OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

これがシンシアの歌謡ロックだぜっ!

2017-10-12 16:30:56 | 歌謡曲
ふりむいた朝 c/w 気がむけば電話して / 南沙織 (CBSソニー)

歌謡ロックはサイケおやじの大好物ですから、気合を入れたい朝とかには必需品ということで、本日は南沙織が昭和51(1976)年春に出したシングル曲「ふりむいた朝」で出発進行!

とにかくイントロからイケイケのハードブギって書けば、なんとなく違和感があろうかと思いますが、しかしアップテンポで節回す彼女の歌いっぷりからは、南沙織というよりもシンシアがど真ん中の哀愁が表出されるのですから、作詞:中里綴&作曲:田山雅充が企図したところは、しっかり仕上がっているんじゃ~ないでしょうか。

緊張感が滲むストリングスやソウルフルなコーラスワーク、案外とすっきりしたリズムアンレンジ等々、萩田光雄の編曲も良い仕事ですから、サイケおやじは最初に聴いた瞬間、速攻でこのシングル盤をゲットする決意は何よりも強く決め込んだ次第だったんですが……。

なんとっ!

南沙織本人はそれほど気に入ってはいなかったという事で、テレビ等々に出演時には裏面に入れられていた「気がむけば電話して」を優先して歌っていたという真相が……。

もちろん、それにしたって制作スタッフは「ふりむいた朝」と同じソングライタートリオですから、絶妙のビートルズっぽさも感じられるミディアムテンポの名曲名唱だとは思いますが、なんとなく湿っぽさが強く感じられるところが、なんかだかなぁ……。

ただし、現在確立(?)されている南沙織のイメージ像からすれば、「気がむけば電話して」の方が相応しいという実情は認めざるをえませんが、サイケおやじとしては、やっぱり力強く、そしてせつない「ふりむいた朝」が大好きなんですよっ、正直!

ちなみにそんなこんなの事情から、このシングル盤には「気がむけば電話して」をA面扱いにしたシングル盤も出回っていますので、結果的にはダブルA面扱いの傑作という認識は、サイケおやじの偽りの無い気持ちです。

いゃ~~、やっぱり南沙織=シンシアは素敵ですねぇ~~~♪
コメント
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