新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

今年二度目の関西旅行記(その3)

2015-10-27 22:45:44 | 旅行記

「今年二度目の関西旅行記(その2)」のつづきです。

今から20年ほど前のこと、読んでいた宮部みゆき「火車」のこんな記述にんん となりました。

火車 (新潮文庫)
宮部 みゆき
新潮社

アップにして、初めてわかったんですよ。この照明灯のライト、ひとつひとつが、この家の方を向いているでしょう? ということは、、外を向いているんだ。野球場のなかに家があるわけないんだから

「野球場の中に家がある」、、そんな場所を私は知っていたのですよ。

この数年前、大阪に出張で出かけたとき、週末の出張だったので、そのまま土日も大阪に居座って、当時、大阪に住んでいた高校~大学時代の友人の案内でなんば&新世界観光しました。
そして、「野球場の中に家がある」だったのが、なんばの元大阪球場でした

既に野球場としての役目を終えた大阪球場(正式には「大阪スタヂアム」らしい)は、グラウンドは住宅展示場として、そしてスタンドの一部はWINSとして使われているという状態で、南海ホークスファンだった父親に、この「惨状をどう伝えたらよいのか混沌とした思い出があります。

そんな大阪スタヂアム跡地は20年以上の時を経て、激しく変わっていました

とても野球場跡地とは思えません

もう一枚

なんばパークス

Wikipediaに、

なんばパークスの広場内にはかつて本球場のピッチャーズプレートホームプレートがあった位置に記念のモニュメントとプレートが置かれ、

とあるのはこれでしょうか?

記念のモニュメントとプレート?

ピッチャーズプレートのモニュメントらしきものをアップすると、、、

やはり、ここが大阪球場の内野だったんだ・・・

南海ホークスがあったころ
---野球ファンとパ・リーグ
の文化史
(河出文庫 な 26-1)
永井 良和,橋爪 紳也
河出書房新社

なんて感慨に耽りながら、次の目的地・通天閣を目指して南へと進み、ヤマダ電機でトイレをお借りして外に出ると、通天閣が見えました

いや、通天閣だけではなく、住宅展示場

「なんば住宅博」と通天閣

この光景を見て、再び「火車」に描かれた20年以上前のこの界隈に思いを馳せたのでありました。

つづき:2015/10/30 今年二度目の関西旅行記(その4)

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