皆さん、こんにちは( *´艸`)
今日も朝から暑いですね・・・
熱中症には、十分お気を付けくださいね
さて
本日のアートサロンでは、髙橋雅史先生による
「マスキング(白抜き)のテクニック」が行われております。
定員24名、満席です!!
講師の髙橋先生。
こちらが、本日の先生の参考作品です。
抜きのテクニックを効果的に使った作品です。
まずは、
マスケットインク(生ゴム)の調合
(割合、混ぜるものは、ここではマル秘です)をします。
それを水筆ペンに入れ、
紙に適当に描きます。
乾いたら、水彩絵具を塗って、
それも乾いたら、指で軽くこすって剥がします。
これが、今日のマスキングの方法です。
マスケットインクの分量が多い場合、乾きにくく、剥がしにくかったり
薄いと紙にひっついたりします。
ドライヤーで乾かす時は、温風で乾かすと、
ゴムが溶けて紙にくっつくことがあるので
必ず冷風でするなど、熱を加えないことが重要です
マスキングの実験の次は、
水彩絵具における「有機顔料」 「無機顔料」
それぞれの色の特性などの講義を挟み、
色を塗り比べ違いを認識することをしました。
いよいよ作品制作。
今日は、この夜の明かりのともった建物の写真を描いていきます。
下描きです。
写真の白黒写真を裏返し、粉を全面に広げ、
また裏返して トレーシングしていきます。
線が潰れてしまうので、しっかり描きたいときは、不向きですが
早く描きたい時には、最適です。
下描きができたら、
いよいよ第一マスキングです
建物の明かりの部分で白く抜きたいところに
先程の、水筆ペンで マスキングイングオイルを調合したものをのせていきます。
ここで、少し裏技(!?)
マスケットインクが固まって筆の毛がくっついてくるので、
あらかじめ、筆の根元に少しだけ石鹸水を希釈したものを
染み込ませておくのも手です。
(石鹸水の濃度が濃すぎると、マスケットインクが水彩紙の中まで
浸透してしまい、乾燥後のマスケットインクを剥がす際に紙が破けてしまいます。)
お昼休憩を挟み、いよいよ着彩。
午後の一番は、黒い部分に青をのせていきます。
本日の、もう一つの重要な点は・・・
先程の講義にもあったように・・・
有機顔料(赤・青・緑・ムラサキ・黄色)をのせ
上に無機顔料をのせていく効果を上手く使う
ということがあります。
(この時に、先に水を塗ってから、絵の具をのせた方が、
画面が絵具が安定しやすいです。)
とても絵画的な、深みのある色合いになってきました
そしてっ!!!!
絵具が乾いたら、マスキングを消しゴムや指などで剥がしていきます
剥がし終わったら
建物の明かりの部分には
オレンジのグラデーションで・・・
下の方は、薄く水で塗り広げておきます。
「この段階は、このくらい大雑把な感じで大丈夫です」と先生。
ここまで出来たら、ドライヤーで乾かしていきます。
絵具が乾いたら、第二層目のマスキングをしていきます
今の色を抜きたいところにマスキングします。
例えば・・・・薄く明るいところなど・・・
同時に、濃い部分の着彩を進めていきます。
「赤・青・黄色をバランスよく混ぜれば黒が作れます。」
細かいところを仕上げていきます
様々な、技法を用いた小作品制作、ご参加頂いた方からは
「難しかったけど、自宅で、また復習をして自分のものにしよう!」
という声も聞かれました。
様々な、テクニックを学び、絵画制作に役立てることができる
「日曜アートセミナー」
今後のスケジュールも是非、ご確認の上、お申し込みお待ちしております。
http://www.craypas.com/artsalon/pdf/2014kaki.pdf
ご参加下さった皆さま、お疲れさまでした☆
(歌姫)