毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「紹興・・・魯迅の故郷」 2013年10月8日(火) No.765

2013-10-08 19:24:08 | 中国事情
泊まったユースホステルからバスで3つ目のところに魯迅の旧宅があった。
しかし・・・・・・。

やはり人、人、人、で南昌駅よりちょっとマシぐらいの感触。
朝から財経大学大学院生の楼晨けつさんが私たちのために並んで、
入場チケットを買ってくれていた。
楼さんは、国慶節で紹興市付近の故郷に帰省していたのだった。
本当に、みんなの世話になりっぱなしのこの旅である。

魯迅旧宅をじっくり見ていたら、やたら部屋数が多く、
中にはお詣りの部屋、刺繍室や琴の演奏室などまである。
(魯迅はブルジョワだったのか!当時日本に留学したんだもの、そりゃそうだわな)
と少々見飽きて外に出たら、今まで見たのは魯迅の祖母の家だと指摘された。
魯迅の父は病気持ちで身代を持ち崩し、財産を失った。
魯迅の作品「故郷」は、家を手放さざるを得なくなるというストーリー展開だったが、
その家はたいへんな豪邸だったということがよおく分かった。

↓小説「故郷」の土台になった衝撃的出会いを描いた絵画。
左は世間知らずのお坊ちゃんの魯迅、右は世界が何たるかを魯迅に見せてくれた
農民の子供。


↓記念館の外に出て脇をふと見たら、高校の教科書で習った
「藤野先生」が像になっていた。


↓魯迅は畑で野菜を栽培していたのである。これはヒジョーに嬉しい。
(自分で畑仕事をしていたかどうかは分からないが・・・)



ところで、魯迅さんと周恩来さんはご先祖様が同じだった、つまり二人は親類だそうだ。
そう言えば、二人の顔は似ていなくもない。

↓魯迅


↓周恩来(16歳のころ)




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