SAKURA Artsalon Osaka

株式会社サクラクレパスが運営する絵画教室です。

日曜画材研究 濃淡をつくるⅠ

2013年06月16日 | ブログ

皆さん、こんにちは。

今日は、雨も上がりいいお天気になりました!!

本日、アートサロンは、渡辺聡先生による

「日曜画材研究 濃淡をつくる Ⅰ」が行われています。

作品を制作するにおいて、基礎的な知識を一から学べる!とあって、

毎回、キャンセル待ちが出るほど、大人気の講座です。

本日は、オレンジ、緑、ムラサキなど、色をつくることを学ぶ講座とは、違い

「濃淡をつくる」ということについて、勉強します。

では、教室を覗いてみましょう・・・

まずは、濃淡の講義から・・・

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左側(上)、濃いところから

右側(下)、薄いところへ筆を運びます・・・

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最初は、単色で練習・・・小さな2枚の紙に、

濃淡をつくる練習をしていきます。

先生の実演講義です。

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描き始めの絵具の濃度は、パレットの上で絵の具をのばしてみて、

スッと戻らないくらいの濃度・・・とろみが付いた感じ・・・と。

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以前、渡辺先生は、

「お料理でいう、片栗粉で少しとろみをつけた感じ。。。」とおっしゃってました。

筆に含ませる水の分量と絵の具の分量を考えながら

パレットに色を作っていきます。

最初、絵具を

紙の3分の1まで塗っていきます。

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この時のポイントとしては、筆を押し付けすぎないこと。

筆先の5mmぐらいのとこで、描くようにします。

一度筆を軽くふきとります。

続いて、今描いたところの、半分くらいのところから続いて描いていきます。

この時は、筆のお腹が当たるくらい・・・

さっきより、筆を押し付け気味で描きます。

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紙の3分の2まできたら、一度筆を軽く水に付け、ふき取ります。

続いて、先ほどのまた、半分くらいのところから、

最後まで描いていきます。

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塗りたてより、乾いた後の方が、濃淡がはっきりしてきます。

濃淡を上手く使えるようになるコツとしては、

筆に含ませる水の分量と、ふき取る分量の感覚を掴むこと

と渡辺先生。・・・なるほど。

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「難しい・・・」

「あ~失敗した~!濃淡が出てない・・・」

と皆さん、苦戦されている様子でした。

そこで、渡辺先生、皆さんが、よくやってしまいがちなことと、

それに対する対策、コツをまとめて、下さいました。

☆前に塗った部分が 乾いている

→手早く塗る

☆塗り始めが薄い

→直し絵具を足す

☆筆圧のコントロール

→最初弱く・・・後強く

☆筆に含ませる、水、絵の具の分量

→練習あるのみ(笑)

おひとりづつ、気を付けるポイントや、上手くいかない原因を見つけて

具体的に、丁寧にご指導くださいます。

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練習の後は、

濃淡の色見本を作っていきます。

次は、単色だけでなく、「混色」でも濃淡を作っていきます。

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濃淡だけでなく、色合いも考えないといけないので、難しくなりますが、

習得すれば、作品を制作するのに、とても、役立ちそうですね!

午後からは、小作品を描いていきます。

山の中の滝、お花、葡萄、の写真、3点の中から、選び、描いていきます。

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皆さん、濃淡と、色をつくることの両方を考えながら・・・

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とても熱心に・・・作品を仕上げていらっしゃいました。

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雑巾も絵の具で染まっています・・・

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素敵な小作品が仕上がりました!!

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実践に役立つ、日曜画材研究。

大好評につき、次回6月30日の

「透明水彩 ウェット オン ウェット」は、キャンセル待ちの状態になっております。

大変、ご迷惑をお掛け致しますが、ご理解のほど、よろしくお願い致します。

                      (歌姫)