非常に大切な公文書をすぐに破棄したり、なくしたりする
この国の役人や政治家は、国民を舐めているのでしょうか。
はい、その通りです。
「死んだ鼠」と海外から揶揄される日本国の民ですが、
日本政府も自国の民をそう思って蔑んでいるんでしょう。
「祝日明けにはもう全部忘れている鶏頭」と
自民党議員が私たち庶民をそう呼んだこと、覚えていますか。
安保法制を閣議決定→強行採決した一連の流れの中で、
私たちは鼻先で笑われたのです。
それでも、この酷い状態を立て直せるのは、
私たち「死んだ鼠」と「鶏頭」たちです。
今、世間を揺るがしている森友学園問題も、
きっと「週明けには忘れている」と政府、自民党は思っていることでしょうが、
これは、そこまで私たちがアホじゃないことを知らしめるチャンスです。
今回の籠池理事長の証人喚問で明らかになったこと、
今後、さらに明らかにしなければならないことを一つひとつ整理して、
『アッキード疑獄』の本質的意味を自分の頭で判断していきたいものです。
また明らかになったら、即、行動を起こしましょう。
下は、公文書の取り扱いにメスを入れなければならないという、
木村草太さんの至極もっともな指摘です。
こういう当然のことを実現させていくことで不正をただすのは、
決して不可能ではありませんよね。
考え、判断し、そして行動を。
報ステ 木村草太氏
「この事案の解明が進まないのは
政府側が記録は全て無いと言ってるからですよね。
だから篭池氏側の証言を崩す為に『嘘ばっかり言う人だ』と
人格攻撃をせざるを得なくて歯止めが掛からなくなってる状況があります。
仮に篭池氏が清廉潔白な人でないとしても、
やはり国家権力が総出で一市民の人格攻撃を行うのは常軌を逸している。
問い正すべきは売却価格を決めたり、
小学校の認可を出した官僚、政治の側だと思います」
「こういう観点から考えますと公文書の管理が非常に大事になります。
これまでも、公開すべきかと議論されてきましたが、
根本的には公文書を如何に残すか、
日頃からやってる事が非常に重要になる訳です。
やはりここまでの答弁を見ていても、
書類が無い、記憶が無いで済むのでは事実解明はされないので、
今回については適正に文書が残されていない事、
そのものの責任を問わなくてはいけないと思いますね」
「分からないのであれば、
分からなくした人の責任ですよと言うべきだと思います。
この点については理財局長の方は、契約締結の段階で、
交渉記録を破棄しました、とか
或は面談記録は残っていませんとか言っていて、
これではやはり証拠を隠滅したと言われてもやむを得ない訳です。
財務省の行政文書管理規則では、
事業の性質内容に応じた保存期間基準を定めましょうと、
文書毎にそういうふうにしましょうと言っているんですけれども」
「今回の土地取引では特約付きの定期借地契約を事前にやっていたとか、
或は買受権行使時に分割払いを認めた、
或は廃棄物処理費用を国の側で算定した事など、
非常に異例な点が多く、こういう問題が起きなくても
事後的な検証が為されうる事は容易に想定出来た筈で、
その記録が全く無いというのは非常に不自然ですし、
もしこれで良いという規則なのであれば、
規則を作った人の責任を問わなくてはいけないと思います。
これ規則制定権者は当然財務大臣でありますから、
この疑惑が解明されなかったとしたら財務大臣がキチンと責任を取る、
辞任する覚悟でこの事案を解明して欲しいと思いますね」
首都大木村草太氏は語る森友問題20170324houdoustation
http://www.dailymotion.com/video/x5g3eow
木村草太の憲法の新手 森友学園と文書管理 疑問残る交渉記録の破棄 沖縄タイムス 2017年3月5日http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/87087