新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

僕のスタンス:「医療」「教育」「社会福祉」の改革を!

2009-04-12 20:39:57 | 報道関係の方々への期待

こんばんは

 

今日も無事に終わりました~。

 

まぁ、まだ終わっていないですし・・・今から病棟に急患が来るのですが、そちらは当直の先生に

「いつもどおりの点滴メニューがありますので、それでお願いします」

と言ってしまいました。

 

もちろん病状が異なれば対応は違いますが・・・・

 

この方は血栓症を起こすPNHの方で、月に2回ほど腹痛で入院されます。本人もそれが分かっているので最近は重症にならないうちにすぐ来るようになりました。

 

ただ、時々軽すぎて3日位で帰ることもありますが、今までは血栓症→敗血症パターンだったので、それで長々といるよりは早期対応で早く帰る方がよいだろうと思っています

 

当直の先生がわからなかったら電話がかかってくることでしょう

 

昨日、内科学会の後「飲み会があり、多くの方とお会いしました。再会した人も多く、またいろいろな話を聞けて非常に楽しく過ごせました。

 

そんな中御指摘を受けて…「僕の基本的な考え方」「自分のスタンス」を明らかにしようと思い、記事を書きます。

 

僕は今の日本の「医療」「教育」「社会福祉」の政策が抜本的に改革されるのを望んでいます。

 

因みに・・・社会福祉とはWikipediaではこのように書かれています

 

「社会福祉(social-welfare)は、未成年者、高齢者や障害者で生活上なんらかの支援や介助を必要とする人、経済的困窮者・ホームレスなどに対し、生活の質を維持・向上させるためのサービスを社会的に提供すること、あるいはそのための制度や設備を整備することを指す。」

 

今の日本で「衣食住」に困るような人々を支えるシステム、そういうシステムの構築が必要であり…例えば、現在の不況で職を失う人が大勢出ておりますが、それを再就職させることを義務付けるようなシステムを企業に与えるとか…そんな政策・システムを作ってみるとか・・

 

何はともあれ「社会福祉」に関して日本は弱いと思っています。

 

社会福祉が弱いということは日本国憲法第25条「生存権」に反するものです。 少なくとも「日本」という国家のレベルに対して政策は弱いと思わざるを得ないのです。

 

医療に関しても「生存権」に関わりますが、衣食住に加えて「健康に生活する」権利を国民に保障するのは重要なことです。

 

衣食住の不安がなく、健康上も国家が支えてくれるような何らかのシステムが構築できれば・・・少なくとも「日本国民」が持つ将来の不安は少なくなると思っています

 

教育に関して「今」ではなく「将来」の日本のために必要不可欠なものです。

 

教育というものを通して「自分とは何か」「自分が人生において行いたいものは何か」「自分が貢献できるものは何か」「自分が得意なものは何か」そういったものを自覚し、自分を100%肯定でき、誰かのために尽くせるようになれば・・・。

 

「武士道」ではないですけど「どのような人間になるか」を教育を通してイメージアップし、そういった子供たちが能力を最大限発揮してくれたら20年後の日本は、そして世界は素晴らしいものになるだろうな…と思っています

 

目先のことを考えると「教育」というものは利益をすぐには出さない分、何らかのアクションを起こしにくい分野ではあるかもしれません

 

このBlogでも過去に書いてきたように「日本」という国は「教育」に関してもあまりお金を使わない国です。

 

それが問題だと思っています

 

それゆえに「医療」の現場を通して「医療の重要性」を訴える(医療現場が崩壊しますよ~というメッセージを出す)こととともに、教育や社会福祉に関するメッセージを出し続けています

http://blog.with2.net/link.php?602868

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なかのひと 

ここが改善されれば・・・・「不安」が解除されれば、将来の不安に対して「貯蓄」に専念しなくてもお金などを「消費」することができるわけです

 

すなわち経済的な発展も見込めると思います。

 

そういう考え方もあると思っています。

 

しかし、このようなものが改革されるためには「国民」の側がそれを求めていかねばならず、このような崩壊の危機に瀕している「医療」「教育」などの実情を国民が知らなくてはならないと思っています。

 

その為には「マスコミ」「マスメディア」の人たち・・・そして地方議員を含めて「現場を見ている政治家(現場をみない政治家は不要)」がそれを国民に向けて発信していく必要があるのではないかと思っています

 

ですからマスコミの人々に大きな期待をしていますし、可能であれば「日本を変える」「国民を変える」力となって欲しいと思っています。

 

少なくとも僕にはないような力を「マスコミ」の方々は持っているのですから。

 

それでは、また。

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