「今年二度目の関西旅行記(その2)」のつづきです。
今から20年ほど前のこと、読んでいた宮部みゆきの「火車」のこんな記述にんん となりました。
火車 (新潮文庫) | |
宮部 みゆき | |
新潮社 |
アップにして、初めてわかったんですよ。この照明灯のライト、ひとつひとつが、この家の方を向いているでしょう? ということは、、外を向いているんだ。野球場のなかに家があるわけないんだから
「野球場の中に家がある」、、そんな場所を私は知っていたのですよ。
この数年前、大阪に出張で出かけたとき、週末の出張だったので、そのまま土日も大阪に居座って、当時、大阪に住んでいた高校~大学時代の友人の案内でなんば&新世界を観光しました。
そして、「野球場の中に家がある」だったのが、なんばの元大阪球場でした
既に野球場としての役目を終えた大阪球場(正式には「大阪スタヂアム」らしい)は、グラウンドは住宅展示場として、そしてスタンドの一部はWINSとして使われているという状態で、南海ホークスファンだった父親に、この「惨状」をどう伝えたらよいのか混沌とした思い出があります。
そんな大阪スタヂアム跡地は20年以上の時を経て、激しく変わっていました
とても野球場跡地とは思えません
もう一枚
なんばパークスの広場内にはかつて本球場のピッチャーズプレートとホームプレートがあった位置に記念のモニュメントとプレートが置かれ、
とあるのはこれでしょうか?
ピッチャーズプレートのモニュメントらしきものをアップすると、、、
やはり、ここが大阪球場の内野だったんだ・・・
南海ホークスがあったころ ---野球ファンとパ・リーグ の文化史 (河出文庫 な 26-1) |
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永井 良和,橋爪 紳也 | |
河出書房新社 |
なんて感慨に耽りながら、次の目的地・通天閣を目指して南へと進み、ヤマダ電機でトイレをお借りして外に出ると、通天閣が見えました
この光景を見て、再び「火車」に描かれた20年以上前のこの界隈に思いを馳せたのでありました。
つづき:2015/10/30 今年二度目の関西旅行記(その4)
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