小学3~5年生の頃、ポプラ社の本を随分読みました。少年探偵団シリーズと伝記シリーズはほとんど読んだんじゃないかな?
基本的に学校の図書室から借りだして読んでいましたが、何冊かは親に買ってもらって持っていました。持っていた本としては、少年探偵団シリーズでは「透明怪人」と「電人M」、伝記シリーズでは「ゲーリック」と「モーツァルト」あたり(下のは新装版だと思います)。ベーブ・ルースではなく、ゲーリックってとこが、結構渋めの趣味だったりして…。
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その挿絵はさておき、モーツァルトのフル・ネームを一所懸命に覚えました。
このポプラ社版では、
ヨハネス・クリソストムス・ボルフガング・アマデウス・モーツァルト
となっていました。
Wikipediaによれば、モーツァルトの洗礼名(ラテン語)は、
Johannes Chrysostomus Wolfgangus Theophilus Mozart
というもので、モーツァルトは、ギリシア語のラテン形である"Theophilus"をラテン語に意訳した"Amadeus"を通称として使っていたのだとか。ギリシア語だ、ラテン形だ、ラテン語だとややこしいですな。
さて、小学校高学年になった私は、学研の学習百科事典を「愛読」するようになりました。特に「日本の歴史」は居間に常備して、しょっちゅうペラペラめくっていました。そんな中で、面白いと思ったのが、天皇の名前。
例えば、神武天皇は、「神日本磐余彦尊」と書いて、「かんやまといわれひこのみこと」と読むとか…。
ただ面白いと思っただけで、その後の私の人生には何の影響も与えませんでしたけど。
そして、中学3年の頃だったでしょうか、北杜夫の「さびしい王様」に出てくる王様の名前をおもしろがって覚えました。
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さびしい王様 (新潮文庫) 価格:¥ 700(税込) 発売日:1981-09 |
たしか、シャハジポンポン・ババサヒブ・アリストクラシー・アル・アシッド・ジョージ・ストンコロリーン28世、だったはず。区切りまで正しいかは不安です。
そんな私、落語好きの私ですが、どうしたことか、寿限無を覚えようとしたことは一度もありませんでした。どうしてなんでしょうねぇ?
一応、寿限無のフル・ネームを書いておきましょうか。
じゅげむじゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょのすいぎょうまつ
うんらいまつ ふうらいまつ くうねるところにすむところ やぶらこうじのやぶこうじ
ぱいぽぱいぽぱいぽの しゅーりんがん しゅーりんがんの ぐーりんだい
ぐーりんだいの ぽんぽこぴーの ぽんぽこなーの ちょうきゅうめいの ちょうすけ
なんでこんな話を書いたと言いますと、つい最近、私の周りで、英国のエリザベス女王の名前とチャールズ皇太子の名前が話題になったというだけのこと。
ちなみに、エリザベス2世女王のお名前が、エリザベス・アレクサンドラ・メアリー・ウィンザー で、
チャールズ皇太子のお名前が、チャールズ・フィリップ・アーサー・ジョージ・マウントバッテン=ウィンザー だそうです。
天皇陛下のお名前「明仁」に比べると、随分長いです。というよりも、古代以外の日本の皇族の名前が短すぎる(称号はあっても苗字=ファミリーネームすら無い)のでしょう。
と、とりとめが無くなったところで、この項、おしまい。