れで丁々発止とはいかないところから始まったのが面白い。室町時代ってなんか妙な腑に落ちない時代だと思っていたが、そうか現在時点での世界の辺境と思えばよいのかと納得。他にも目から鱗多々。
読了日:09月16日 著者:高野 秀行,清水 克行
三河雑兵心得(6) 鉄砲大将仁義 (双葉文庫)三河雑兵心得(6) 鉄砲大将仁義 (双葉文庫)感想
主人公茂兵衛は上手く行きすぎ感はあるが、穴山梅雪や本能寺などについて、こうだったのかもしれないと思わせるだけのものはある。そういう意味で面白い。
読了日:09月15日 著者:井原 忠政
落暉に燃ゆる 大岡裁き再吟味 (講談社文庫)落暉に燃ゆる 大岡裁き再吟味 (講談社文庫)感想
大岡越前は名奉行と言われているが果たして全部が全部満足いくものだったか本人の心残りを調べ直すという思いつきが面白そうで読んでみた。初回なので説明過多にならざるを得ないという点は理解するが、もう少しテンポよく進んでくれてもいいかも。
読了日:09月13日 著者:辻堂 魁
前夜(下) (講談社文庫)前夜(下) (講談社文庫)感想
シリーズ8作目だが、0時点。再読。孤独なリーチャーの失われた血の繋がった家族。
読了日:09月12日 著者:リー・チャイルド
パーソナル(下) (講談社文庫)パーソナル(下) (講談社文庫)感想
ま、大風呂敷広げた甲斐はあったよね。お母さまのお墓参りもできたし。シリーズも後半になるほど薄味になるのは仕方ないとあきらめの境地。
読了日:09月10日 著者:リー・チャイルド
パーソナル(上) (講談社文庫)パーソナル(上) (講談社文庫)感想
シリーズ19作目。パリ? 大風呂敷の予感。
読了日:09月10日 著者:リー・チャイルド
木曜殺人クラブ (ハヤカワ・ミステリ(1971))木曜殺人クラブ (ハヤカワ・ミステリ(1971))感想
高級引退者用施設での推理ゲームとなると否応なしにカムデンを想起するが、カムデンはUS、こちらはUK、自ずと雰囲気も変わる。本書、処女作でありながら最速100万部売り上げだそうで、読書人口も高齢化かという気がする。本書にも登場人物表がしっかり添付されていて、高齢化対策なんでしょうね。中心登場人物エリザベスの前歴はどうなっているのだろう。とても気になった。
読了日:09月10日 著者:リチャード オスマン
毒草師 QED Another Story (講談社文庫)毒草師 QED Another Story (講談社文庫)感想
文庫版を見かけたので再読。QEDから独立の毒草師・御名形史紋。伊勢物語や在原業平の蘊蓄が興味深かった。ひとつ目の催奇形性のある毒草のことも。
読了日:09月07日 著者:高田 崇史
61時間(下) (講談社文庫)61時間(下) (講談社文庫)感想
なるほど、これでヴァージニアへ行かなければならなかったのか@最重要容疑者 もう水戸黄門的というか、もうちょっとがんばってという気がする。
読了日:09月05日 著者:リー・チャイルド
61時間(上) (講談社文庫)61時間(上) (講談社文庫)感想
シリーズ第14作。USのほぼ中央・サウスダコタ州。こんなに寒いところだとは知らなかった。尤も位置など知らなかったが。
読了日:09月05日 著者:リー・チャイルド
オルガニスト (新潮文庫)オルガニスト (新潮文庫)感想
山之口さんのことは『天平冥所図会』の著者として知っていたのだが、遅まきながら著者の原点が本書であったと知り読んでみた。第10回ファンタジーノベル大賞受賞作。私自身はマニアックに音楽を好んでいるとは言えないが、比較的バッハは好きだからこそ打ちのめされるような気がした。ファンタジーと言うよりS Fだと思うけど。オルガンを弾いてみたいと思わなくもなかったが、とんでもない夢だった。チェンバロの音色で簡単なインベンションを弾いてそれらしい気分になるのが関の山。
読了日:09月04日 著者:山之口 洋
最重要容疑者(下) (講談社文庫)最重要容疑者(下) (講談社文庫)感想
上下2冊分ページターナーであることを楽しむものなのだなぁと思う。あまり深く考え直してはダメ。そう思えればよい娯楽。
読了日:09月03日 著者:リー・チャイルド
最重要容疑者(上) (講談社文庫)最重要容疑者(上) (講談社文庫)感想
シリーズ17作目だそう。邦訳が順番を守っていないらしく。
読了日:09月03日 著者:リー・チャイルド
覇王の神殿 日本を造った男・蘇我馬子覇王の神殿 日本を造った男・蘇我馬子感想
伊東さんが古代と言うのが意外で読んでみた。蘇我氏とは言え馬子の時代。厩戸王子の造形が面白い。
読了日:09月02日 著者:伊東 潤
前夜(上) (講談社文庫)前夜(上) (講談社文庫)感想
『キリング・フロアー』を読んで楽しんだので、エピソード0の本書を再読。ここでは未だ軍隊に所属し、母も兄も存命。もちろん読んでいたことも忘れていたくらいなので内容は初めて読むよう。ページターナーであることは確か。
読了日:09月02日 著者:リー・チャイルド
新装版 キリング・フロアー 下 (講談社文庫)新装版 キリング・フロアー 下 (講談社文庫)感想
本書、USで1997年出版、邦訳も2000年、その後シリーズも邦訳もされ、映画にもなっているのに全く認識していなかったことに驚く。(トム・クルーズは好きではないが) USらしいスケールで面白かった。一昔どころかふた昔まえの作で、妙にこねくり回した主人公ではないのが気持ちいい。著者曰く〈身体に障害があるとか、アル中だとか、離婚歴があるとか、人生に疲れているとか、過去のトラウマから立ちなおろうとしているとか、そんな男にはしたくありませんでした〉しばらく追いかけそう。
読了日:09月01日 著者:リー・チャイルド
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