延命治療は行なわず、自然にゆだねる

2018-02-28 18:19:55 | 日記
日本における「安楽死」と「尊厳死」の状況は以下の通り。まず「安楽死」(積極的安楽死)とは、助かる見込みのない死期の迫った患者を苦痛から解放するため、薬物などを投与して死を選択すること、日本では法的に認められていない。一方の「尊厳死」(消極的安楽死)とは、患者自身の意思によって延命治療を中止すること、これもまだ法制化されていない。これまで「安楽死」に加担した医師が刑事罰(殺人罪)を受けたケースが実際にある。海外の「安楽死」は欧州のスイス、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ、そしてアメリカのカリフォルニア州などで認められて、実施にあたっては各国(州)がそれぞれ厳格な基準を作っている。「尊厳死」については近年、韓国や台湾で法制化され、日本は二歩も三歩も遅れている、政治家の怠慢にほかならない。さて、小生の意見として「安楽死は選択肢の一つ」として持っておきたいし、逝き方を選ぶ権利としても持っておきたい。つまり、自由でありたい。『延命治療は行なわず、自然にゆだねる』。ただ苦痛なくして人間らしく終わりたい、これが本音だ。きょうの楽しかったことは、○断捨離入門講座のビデオ研修を受講したこと、○水月公園梅林巡りのウォーキング、春の膨らみを感じたこと、○大阪最古のうどん店「吾妻」の名物ささめうどん、ウマかったことだ。(11,650歩)


「人の心は一筋縄ではいがねのす」の所以

2018-02-27 19:48:50 | 日記
芥川賞受賞作品「おらおらでひとりいぐも」(若竹千佐子著)を一挙に読了、興味深い箇所がたくさんあったが特に次のフレーズには感銘した。「人の心は一筋縄ではいがねのす。人の心には何層にもわたる層がある。生まれたでのあかんぼの目で見えている原基おらの層と、後から生きんがために採用したあれこれのおらの層、教えてもらったどいうか、教え込まされたどいうか、こうせねばなんね、ああでねばわがねという常識だのなんだのかんだの、自分で選んだと見せかけて選ばされてしまった世知だのが付与堆積して、分厚く重なった層があるわけで、つまりは地球にあるプレートどいうものはおらの心にもあるのでがすな。おらしみじみ思うども、何事も単品では存在しね。必ず類似模倣するものがあるわけで、地球とおらも壮大な相似形を為すのでがす。」だ。十一面観音菩薩が彫られているように、一人の中に多面的重層的な何人もの自分が随時随処に存在し表出すると思われ、一筋縄ではいかない所以だ。きょうの楽しかったことは、○芥川賞受賞作品二作とも読了したこと、○映画(DVD)「ティファニーで朝食を」再鑑賞できたこと、○夕食は鉄板焼き、美味しかったことだ。(11,660歩)

トップ・アスリートの輝きは“笑顔と喜びと感謝”から

2018-02-26 19:34:18 | 日記
『人間が食べることと生き抜くことのために種の保存のためだけに行動する生きものでしかなかったら、この地球上に、これほど長く、生き続けることはできなかっただろう。人間は“ものを思う”ことを知り、“ものを思う”生きものとして数千年を生き続けているのである。“ものを思う”ことは、ものを発想し、ものを創造することにつながっていった。どうやらその“もの”への進化の過程の途中に、私たちは文字を獲得したようである。』(「文字に美はありや」伊集院静氏)昔から「文は人なり、書は人なり」 或いは「字は体を表す」と言われて、履歴書作成や論文試験でも出来るかぎり丁寧で綺麗な文字で内容も推敲を重ねて書いているはず。その他にも「性格は顔にでる」「生活は体型にでる」「本音は仕草にでる」「感情は声にでる」「センスは服にでる」「美意識は爪にでる」「清潔感は髪にでる」「落ち着きのなさは足にでる」などと言われてもいる。つまり、普段のようすが知らず知らずのうちに他人に印象づけていることに気づくことも人間関係ではとても大切と思われる。平昌オリンピック・メダリストの記者会見セレモニーは選手たちの輝きを引き出せていない。トップ・アスリートの輝きは、“笑顔と喜びと感謝”のともなった弾む声の表出だ。その中に彼らのメダル獲得までの熱い心のメッセージが自然に観ている側に響き喜びを倍増させるのにと思った。きょうの楽しかったことは、○ボディケアとボイストレーニング、いつも通りに行なったこと、○芥川賞受賞作品「百年泥」を読了したこと、○昼食は出前寿司で家人の奢り、ウマかったことだ。(11,840歩)

積み重ねられた知恵と新説について

2018-02-25 22:07:40 | 日記
『医学は、長い時間のなかで積み重ねてきた実績によってなりたっている。例えば血圧が140を超えてくれば高血圧と診断され、薬を飲むことをすすめられることがある。これは適当に言っているわけではない。何十年もかけて、何万人もの世界中のデータを分析して導き出された数値なのだ。朝・昼・晩と一日三度の食事をとる。睡眠は七時間とって、朝は早起きをする。望ましいとされるそんな生活習慣もまた適当に言っているわけではない。一日の栄養は分けてとったほうがいい。規則正しい生活をすることが健康につながる。(中略)真新しい説や考え方というのは、一見すると魅力的にも感じるもの。でもそれらに踊らされてはいけない。風邪をひいて熱がでたら、ゆっくりと寝て体を休めること。朝は早起きしてラジオ体操などをすること。食事はよく噛んで食べること。寝る前には食べないこと。これらは迷信でも何でもない。これこそが医学が出してきた答えであり、先人たちが培ってくれた知恵なのだ。医学というのは難しいものではなく、実は先人が教えてくれる知恵でもある。』(杏林大名誉教授:石川恭三氏)きょうの出来事としては、○平昌オリンピック閉幕式の日(最終日)であること、○アマチュア落語家発表会寄席に行ったこと、○黒豚サラダそばランチ、ウマかったことだ。(10,530歩)

高木姉とカーリング女子のメダル獲得!

2018-02-24 15:27:32 | 日記
暇さえあれば、映画(DVD)鑑賞の日々を過ごしている。今日は『マザーテレサからの手紙』(米2014年 ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサ。彼女が残した“手紙”から軌跡をたどる彼女の真実の想いを描いた実話ドラマ)。ノーベル平和賞授賞式(1979年)でのメッセージはアッシジの聖フランチェスカの「平和の祈り」(憎しみのあるところに愛を 罪のあるところに赦しを 争いのあるところに一致を 誤りのあるところに真理を 疑いのあるところに信仰を 絶望のあるところに希望を 闇のあるところに光を 悲しみのあるところには喜びを…)だった。そしてもう一つ、彼女の名言として有名なものに、「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。」言葉より行動を重んじて生きた彼女の生涯にあらためて感動した。きょうの素晴らしかったことは、○マススタートの高木姉(金メダル)&カーリング女子の銅メダル獲得と快挙が続いたこと、○いけだ落語うぃーく(4/16~22)通し券を入手できたこと、○ランチは池田駅前サンドイッチ、ウマかったことだ。(15,730歩)