奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

地方公務員に思う・・・

2024年04月15日 | 晴耕雨読
 夜通し降った雨に河川は増水し、ほ場は畝間が滞水して、それでも何とか野菜までの滞水はなく、霧雨の中、ズッキーニの接受を始めると、ダメ元で植付けた茎ブロッコリーの収穫を行った。真冬の栽培と違って、相当にアオムシの食害を受けるが、11月から5月までは栽培が可能な見通しが立った。多分に、葉野菜の栽培よりは収益が上がりそうだ。

 ビニールハウスに移動をして、ミニキュウリとインゲンの収穫を終えると、直売所の開店までの時間調整に、赤毛瓜の鉢上げをを行った。赤毛瓜の苗の隣のトレーを観ると、一番最初に保温マットで取組んだゴーヤの苗が、全く発芽することもなく、たぶんに、温度が影響がしたんだろうと・・・直売所に朝獲りの野菜を届けて午前の店仕舞いになった。

 全国的に季節外れの気温の高さのようだが、島は一足早い梅雨の様相で、湿度は80%を超えて、せめてもの救いは気温が25℃以下でさほどの湿感がない。終日、日照はなく、低い雲に覆われて、天気予報がほとんど当たっていない。たぶんに、気象予報の大半は、衛星画像の雨雲の動向から導かれるのだろうが、衛星画像に雨雲がない時の雨が・・・。

 直売所に野菜を届ける時の世間話に、近年の役場職員の定年者は農業をしなくなったらしい。たぶんに、再雇用の充実や定年延長で定年後にあくせくに働く必要もなくなったのだろう。地方では、役場職員と言えば恵まれた雇用環境で、このことが、地方の荒廃を抑止するある種の歯止めになっていたような気がする。

 近年は公務員と言う物差しで一括りになり、国家公務員と同様な雇用が是とするような風潮になってきた。地方公務員は、地元以外に転勤することはなく、明らかに国家公務員とは違うような気もする。安易な再雇用や定年延長が、果たして地域のためになるのか一考に値すると思うが・・・だればまた(@^^)/~~~