読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

スヌーピーの50年 世界中が愛したコミック『ピーナッツ』

2010-10-29 | その他
スヌーピーの50年 世界中が愛したコミック『ピーナッツ』 (朝日文庫)
チャールズ・M・シェルツ,三川 基好,Charles M. Schulz
朝日新聞社
『1950年のデビュー作から、チャーリー・ブラウン、スヌーピー、ルーシー、ライナスなど楽しい仲間たちの初登場作品など、厳選した名作コミックと作者自身の解説で『ピーナッツ』の歴史をたどる。 』


今年はピ―ナッツ生誕60周年。
50年記念に出ていたのを知らなくて、今頃読みました。

シュルツさんの言葉でピーナッツの50年が語られます。

スヌーピーがコンタクトレンズをしているってご存知でした?
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先生、カエルが脱皮してその皮を食べています!

2010-10-26 | その他
先生、カエルが脱皮してその皮を食べています!
小林朋道
築地書館
『絶好調、“先生”シリーズ!

動物(含人間)たちの“えっ!” “へぇ~!?”がいっぱい

春の田んぼでホオジロがイタチを追いかけ、
顧問をつとめるヤギ部のヤギは夜な夜な柵越えジャンプで逃げ出し、
アカハライモリはシジミに指をはさまれる………。

日々起きる動物珍事件を人間動物行動学の“鋭い”視点で把握し、分析し、描き出す。 』


4冊目、これでとりあえず読了。

普通の人にとって、役に立つわけでも為になるわけでもないけれど、ほのぼの楽しい。

ヒトも動物のひとつなんだなって改めて思う。
ヒトはなぜこんなに突出してしまったのかなぁ。
突出した生物は滅びる宿命だけどね。



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風の陣【風雲篇】

2010-10-21 |  高橋克彦
風の陣【風雲篇】 (PHP文芸文庫)
高橋 克彦
PHP研究所
『黄金の眠る陸奥が政争の道具として朝廷に搾取されることを避けるため、近衛府員外中将として都に仕える蝦夷・道嶋嶋足と、その嶋足を陰に陽に支える策士・物部天鈴は、朝廷を取り巻く権力抗争に巧みに入り込み、知略を尽くして蝦夷のために戦ってきた。しかし、自らが担ぎ上げた怪僧・弓削道鏡が称徳女帝を誑かし、予想外にも法王として朝廷の頂点を極めることに。だが、神護景雲四年(七七〇)四月に女帝が篤い病に臥したことで、道鏡の悪運にも翳りが生じ始めた。これを好機と捉えた天鈴は、左大臣・藤原永手、右大臣・吉備真備らを巻き込み、道鏡に反旗を翻そうと画策するのだが…。一方、陸奥では、専横を極める陸奥守と蝦夷の関係が悪化し、一触即発の状態になっていた。蝦夷を人とも思わない朝廷の扱いに憤る若き伊治鮮麻呂ら蝦夷たち。道鏡の栄華が夢と消え、新たな勢力が台頭する時代の大きなうねりの中で活躍する蝦夷の勇姿を描く歴史ロマン第四弾。 』


文庫になったのでやっと読む。
前作【天命篇】から3年…忘れかけていて、しばし戸惑う。
相変わらずあらすじのようなストーリーの展開で、「火怨」に至る前書きに過ぎないという感じを強くする。
子ども時代の田村麻呂と阿弓流為も登場し、ほほえましい。

しかし、この時代、描く人によって大きく人物の評価が動くのが実に興味深い。


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交易 交代寄合伊那衆異聞

2010-10-17 |  佐伯泰英
交易 交代寄合伊那衆異聞 (講談社文庫)
佐伯 泰英
講談社
『わずか十六名といえど、心意気ではどこにも負けぬ―座光寺藤之助率いる帆船ヘダ号の陸戦隊員は、初めての外洋訓練で世界最強の大英帝国艦隊と対峙した。若き日の龍馬と出会い、唐人商人の積み荷を載せ、香港・上海行きを実現させた藤之助と玲奈。進むべき道を見出すことはできるのか…。 』


佐伯さんの小説に時代考証などというものを期待するのは野暮というもの…ではあるけれど、龍馬まで出して(龍馬に影響を与えたのは藤之助だったということになるのだろう)ちょっと引くなぁ。
まあ、明治になってからの藤之助の活動の行方は見えてきたけれど…。
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法隆寺への精神史

2010-10-12 | 歴史小説・歴史
法隆寺への精神史
井上 章一
弘文堂
『法隆寺は面白い説に事欠かない。ギリシャ神殿のエンタシス柱がユーラシア大陸をこえて斑鳩の地に伝播し法隆寺の丸柱になった、という古代へのロマン…。数ある法隆寺論の歴史的変化を追い、近代日本の夢の跡を復元する。 』


法隆寺の柱のエンタシスはギリシア起源かどうか、伽藍配置の意味について、近代の研究の流れを詳細に描く。
この詳細にというところがなんともめんどくさく、それを押して読み終わったところでなんらかの結論が得られるわけではない。
途中経過に過ぎないのである。
学会も時代の要請には弱いというつまんないことはよくわかるのだが。 

邪馬台国研究などもこのように俯瞰すれば面白いかもしれない。
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聖徳太子 七の暗号 「太子七か寺」はなぜ造られたのか

2010-10-11 | 歴史小説・歴史
聖徳太子 七の暗号 「太子七か寺」はなぜ造られたのか (光文社新書)
宮元健次
光文社
『日本初の憲法十七条の制定、遣隋師の派遣など、華々しい事績で満ちている聖徳太子は日本の歴史を代表する人物である。しかし、近年「聖徳太子はいなかった」という説が注目を集め、太子虚構説がささやかれている。本書では、『日本書紀』などの史料を駆使し、悩み苦しんだ一人の人間としての聖徳太子にスポットをあて、日本史に描かれなかったその実像に迫る。 』


"羊頭を掲げて"の題名でひるむが、"聖徳太子はいなかった"と世間で喧伝されていることへの憤懣が根本にある。
もう少し論を整理し、一本道にすれば読者に伝わるものは大きいのではないか。

物部守屋という人物への興味の方が大きくなるのはどうよ。


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江戸に学ぶ粋のこころ

2010-10-07 | その他
江戸に学ぶ粋のこころ
小山 觀翁
グラフ社
『「粋」とはなんぞや? 役者・御祝儀・俳諧・言葉あそび…。スレスレを行きながら、しかも本道をはずさない巧妙な生きざま。多彩な角度から江戸の「粋」の世界と、今に生かしたい知恵と感性を解き明かす。 』


歌舞伎公演のイヤホンガイド(もう長いことお世話になっていないが)の創始者小山觀翁さんが「粋」って何かを説いてくださるのだが…。
どうだろうねぇ、1929年生まれの方の「粋」は奈辺にあったかということがわかるってとこかなぁ。

写楽論に一家言お持ちなのにはちょっと驚いた。
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身をつくし 清四郎よろづ屋始末

2010-10-06 | 時代小説
身をつくし 清四郎よろづ屋始末
田牧 大和
講談社
『未練だな―元南町奉行所内与力筆頭・杜清四郎―根津権現近くで「よろず相談所」を開く清四郎は、自ら望んで、今こうしている、はずだった。「おふみの簪」「正直与兵衛」「お染観音」―次々と舞い込む事件を解くうちに明らかになる、その過去が、清四郎の秘密と苦悩を浮き彫りにしていく。気鋭の時代小説作家の渾身作。 』


田牧さんにはあざといという印象を与える作品もあるのだけれど、これはきわどく留まっていて、面白い。

どの作品もシリーズになる筋立てなのだけれど、新趣向の作品ばかりが出るけれど、いつからシリーズ化に取り掛かってもらえるのだろう。
間口を先に広げておくというのも一つのマーケティングかなとも思いつつ…。




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