新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

長い名前

2009-07-29 06:36:15 | 日記・エッセイ・コラム

小学3~5年生の頃、ポプラ社の本を随分読みました。少年探偵団シリーズと伝記シリーズはほとんど読んだんじゃないかな?

基本的に学校の図書室から借りだして読んでいましたが、何冊かは親に買ってもらって持っていました。持っていた本としては、少年探偵団シリーズでは「透明怪人」と「電人M」、伝記シリーズでは「ゲーリック」と「モーツァルト」あたり(下のは新装版だと思います)。ベーブ・ルースではなく、ゲーリックってとこが、結構渋めの趣味だったりして…。

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で、モーツァルトは繰り返し繰り返し読みました~。今でも挿絵が頭に浮かんできます。中でも、レクイエムの作曲を依頼する男の絵は「眠れぬ夜は君のせい」的に恐かったなぁ。
その挿絵はさておき、モーツァルトのフル・ネームを一所懸命に覚えました。
このポプラ社版では、

ヨハネス・クリソストムス・ボルフガング・アマデウス・モーツァルト

となっていました。
Wikipediaによれば、モーツァルトの洗礼名(ラテン語)は、

Johannes Chrysostomus Wolfgangus Theophilus Mozart

というもので、モーツァルトは、ギリシア語のラテン形である"Theophilus"をラテン語に意訳した"Amadeus"を通称として使っていたのだとか。ギリシア語だ、ラテン形だ、ラテン語だとややこしいですな。

さて、小学校高学年になった私は、学研の学習百科事典を「愛読」するようになりました。特に「日本の歴史」は居間に常備して、しょっちゅうペラペラめくっていました。そんな中で、面白いと思ったのが、天皇の名前。

例えば、神武天皇は、「神日本磐余彦尊」と書いて、「かんやまといわれひこのみこと」と読むとか…。

ただ面白いと思っただけで、その後の私の人生には何の影響も与えませんでしたけど。

そして、中学3年の頃だったでしょうか、北杜夫の「さびしい王様」に出てくる王様の名前をおもしろがって覚えました。

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たしか、シャハジポンポン・ババサヒブ・アリストクラシー・アル・アシッド・ジョージ・ストンコロリーン28世、だったはず。区切りまで正しいかは不安です。

そんな私、落語好きの私ですが、どうしたことか、寿限無を覚えようとしたことは一度もありませんでした。どうしてなんでしょうねぇ?

一応、寿限無のフル・ネームを書いておきましょうか。

じゅげむじゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょのすいぎょうまつ
うんらいまつ ふうらいまつ くうねるところにすむところ やぶらこうじのやぶこうじ
ぱいぽぱいぽぱいぽの しゅーりんがん しゅーりんがんの ぐーりんだい
ぐーりんだいの ぽんぽこぴーの ぽんぽこなーの ちょうきゅうめいの ちょうすけ

なんでこんな話を書いたと言いますと、つい最近、私の周りで、英国のエリザベス女王の名前とチャールズ皇太子の名前が話題になったというだけのこと。

ちなみに、エリザベス2世女王のお名前が、エリザベス・アレクサンドラ・メアリー・ウィンザー で、
チャールズ皇太子のお名前が、チャールズ・フィリップ・アーサー・ジョージ・マウントバッテン=ウィンザー だそうです。

天皇陛下のお名前「明仁」に比べると、随分長いです。というよりも、古代以外の日本の皇族の名前が短すぎる(称号はあっても苗字=ファミリーネームすら無い)のでしょう。

と、とりとめが無くなったところで、この項、おしまい。

コメント
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