咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

NHKスペシャル「STAP細胞不正の深層」・・・

2014-07-28 20:02:45 | 報道・ニュース
 
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 27日(日)夜9時から放送されたNHKスペシャル、食い入るように見入った。
 STAP細胞は・・・本当に存在するのか。
 小保方晴子氏は・・・本当に作製したのか。
 今年の1月末、科学雑誌ネイチャーに2本の論文が掲載されて、センセーショナル記者会見が行われ世界の科学者に衝撃を与えた。
 一躍、時の人となった小保方晴子氏をはじめとする共同研究者たち。
 そして、理研の名声も一気に高まることとなった。

 ところが、その後、論文に掲載されている画像をはじめとして、記述内容などにも不自然な点があると指摘する科学者などが表れた。
 また、論文に記載された手法に基づいてSTAP細胞の再現実験が行われてきたが、外国でも我が国でも、いずれの研究所でも再現することができなかった。

 世紀の大発見と思われたSTAP細胞、数ヶ月もしないうちに論文に捏造箇所があると決めつけられるようになってきた。
 STAP細胞の作製を裏付けるデータ、実験過程を指し示すノートの不備などが次々と明るみに出てきた。

 理研の調査委員会も検証をはじめたところ、画像などの捏造を認定した。
 一方、小保方晴子氏は、その認定に対して徹底抗戦の構えにある。

 そのような折り、「今月2日、英科学誌ネイチャーは、新型万能細胞の作製に成功したとして世界的な注目を集めたSTAP細胞の論文を取り下げたと発表」との報道があった。
 昨夜のNHKスペシャルでは、これらの不正論文がいかようにして世に出されたのか、なぜ理研はその不正を防止できなかったのか・・・。
 この番組では、膨大な資料と数えきれない研究者や関係者にインタビューをしており、これらの一連の問題に鋭くメスを入れていた。

 また、この番組では触れられていないが、小保方晴子氏の博士論文に関しても、このSTAP細胞論文と同様な不正箇所、不正画像などが散見しているとか。
 早稲田大学では、一連の不正を認めながらも「博士号」取り消しのルール違反には該当しないと幕引きを行った。
 同大学のメンツをつぶさないよう、暗部にフタをするような隠ぺい工作とも取れる話である。
 理研と同様な隠ぺい体質と思われる。
 そのため、大学の取り扱いに教授有志が、疑義を指摘している。

 ところで、傍観者である当方らでも、STAP細胞論文に関しての不自然さ、論文不正に対する明確な回答もない点に疑問を抱いていた。
 今回の番組は、その点とてもいい内容であった。(咲・夫)


(出典:NHK 公式HP 抜粋)

[追 記]~NHKスペシャルより~
 今月2日、英科学誌ネイチャーは、新型万能細胞の作製に成功したとして世界的な注目を集めたSTAP細胞の論文を取り下げたと発表。研究成果は白紙に戻った。日本を代表する研究機関である理化学研究所で起きた史上空前と言われる論文の捏造。改革委員会は、熾烈な研究費獲得競争の中で、理研が“スター科学者”を早急に生み出すために論文をほとんどチェックせずに世に送り出した実態や、問題が発覚した後も幕引きを図ろうとする理研の隠蔽体質を断罪。
 STAP細胞の存在そのものが“捏造”された可能性について、更に検証を進めるべきだと提言した。しかし執筆者の小保方晴子研究ユニットリーダーは徹底抗戦。真相は何か、背景に何があるのか、全容の解明には至っていない。
 番組では、独自に入手した資料を専門家と共に分析。関係者への徹底取材を通して論文の不正の実態に迫る。更に、多くの疑義が指摘された論文がなぜ世に出されることになったのか、その背景を探っていく。
(出典:NHK 公式HP 抜粋)

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4 コメント

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はじめまして (巻町)
2014-07-28 09:16:59
はじめまして、巻町というものです。

私もこの番組を見ました。

この番組で一番問題だったのが、「小保方氏が若山研究室から特殊な遺伝子が組み込まれたES細胞を窃盗した」ことが報道されたことですね。これについては実は一ヶ月以上前から理研関係者やその知り合いでは周知の事実だったのですが、ようやく報道されました。

これは完全な窃盗罪です。
若山氏の研究室ではアクロシンGFPと呼ばれる遺伝子を組み込んだES細胞を作成していましたが、小保方氏の研究室から箱に入れられたその細胞の大量のサンプルが見つかったそうです。そして、小保方氏がSTAP細胞と称している細胞にはアクロシンGFPという特殊な遺伝子(精子で発言している遺伝子)が組み込まれていたことが理研上級研究員遠藤高帆氏の解析によって明らかになりました。STAP細胞研究にはアクロシンGFPはまったく必要がない遺伝子です。

若山氏とその細胞を作製した研究者は小保方氏に譲渡した記憶は一切ないそうです。通常、研究室にあるもの全ての所持権利は研究室の最高責任者にあり、所属研究員が他の研究室に移籍する場合、実験ノートやサンプル、実験機器の持ち出しは厳禁です。

つまり、ここからが重要なのですが、小保方氏がSTAP細胞と称して若山氏に渡したものは、若山氏が渡したマウスからは作成できないことはすでに証明されていますが、、、


小保方氏は若山研究室から窃盗したES細胞をSTAP細胞と詐称していた可能性が出てきました。


小保方氏の窃盗行為は研究者としてあるまじき行為であるばかりか、人としてもあるまじき行為ですし、それを悪用して社会的成果をあげようとしたわけですから、STAP事件は刑事罪に問われる案件となりました。

長々とコメントをして申し訳ありませんでした。
返信する
なるほど・・・ (咲とその夫)
2014-07-28 11:00:04
 コメントありがとうございます。
 昨夜のNスペは、素人の我が家でも実に分かりやすい内容になっておりました。

 ご指摘の「アクロシンGFP」のサンプルの話も具体的に報道されたのは・・この番組が最初でしょう。
 初めて知る事実でした。

 博士号論文といい、STAP論文といい、手法が全く変わっていません。
 コピペの世界で、日本の科学者の権威を貶めるものです。

 まことに適切なコメント、ありがとうございました。
返信する
Unknown (satochin)
2014-07-28 20:33:36
今晩は!
ポチ行脚中です。
偶然ですね、satochinも見ていました。

小保方さんが・・・
NHKの記者に追っかけられて怪我をしたと
ネットで取り上げられていたのでその関係かなと
思っていました。

個々の感想はいろいろありますが・・・
なんで今更と言う感じで見ていました。
各局のモーニングテレビでやっていたネタを
まとめただけですよね。

小保方さんをはじめ今一生懸命実験に取り組んで
いるのですから静観するべき時期と思っています。
なんか意図があるようで嫌な番組でしたね。
返信する
残念ながら (咲とその夫)
2014-07-28 21:30:01
 こんばんは、いつもコメントありがとうございます。

 より、真実を解明しようとする番組と思っています。

 小保方さん擁護派からすると、偏った番組に思われるでしょう。
 しかし、STAP論文で使われた画像、電気泳動の画像など、取り違えたとのこと。
 ならば、本当の画像を即座に入れ替えて出すべきであるが、ないものは出せないということでしょう。

 科学的に証明できないものには、真実がないということと思います。
 今までの経過からすると100%STAP細胞は存在しないと思います。

 いずれ判明することでしょう。
 
 今週もよろしくお願いします。
返信する

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