司馬遼太郎の洞察の凄さに今更ながら敬服だ・・・

2022-01-26 18:10:31 | 日記
コロナ感染防止収束見通しの無さ、経済情勢の低迷衰退、原発代替エネルギーの開発遅滞、沖縄の基地移設の難航、東日本大震災後の復興遅延、加えて外交面では韓国とのギクシャク関係、北方領土帰属交渉の不透明感や南北朝鮮及び米朝会談の途絶、米国社会の分断、米中の貿易戦争、NATO対ロシアのウクライナを取り巻くきなくさい情勢さらに英国の混迷等々すべて政治情勢と内外経済の先行き不安・不透明感が暗雲の如く日本列島を覆っている。この不確実な時代に思考の拠り所として司馬遼太郎『この国のかたち』と『司馬遼太郎が語る日本』を再読した。◆『近頃、頼りなさそうな、かげろうのような青年が増えてきたような気がします。はたして立派な市民として将来やっていけるのだろうか。日本全体の電圧が低下してるのでしょうか』(1993年)◆『すぐれた人間というのは、金儲けができる人ではありません。よく働くことも結構ですが、そういうことでもない。やはり魂のきれいな人ですね』(1994年)◆『日本の経済力はだんだん衰えていきます。これからは親切が必要ですね。日本は人に親切にする国なんだということ以外に生きていく道はないと最近よく考えます』(1995年)など、今から27~28年前の語録を読む。さらには教育の充実化も予見、司馬遼太郎氏の洞察の凄さに今更ながら敬服だ。きょうの楽しかったことは、○「半藤一利 歴史とともに生きる」(別冊太陽)書店平積みで見つけ買ったこと、○DVD「手塚治虫の旧約聖書物語④」(モーセの誕生など)観ながら楽しく学んだこと、○家人特製麻婆豆腐うまかったことだ。(9,490歩)