読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

2021年1月の読書記録

2021-02-01 | その他
読んだ本の数:12
読んだページ数:4308

戀童夢幻戀童夢幻感想
そういう風にも考えられるという点は必ずしも荒唐無稽と切ってしまうわけにもいかないが、せっかく筆力があるのだからもう少し“歴史”に近寄せてくれた方が読みやすいし、広範な読者を得られるのではないか。ま、大きなお世話なのだろうが。
読了日:01月30日 著者:木下 昌輝
頑張らない台所~60歳からはラクしておいしい頑張らない台所~60歳からはラクしておいしい感想
私も長く生きているつもりだが著者を初見。どこで勧められたんだったか、図書館の順番待ちでやっと入手。私にはそれほど目新しいことはなかったが、電子レンジ調理の嚆矢だったと知った。土井さんが一汁一菜でいいって言ってくださっているが、村上さんは一汁二菜を推奨。一汁三菜とか二十品目とかちょっと前までの“常識”が変わってきて面白い。
読了日:01月29日 著者:村上 祥子
ピーター卿の事件簿【新版】 (創元推理文庫)ピーター卿の事件簿【新版】 (創元推理文庫)感想
けっこう怪奇趣味のものが多いのに驚く。息子が生まれたが、当日の父親の行動としてはどうかな。従僕のバンターが好きなのでほとんど出てこないのが残念。巻末解説で、セイヤーズの略歴と作品リストが載っていて興味深い。
読了日:01月29日 著者:ドロシー・L・セイヤーズ
キンモクセイキンモクセイ感想
今野さんがインテリジェンスの世界を書かれているのに気づいて、意外に思ったので。インテリジェンスの世界はもっとシビアなのだろう。今野さんらしい甘さというか優しさが出てしまっているなとは思うが、言ってることはよくわかる。この本のようにメデタシで終わればよいが、さて、現実はどこまで行ったやら。
読了日:01月26日 著者:今野 敏
毒をもって毒を制す 薬剤師・毒島花織の名推理 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)毒をもって毒を制す 薬剤師・毒島花織の名推理 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
今回の発熱等は新型コロナのせいではなかったのだが、新型コロナのせいでよく似た症状の他の病気の的確な診断や治療も行いにくくなる、これは広い意味で医療崩壊なのだなぁとつくづく怖さを思った。
読了日:01月25日 著者:塔山 郁
大福三つ巴 宝来堂うまいもん番付 (講談社文庫)大福三つ巴 宝来堂うまいもん番付 (講談社文庫)感想
大福でこんな大仰に?と少々疑問だが、ま、めでたし、めでたし。またまたの新シリーズだが、続き書いてるの鯖猫だけじゃない?せめて濱次よろしく。
読了日:01月25日 著者:田牧 大和
明智光秀-織田政権の司令塔 (中公新書)明智光秀-織田政権の司令塔 (中公新書)感想
麒麟も終わろうとする中やっと読了。地元の大山崎町歴史資料館館長でもあられる著者、地元ならではの地理的な実感と細かい資料の読み込みで光秀のリアルを現時点でわかる範囲で詳細に描き尽くした。帯に信長の弱点を知り尽くした男とあるが、他の例えば秀吉と比べて特にそう言えるとも思わず、出版者の勇足と思いたい。
読了日:01月24日 著者:福島 克彦
源氏将軍断絶 なぜ頼朝の血は三代で途絶えたか (PHP新書)源氏将軍断絶 なぜ頼朝の血は三代で途絶えたか (PHP新書)感想
地名、人名になじみが薄く、実朝に至るまでに手こずったがやっとこさ読了。源氏将軍が三代で終わったのは北条氏の都合かと思っていたが、そうだったのかと目から鱗。さて、来年の大河は北条義時が主人公らしい。どうも影が薄い印象だけど、どう描かれるのか本書の理解も深められるものと期待。
読了日:01月12日 著者:坂井 孝一
葛飾北斎殺人事件 歴史探偵・月村弘平の事件簿 (実業之日本社文庫)葛飾北斎殺人事件 歴史探偵・月村弘平の事件簿 (実業之日本社文庫)感想
シリーズの6作目のようで、それを知らずにたまたま目についた北斎に引かれて読んだ。殺人事件の方はどうでもいいらしく(名探偵月村が勘で解決)、北斎と宇宙についての蘊蓄が面白かった。シリーズがどういう評価なのかは知らないが、他に手は出さないと思う。
読了日:01月12日 著者:風野 真知雄
七つの会議 (集英社文庫)七つの会議 (集英社文庫)感想
ずいぶん長く積読であったが。全ての会社がこうだとは思わないが、多かれ少なかれ全ての会社員が身につまされているのだろうな。半沢直樹のような一人の正義漢におっかぶせない分リアルなのだと思う。
読了日:01月04日 著者:池井戸 潤
フォックス家の殺人〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)フォックス家の殺人〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
ライツヴィルものは好きではないと大昔に一度読んだきりの本書だが新訳が越前さんで出たので。エラリィが登場するまで普通の小説で、どうやってエラリィを登場させるのかと心配になったほど。年をとっていちおう読めたが、これをクイーンが書くことに意味があったのか、このラストは誰かは真実に気づくだろうという疑問は残るなぁ。
読了日:01月03日 著者:エラリイ クイーン
人形はなぜ殺される 新装版 高木彬光コレクション (光文社文庫)人形はなぜ殺される 新装版 高木彬光コレクション (光文社文庫)感想
高木彬光さん、ご高名はかねてより、名探偵神津恭介、これもご高名はかねてより、という感じだが、たぶん成吉思汗くらいしか読んでいないと思う。カーの関連で新装版が出ている本書に目を止めた次第。怪奇趣味がどうも好みに合わなかったがいちおう読了。1955年作。戦後10年の雰囲気はなかなか得難い。
読了日:01月02日 著者:高木 彬光




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