新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

紀伊半島旅行記(その4:熊野 前編)

2014-05-17 11:10:07 | 旅行記

ようやく「紀伊半島旅行記(その3:アドベンチャーワールド 後編)」のつづき、2日目のお話です。
当日の記事「紀伊半島旅行2日目は早々にホテルに退却」の内容とダブらないようにしますね。


   


今回の熊野詣実行にあたって、事前に和歌山県那智勝浦町観光協会のホームページで旅程を検討した結果、午前中は那智熊野大社に参詣して、午後は時間と天候に応じてなんとかしようということにしました。天候が良くなさそうなことは数日前から判っていましたので…。


そして、午前中のルート(往路)として選んだのが、こちら(クリックするとフルver.をPDFでダウンロードできます)。


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JR那智駅から、那智川沿いに遡り、熊野古道の面影を最も留める大門坂から熊野三山詣で最終目的地、熊野那智大社へ向かう仕上げのコースです。


と、最初から「仕上げのコース」だというのはビミョーなところですが、それはさておいて、1両編成・ワンマン運行の「105系」電車に乗って紀伊勝浦駅を出発


   


私、那智駅熊野那智大社詣での拠点駅で、駅前は土産物屋さんやら何やらで賑わっているものだと思い込んでいたのですが、着いてみると無人駅だし、そもそも那智駅で降りた乗客は私一人だけ
そして、駅舎自体は無人駅とは思えない立派な造りながら、


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駅前にはなぁ~んにも無い…


「丹敷の湯、地元農産物直売所、熊野那智世界遺産情報センター」からなる「那智駅交流センター」があるのですが、早い時間(8:50頃)だったせいか、開いているんだか準備中なんだか判りませんでした。


さらに、熊野那智大社方面へはどう向かったらよいのか判らない…
それでも、予めプリントアウトしてきたガイドマップを頼りに歩き始めました。


まずは、那智駅からすぐ、ガイドマップには「浜の宮王子」とされている場所にあった「熊野三所大神社」に参拝。


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「浜の宮王子」「熊野三所大神社」とはどういう関係なのでしょうか?

近くの「浜の宮王子社跡」という説明板を読んでもよく判りません


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少なくとも、「かつてここに浜の宮王子があった=今はないことは確かなようです。


よく判らないままに、隣の補陀洛山寺(ふだらくさんじ)へ。


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こちらには、観光客の一団がいました

那智駅界隈のあまりのひとけの無さに寂しさを感じていた私は、ちょいと癒されたのですが、この皆さんは補陀洛山寺の参詣を終えると、観光バスに乗り込んで那智山方面へと走り去ったのでありました。


   


ここから大門坂まで、淡々と、ひたすら淡々アスファルト舗装された道を歩き続けました。
それも、の中を…


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でも、山の斜面で花を咲かせるを眺めたり、


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お杉社の境内で、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)三種の神器(八尺瓊勾玉、八咫鏡、草薙剣)を授けるべく「天照大神がお姿を現されたという影向石(ようごういし)をしげしげと拝見したり、


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堰堤『えんてい』って書いたら意味不明だよな(普通、「えんてい」から思い浮かぶのは「園庭」だろな)と思ったり、「ここを襲撃するテロリストなんているのだろうかと考え込んだり、、、


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こちら側の熊野古道は災害による落橋のため通り抜けできません


という看板に出会って、「じゃぁ、どちら側の熊野古道を通ればいいんだと一人突っ込んでみたり、


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おぉ、熊楠ぅ~ときめいたり(随分前、南方熊楠にハマっていた私です


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なんぞしながら、那智駅から1時間半かけて約5kmの道のりを歩き振ヶ瀬橋を渡って聖域突入


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そして、ついにやって来ました大門坂の入口「夫婦杉」


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ようやく、ここから、「熊野古道らしい熊野古道」が始まりました。


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というところで、つづきは「その5」


ちなみに、夫婦杉から那智山観光センターまでの約1kmの区間(すべて上り坂)で見かけた人は、写真に写っているおじさん一人でした。


つづき:2014/05/18 紀伊半島旅行記(その5:熊野 後編)

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