新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

家庭でもTriage:需要を減らすのも重要だが、供給も増やす必要がある

2012-04-07 18:34:01 | 医療

さて、もう一つだけ。

 

 総務省消防庁は7日、高齢化の進展などで救急医療への要請が強まる中、重症患者を医療機関に速やかに搬送できるよう、家庭で緊急搬送の必要があるかを判断する基準を設ける方針を決めた。大規模な事故現場などで治療の優先順位を判定する「トリアージ(緊急度判定)」の手法を家庭にも取り入れ、救命率の向上に役立てる。同庁の検討会が策定した暫定的な基準について実証実験を行い、2013年度から各家庭や消防本部で活用できるようにする。
 同庁のまとめでは、11年の救急出動件数は約570万件と過去最多を記録。これに対し、搬送に当たる職員や救急車の数などには限りがあるため、症状に適した対応を取らないと、緊急性が高い重症患者の搬送に影響が出る恐れがある。

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救急隊だけでなく、医療機関にも限界があります。

 

もちろん、コンビニ受診を控えるというのは大事です。かゆかったので…という理由で夜中の2時に大学病院を受診した方もいましたが、それをされると重症の患者さんを引き受けることはできません。

 

しかし、実際のところ医療の需要と供給がアンバランスなため起きていることです。Triageを行って、不必要な需要が生じることは避ける必要がありますが、供給能力も高める必要があると思います。

 

皆さんはいかが思われますか?

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

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