SAKURA Artsalon Osaka

株式会社サクラクレパスが運営する絵画教室です。

日曜画材研究 新 濃淡をつくる

2014年07月21日 | 一日教室

皆さま、こんにちは( *´艸`)

3連休最終日の月曜日、本日も、皆さん元気に通って頂いております。

さて、本日は、昨日行われました、

「日曜画材研究 新濃淡をつくる」の様子を

ご紹介させていただきます☆

日曜画材研究は、色や技法について深く掘り下げ

絵画制作に役立てていただける知識や技術を身に付けていただこうという講座です。

開講より3年目になりますが、毎回、キャンセル待ちが出るなど、

大人気の講座です。

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本日も、定員10名様満席です。

画材研究を担当して下さるのは、渡辺聡先生。

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丁寧で親切な指導が、人気の秘密です( *´艸`)

本日は、色の濃淡についての講義です。

まずは筆の使い方、絵の具の濃度についてお話がありました。

絵の具の濃度は、パレットの白が透けて見える程度

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まずは、山のある草原の景色の写真をみて、制作していきます。

先に描いていく(空以外)部分に水を塗ります。

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通常、水彩画は、薄いところ部分から、濃いのをのせていく描き方ですが

今回は、スケッチなどで早く仕上げていくときのやり方で

濃淡を作っていくやり方を学びます。

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最初は黄色を塗って行きます。

筆の使い方ですが、

最初は、筆を立てた状態塗り、

下にいくにつれ、筆をねかした状態で

軽く押し当てるような感じで塗ります。

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このような筆の使い方で 濃淡を作っていきます。

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次に緑色を同じように、上からのせていきます。

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最初に塗った黄色は、紙の中に入り込んでいくので、

上から色を重ねても混ざったりする心配はないので、

上から重ねて塗っていっても大丈夫です。

少し乾き待ちです。

その間に、今度は「にじみ」を利用した濃淡の技法をやってみましょう。

モチーフ写真は、なすびです。

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あらかじめ紙に水に浸して、にじみ止めを取りのぞいた状態にした紙を使います。

この技法を、「ウエット イン ウエット」といいます。

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にじみ止めを取り除いた状態にすると・・・

紙の中まで、絵の具の顔料が浸透するのできめ細かいにじみができますが

同時に、彩度が下がる、ということも言えます。

「皆さん、きっと経験があると思いますが、

濡れた状態の紙は、光を反射しているので

乾いた後の色と、感じ方が変わってきます。」

という先生のお言葉に、大きくうなずかれていました。

乾いた後の色の具合をみて、調整していきましょう。

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「うまく

濃淡が出来ている部分はのこして、

一緒くたになってしまっている部分に、

濃い色をのせたりして、濃淡を作っていきましょう。

色あそびのような感覚でやってみましょう。」

と、渡辺先生。

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皆さん、とてもいい感じに「にじみ」を利用して描かれていました。

先ほどの草原のほうに戻ります。

黄色と緑が乾いたら、今度は、細かいところの色をのせていきます。

濃い色をのせて、自分で濃淡を作っていくやり方です。

・濃い色をのせたところの上半分ぐらいのところを筆で拭き取り伸ばしていく

・塗っていこうとする部分の半分から3分の1を塗る

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細かく濃淡をつけていきます。

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先生もおひとりずつまわられて、ご指導下さいます。

デモンストレーションを交えながら、とても質問しやすい雰囲気です

皆さん、どんどん、疑問に思われていることを尋ねられています

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残りの時間で、他のモチーフ写真も描いていきます。

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皆さん、濃淡について理解を深められていました

絵画制作の基礎を学べる「日曜画材研究」 スケジュールはこちらからご確認ください。

http://www.craypas.com/artsalon/pdf/sundaywatanabe2014.pdf

講師 渡辺聡先生の・・・ 

「ライブペイント」開催決定いたしました!!!

詳細は、こちらから・・・?

http://www.craypas.com/artsalon/pdf/2014watanabe.pdf

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(イラスト・まりも)

開催日は、8月12日(火曜日)

是非、この機会に、渡辺先生の制作風景をご覧になり、

ご自身の制作の参考にしてください☆

お申し込みは、随時受付しております( *´艸`)

                        (歌姫)