アルゼンチンの選挙で新自由主義に反対し、米国からの独立を目指す勢力が勝利 櫻井ジャーナル 2019.10.30
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201910300001/
アルゼンチンで10月27日に行われた選挙の結果、新自由主義に反対する、つまりアメリカの巨大資本からの独立を目指すアルベルト・フェルナンデス[Alberto Fernández, 1959-]が勝利した。副大統領にはアメリカ支配層から攻撃され続けているクリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル[Cristina Fernandez de Kirchner, 1953-]が就任される予定だ。(引用注:アルゼンチンには「ムサシ」が無いらしい?)
現在、ラテン・アメリカでは再植民地化を目指すアメリカ巨大資本が攻勢をかけている。かつてアメリカから独立しようという勢力を引っ張っていたブラジルでは新自由主義に反対していた労働者党のルイス・シルバとジルマ・ルセフが潰された。ルセフはブラジル上院の議員たちによって大統領の職務を停止させられ、シルバは刑務所の中だ。
ルセフを失脚させて大統領に就任したミシェル・テメルはアメリカ巨大資本の手先として知られ、彼を含むクーデター派の中心グループは犯罪捜査の対象になっていた人物。そのテメルは今年3月に逮捕されたが、新自由主義の体制は維持されている。
インターネット・マガジンのインターセプトが公表した映像によると、新自由主義に基づく政策、つまり私有化や規制緩和によって富をアメリカやブラジルの富裕層や巨大資本へ集中させようという計画を進めなかったルセフをアメリカ支配層は懲罰するとテメルは語っている。
職務停止の決定が出る直前、ルセフ大統領はテメルだけでなくエドアルド・クニャ下院議長もクーデターの首謀者だと批判していた。クーニャ議長はスイスの秘密口座に数百万ドルを隠していることが発覚している。
また、今年1月から大統領を務めているジャイ・ボウソナル下院議員は軍事政権時代に拷問を行っていたカルロス・アルベルト・ブリリャンテ・ウストラを公然と褒め称えていた人物。軍事政権はアメリカ支配層が望む政策を推進するために樹立されたわけで、ボウソナルもアメリカ支配層の手先だ。
収監中のシルバにインタビューしたジャーナリストのぺぺ・エスコバルによると、シルバはブラジルをドル依存から離脱させるつもりだった。その考えを彼はアメリカ大統領だったバラク・オバマに伝えたところ、アメリカ側は激しく反応し、ブラジルの政府や主要企業に対するNSAの監視が厳しくなったという。
イラクのサダム・フセインにしろ、リビアのムアンマル・アル・カダフィにしろ、ドル体制からの自立を打ち出した政権は潰されている。
アメリカからの独立を掲げていたウーゴ・チャベスが大統領に就任した1999年から産油国のベネズエラも激しく攻撃されてきた。ネオコンなどはエネルギー資源を支配力の源泉と考え、そうした資源を産出する国を支配しようとしてきた。彼らが中東を軍事侵略している理由のひとつはそこにある。
チャベス政権を倒すため、アメリカのジョージ・W・ブッシュ政権は2002年にクーデターを試みたが、失敗している。そのクーデターで中心的な役割を果たした人物はイラン・コントラ事件に登場するエリオット・エイブラムズ、キューバ系アメリカ人で1986年から89年にかけてベネズエラ駐在大使を務めたオットー・ライヒ、そして国連大使だったジョン・ネグロポンテの3人。このクーデター計画を事前に知らされていたチャベス政権は潰されずにすんだ。情報を伝えたのはOPECの事務局長を務めていたアリ・ロドリゲスだ。
また、ウィキリークスが公表したアメリカの外交文書によると、2006年にもベネズエラではクーデターが計画されている。アメリカの支配システムに操られている機関を強化し、チャベスの政治的な拠点に潜入、チャベス派を分裂させ、それによってアメリカの重要なビジネスを保護してチャベスを国際的に孤立させるとされている。
チャベスは2013年3月に癌のため、58歳の若さで死亡。その際にアメリカは体制転覆を目論むが、それも失敗した。チャベスを引き継いだニコラス・マドゥロもアメリカの支配層から嫌われている。現在、反マドゥロ派の象徴として使われている人物はアメリカ政府から「暫定大統領」という称号を与えられたフアン・グアイドだ。
ブラジルがアメリカの巨大資本に奪われた後、2017年にはエクアドルでも新自由主義を推進するレニン・モレノ政権が登場し、リチウム資源で注目されているボリビアにもアメリカは揺さぶりをかけている。
それに対し、新自由主義が最初に導入されたチリ、金や石油を産出する資源国でクリントン家の利権にもなっているハイチなどでは新自由主義に反対する抗議活動が展開され、アルゼンチンではアメリカの巨大資本と戦ってきた勢力が大統領選挙で勝利した。腐敗しきっているブラジルやエクアドルの傀儡政権が安定しているとも言えない。
香港では新自由主義を求める反中国活動が続き、西側の有力メディアの支援を受け、「左翼」や「リベラル」といったタグをつけた少なからぬ人びともメディアに同調しているが、ラテン・アメリカの人びとは新自由主義に反対している。(引用注:日本人はテレビを見ている?)
有無を言わせず、日本人の「既得権益」を取り上げるのだ。家畜に「権益」はいらんだろ
私の良き友人、安倍首相、誕生日おめでとう。きょうで39歳です。安倍首相、誕生日おめでとう。とても特別な男だ トランプ + 臨時国会徹底追及対象の関電・かんぽ・FTA 植草一秀
https://blog.goo.ne.jp/beingtt/e/266430a06811c175b238b77065c3af53
憲法改正の本丸は緊急事態条項(戒厳令)なのです【フランスは10ヶ月の戒厳令でマクロンが新自由主義政策やりまくった】 ♪高校生のブログ♪柏発信 2019-10-30 13:24:38
https://blog.goo.ne.jp/j4goocast/e/aa0da18da1491356ce6c18f7ff1a483e
https://twitter.com/retopsnart/status/1180272079523864576
Transporter@retopsnart 5:02 PM - 4 Oct 2019
Replying to @masaru_kaneko
独裁者は緊急事態条項(=国家緊急権=全権委任法=戒厳令)が喉から手が出る程欲しい。。
https://twitter.com/t2PrW6hArJWQR5S/status/1188604392762568704
ゆきのちゃん@t2PrW6hArJWQR5S 4:52 PM - 27 Oct 2019
ゆきのちゃん Retweeted Transporter
結局さ、市場原理主義の行き着く先がナチズムなんだろうな。こんだけ国民を搾取して痛めつけたら、いつかは反抗されると分かっているからさ、先立って法律を変えてしまうわけだよ。80年代ネオリベが席巻したチリ、ブラジル、アルゼンチンとかでも、外資の傀儡政権が弾圧法や収容所を作ってたからね。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201910300001/
アルゼンチンで10月27日に行われた選挙の結果、新自由主義に反対する、つまりアメリカの巨大資本からの独立を目指すアルベルト・フェルナンデス[Alberto Fernández, 1959-]が勝利した。副大統領にはアメリカ支配層から攻撃され続けているクリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル[Cristina Fernandez de Kirchner, 1953-]が就任される予定だ。(引用注:アルゼンチンには「ムサシ」が無いらしい?)
現在、ラテン・アメリカでは再植民地化を目指すアメリカ巨大資本が攻勢をかけている。かつてアメリカから独立しようという勢力を引っ張っていたブラジルでは新自由主義に反対していた労働者党のルイス・シルバとジルマ・ルセフが潰された。ルセフはブラジル上院の議員たちによって大統領の職務を停止させられ、シルバは刑務所の中だ。
ルセフを失脚させて大統領に就任したミシェル・テメルはアメリカ巨大資本の手先として知られ、彼を含むクーデター派の中心グループは犯罪捜査の対象になっていた人物。そのテメルは今年3月に逮捕されたが、新自由主義の体制は維持されている。
インターネット・マガジンのインターセプトが公表した映像によると、新自由主義に基づく政策、つまり私有化や規制緩和によって富をアメリカやブラジルの富裕層や巨大資本へ集中させようという計画を進めなかったルセフをアメリカ支配層は懲罰するとテメルは語っている。
職務停止の決定が出る直前、ルセフ大統領はテメルだけでなくエドアルド・クニャ下院議長もクーデターの首謀者だと批判していた。クーニャ議長はスイスの秘密口座に数百万ドルを隠していることが発覚している。
また、今年1月から大統領を務めているジャイ・ボウソナル下院議員は軍事政権時代に拷問を行っていたカルロス・アルベルト・ブリリャンテ・ウストラを公然と褒め称えていた人物。軍事政権はアメリカ支配層が望む政策を推進するために樹立されたわけで、ボウソナルもアメリカ支配層の手先だ。
収監中のシルバにインタビューしたジャーナリストのぺぺ・エスコバルによると、シルバはブラジルをドル依存から離脱させるつもりだった。その考えを彼はアメリカ大統領だったバラク・オバマに伝えたところ、アメリカ側は激しく反応し、ブラジルの政府や主要企業に対するNSAの監視が厳しくなったという。
イラクのサダム・フセインにしろ、リビアのムアンマル・アル・カダフィにしろ、ドル体制からの自立を打ち出した政権は潰されている。
アメリカからの独立を掲げていたウーゴ・チャベスが大統領に就任した1999年から産油国のベネズエラも激しく攻撃されてきた。ネオコンなどはエネルギー資源を支配力の源泉と考え、そうした資源を産出する国を支配しようとしてきた。彼らが中東を軍事侵略している理由のひとつはそこにある。
チャベス政権を倒すため、アメリカのジョージ・W・ブッシュ政権は2002年にクーデターを試みたが、失敗している。そのクーデターで中心的な役割を果たした人物はイラン・コントラ事件に登場するエリオット・エイブラムズ、キューバ系アメリカ人で1986年から89年にかけてベネズエラ駐在大使を務めたオットー・ライヒ、そして国連大使だったジョン・ネグロポンテの3人。このクーデター計画を事前に知らされていたチャベス政権は潰されずにすんだ。情報を伝えたのはOPECの事務局長を務めていたアリ・ロドリゲスだ。
また、ウィキリークスが公表したアメリカの外交文書によると、2006年にもベネズエラではクーデターが計画されている。アメリカの支配システムに操られている機関を強化し、チャベスの政治的な拠点に潜入、チャベス派を分裂させ、それによってアメリカの重要なビジネスを保護してチャベスを国際的に孤立させるとされている。
チャベスは2013年3月に癌のため、58歳の若さで死亡。その際にアメリカは体制転覆を目論むが、それも失敗した。チャベスを引き継いだニコラス・マドゥロもアメリカの支配層から嫌われている。現在、反マドゥロ派の象徴として使われている人物はアメリカ政府から「暫定大統領」という称号を与えられたフアン・グアイドだ。
ブラジルがアメリカの巨大資本に奪われた後、2017年にはエクアドルでも新自由主義を推進するレニン・モレノ政権が登場し、リチウム資源で注目されているボリビアにもアメリカは揺さぶりをかけている。
それに対し、新自由主義が最初に導入されたチリ、金や石油を産出する資源国でクリントン家の利権にもなっているハイチなどでは新自由主義に反対する抗議活動が展開され、アルゼンチンではアメリカの巨大資本と戦ってきた勢力が大統領選挙で勝利した。腐敗しきっているブラジルやエクアドルの傀儡政権が安定しているとも言えない。
香港では新自由主義を求める反中国活動が続き、西側の有力メディアの支援を受け、「左翼」や「リベラル」といったタグをつけた少なからぬ人びともメディアに同調しているが、ラテン・アメリカの人びとは新自由主義に反対している。(引用注:日本人はテレビを見ている?)
有無を言わせず、日本人の「既得権益」を取り上げるのだ。家畜に「権益」はいらんだろ
私の良き友人、安倍首相、誕生日おめでとう。きょうで39歳です。安倍首相、誕生日おめでとう。とても特別な男だ トランプ + 臨時国会徹底追及対象の関電・かんぽ・FTA 植草一秀
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憲法改正の本丸は緊急事態条項(戒厳令)なのです【フランスは10ヶ月の戒厳令でマクロンが新自由主義政策やりまくった】 ♪高校生のブログ♪柏発信 2019-10-30 13:24:38
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Transporter@retopsnart 5:02 PM - 4 Oct 2019
Replying to @masaru_kaneko
独裁者は緊急事態条項(=国家緊急権=全権委任法=戒厳令)が喉から手が出る程欲しい。。
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ゆきのちゃん@t2PrW6hArJWQR5S 4:52 PM - 27 Oct 2019
ゆきのちゃん Retweeted Transporter
結局さ、市場原理主義の行き着く先がナチズムなんだろうな。こんだけ国民を搾取して痛めつけたら、いつかは反抗されると分かっているからさ、先立って法律を変えてしまうわけだよ。80年代ネオリベが席巻したチリ、ブラジル、アルゼンチンとかでも、外資の傀儡政権が弾圧法や収容所を作ってたからね。