朝っぱらから「雨ニモ負ケズ、行列ノ長サニモ負ケズ(前編)」のつづきを書きましょう。
「地下神殿」とも呼ばれる首都圏外郭放水路の調圧水槽は、このグラウンドの下に広がっています。
排水機場の敷地内にある入口から、
116段あるという階段を下りると、、、眼前に広大な地下空間が
まさに「地下神殿」ですなぁ~
調圧水槽のサイズは、幅 78m×長さ 177m×高さ 18m。
そして、天井を支える柱は、幅 2m×長さ 7mで、59本あるのだとか。
なんとも凄いスケールです
ここで私のおさらいを兼ねて、首都圏外郭放水路の仕組みを書きます。
川の「越流堤」を超えた水は、「除塵機」というフィルターで漉されて、第2~第5立坑(ちょっと小さめの第5立坑を除き、それぞれ直径 約30m×深さ 約70m)に流れ込む。
第1~第5立坑を繋ぐトンネル(R16の地下15mにあり、直径 10m×長さ 約6.3km)を通じて、水位の高い立坑から他の立坑に水が流れる。(下世話ながら、こちらをご参照くださいませ)
第1立坑が一杯になると、水は調整水槽にあふれ出す。
調整水槽に溜まった水を、航空機用エンジンを改造した超強力なガスタービンエンジンで駆動する4基のインペラ(羽根車、直径 約3.7m)で吸い上げる。
調整水槽から組み上げられた水は、吐出ゲートを通って、
江戸川に放出される。
ダラダラと書いてしまいましたが、調整水槽と排水機場の仕組みは、調整水槽内にあったこちらの説明板が判りやすいと思います。
いやぁ~、凄いものを見せていただきました
と満足して、第1立坑近くの階段を上り、
地上に戻りました。
楽しかった とばかりに、おじさん(知らない人です)もニッコニコ
ホントは、この記事で見聞録を書き尽くす つもりだったのですが、まだ書き足りませんので、「後編」につづきます。
つづき:2015/11/16 雨ニモ負ケズ、行列ノ長サニモ負ケズ(後編)
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