「2017年3度目の関西旅行記 #3-5」のつづきです。
今回の関西旅行では、といってももう3カ月前のことですが… 久しぶりに東大寺大仏殿にお参りしようかと思っていました。
でも、考えてみれば、正倉院正倉の建物を観られる機会というのは、平日か正倉院展開催中に限られているわけで、勤め人たる私にとってはかなり貴重なチャンスです。
というわけで、7年ぶりに正倉院正倉を拝見することにして、まずは大仏殿は後回し…。
奈良国立博物館から徒歩15分ほどで正倉院に到着しました。
一般の観覧者は、この門ではなく、右手の東大寺講堂跡とはす向かいの入口から構内に入ります。
そして、、、、ひやぁ~、お久しぶり
7年前に初めて生で正倉院正倉を観たとき(記事はこちら)も思いましたが、やはりデカい
ついつい、正面に3つある扉の大きさから建物全体の大きさを想像してしまうところですが、そもそもこの扉がデカくて、したがって、建物全体がデカい
いただいたリーフレットによれば、
間口約33m、奥行約9m、床下約2.7m、総高約14m
だそうですから、扉の高さは3m以上あるわけで、ホント、巨大な倉庫です。
ここで正倉院正倉の構造を調べますと、
倉は三倉に仕切られ、北(正面向かって右)から順に北倉、中倉、南倉と呼ばれています。北倉と南倉は、大きな三角材(校木=あぜぎ)を井桁に組み上げた校倉造りで、中倉は、北倉の南壁と南倉の北壁を利用して南北の壁とし、東西両面は厚い板をはめて壁とした板倉造りです。また各層とも東側の中央に入口があり、内部は二階造りとなっています。
だそうです。
内部が二階になっていることは、知らない人が多いかもしれませんな。
内部も直に拝見したいとは思うのですが、こればかりはなかなか難しそう…
貴重なお宝を1250年以上も守り続けてきた正倉院正倉、見た目は、派手さが皆無で、ひたすら質実剛健 というか実用本位というかなんですけれど、それはそれで実に魅力的な外観でもあります。
私が正倉院正倉を拝見していたとき、回りにいた観光客のほどんどが中国語を話していました。
中国の人たちの目から正倉院正倉はどのように見えるか興味津々です。
なんでも現代の中国には、明・清時代の建物や文物は残っているものの、それ以前のもの、とりわけ唐代のものはほとんどなく、唐の時代を偲ぶのならば日本の奈良や京都を観光するのが一番だといわれているらしい…。
そうした意味でも、正倉院正倉は貴重な建物だと思います。
つづき:2018/02/03 2017年3度目の関西旅行記 #3-7
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