新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

(秋田)県南小旅行記(その8)

2016-09-05 21:56:30 | 旅行記

迷った結果、きょうは「(秋田)県南小旅行記(その7)」のつづき、西馬音内盆踊り編の後編を書きます。

西馬音内盆踊りの一番の特徴は、踊り手(子どもを除く)のお顔が見えないということでしょう。

編み笠は、前に傾けて目深に被られているし、ひこさ頭巾は、まさしく文楽や歌舞伎黒子みたいだし、で、踊り手のお顔はまったく見えません

おかげで、踊っているのが、妙齢の女性なのかシニアのおばさまなのか、はたまた男性なのか判りません

「アピールしたいのはではなく、着物と踊りだ」 ということなのでしょうかねぇ

ちなみに、秋田の県南地区は、「美人の出どこ」と言われる秋田の中でも、一番美人どころでして、編み笠を小脇に抱えて踊りの輪に加わるスペースを探す、休憩から戻る途中の女性を何人か見かけたのですが、どなたも美人でいらっしゃいましたぞ

   

ところで、西馬音内盆踊りに参加する際の基本的な「コーデ」は、

「端縫い衣装+編み笠」か、「藍染め浴衣+ひこさ頭巾」

で(例外もあり)、着物(端縫い衣装 or 藍染め浴衣)は、踊り手それぞれが調達したもの。
親や祖母から引き継いだものもあれば、最近買ったものもあるそうで、「揃いの衣装ではない」ところが、これまた西馬音内盆踊り特徴の一つのようです。

ただ、の鼻緒の草履とか、編み笠赤いリボン(?)とか、藍染め浴衣赤い袖口とか、帯の上から巻いて左側に垂らす赤い「しごき」とか、共通する部分があるところがまたよござんす

それにしても、踊る人のなんと多いこと

小さな羽後町にこんなに人がいる? って感じでした。

聞くところによれば、就職や結婚で羽後町を出たけれど踊るために帰省するとか、西馬音内盆踊りを踊りたい と、毎月開催されている講習会に参加して本番に臨む地域外・県外の人もいるらしい。

交通費をかけて講習会に通って、西馬音内盆踊りに参加する人たちの気持ちが判る気がします。
キレイ衣装を着て、あんなに魅力的盆踊りを踊るのですから。

いやはや、聞きしにまさる盆踊りでした。

そうそう、盆踊りの約2週間前の毎年8月第1日曜日虫干しを兼ねて、

各家々の衣装が展示され、西馬音内の文化と歴史、端縫いの魅力をご堪能いただけます。

だそうな。
京都の祇園祭にもこんな「風習」があると聞きますが、ご興味のある方は、こちらも是非

   

我々は、22:30頃、会場を後にして、無事に中央公民館・コミュニティセンター駐車場からクルマを出し、ちょっと寄り道して夜景を観たあと、宿泊先へと向かったのでありました。

つづき:2016/09/06 (秋田)県南小旅行記(その9)

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