まったり風景

アルビレックス新潟のゲーム画像と、散歩写真+戯言のブログです。

Good by No.17

2006年05月31日 | アルビレックス新潟

空中戦の様子。


いつも胸をそらして堂々としたふてぶてしい態度で歩いている。
ゲームでファウルを犯しても、決して悪びれない。
右サイドを駆け上がるスピードは一流品、そしてその右足から放たれる高速クロスは矢のようにゴール前に突き刺さる。

今朝の新潟日報スポーツ面を見た時、海本幸治郎の写真があった。
見出しには、東京ヴェルディへ完全移籍の文字が。
一瞬、何かの間違いではないかと思った。

海本幸治郎を意識したのは、一昨年の名古屋戦のときだ。
アウェー側へ掲げられた「海海」の弾幕だった。
それは、当時名古屋へ在籍していた海本兄弟の弾幕である。
しかも、ほぼ勝ち試合を引き分けにするきっかけを作った張本人だ。
そして昨シーズン、まさか兄弟揃って新潟へ移籍してくるとは夢にも思わなかった。

昨シーズンの開幕時には、右サイドバックのレギュラーを獲得した幸治郎の姿があった。
チームもサポーターも、大きな期待を抱いた即戦力。
だが、その後はレギュラーから遠のいて行った。
シーズンオフに、新潟日報へ反町監督との確執めいた記事が掲載された。
契約がどうなるかと心配したが、新潟へ残った。

そして今シーズン、開幕試合にはサイドバックの定位置を獲得した幸治郎がピッチに立っていた。
おお、今年は活躍してくれそうだと安心したのだが、一ヶ月足らずで右サイドバックのレギュラーを奪われ試合から遠のいて行った。
久しぶりに幸治郎が試合のピッチに立った姿を見たのはサテライトリーグ草津戦だった。
ピッチに立った姿からは、余り覇気を感じなかった。
あろうことか、同点ゴールをアシストする守備のミスをしたのは幸治郎のプレーだったのだ。
そして28日、サテライトリーグ山形戦で見た幸治郎も、同じように覇気を感じなかった。

何を隠そう、私は幸治郎のファンである。
あの、ふてぶてしい態度に何となく好感がもてるのだ。
昨シーズン、ビッグスワンで100枚限定で毎試合販売されたタオルマフラーから「17」をわざわざ購入した。
シーズン終了後のファン感謝デーで選手とハイタッチをした時、そのマフラーを首に巻いて行った。
縁とは不思議なもので、私が並んだ列には幸治郎がいた。
私の胸元の「17」が見えたのかどうかは分からないが、彼の顔がほころんだ気がした。

彼の活躍を見て、このタオルマフラーを思いっきり振って見たかったのだが、ついにできないことになってしまった。
いくら素晴らしいスキルを持っていても、監督のサッカーに合わなければ出場機会に恵まれない選手は沢山居る。
願わくば、幸治郎の能力を欲してオファーをかけた東京ヴェルディで活躍をして欲しい。
そして、あのふてぶてしい態度を、同じリーグ戦のピッチ上で見たい。

(写真はすべて5月28日のJサテライトリーグ 対山形戦で撮影)



試合開始前のアップの時。



後半開始前の様子。




後半開始前の円陣。




後半、右サイドをドリブルで駆け上がる幸治郎。




後半、コーナーキックを蹴る幸治郎。
まさか本当に蹴るのかと思ったら、ショートコーナーだった。
多分、最初で最後のCKを蹴る雄姿だろう。




氏原と。




セットプレーで。




今や右サイドを駆け上がろうとする。



試合終了後、バックスタンド側へ挨拶に来たとき。






首位だった

2006年05月28日 | アルビレックス新潟

後半のビッグチャンス 斉藤(多分 アルビユース)のシュート。
しかし、宇宙旅行だった。


5月28日(日)
2006Jサテライトリーグ Bグループ

アルビレックス新潟VSモンテディオ山形

五十公野公園陸上競技場

結果 0:0

午前中は凄い雨が降って、午後からの試合はどうなるかと思われた。
しかし、予報どおり午後からは曇天ではあったが、雨は上がってくれた。
ただし、凄く寒かった。
この時期にこの気温とは、今年の天候は本当にどうなっているのだろうか?

午後2時キックオフ。
アルビはトップチープと同様に、繋ぐサッカーを見せるのだが、続かない。
モンテディオ山形がDFラインを浅くコンパクトにしていることもあるのだが、パスを繋ぐ(回す)だけでは全然サッカーにならない。
健太郎と幸治郎の両サイドバックは代わる代わる高めのポジション取りをして、両サイドの突破を狙うのだが、山形のDFに寄せられると結局最終ラインにボールを戻すことになる。

それでも時折草津戦ではお目にかかられなかったサイドチェンジを入れて、大きな展開を見せるが、そこからが続かない。
対する山形は、コンパクトな守備からアルビのパスミスをしっかりと絡め取って速攻を狙う。
アルビのDF対応がまずくて、あわやGKと1:1になりかけるが、野澤の飛び出しでゴールを死守した。
後半投入された氏原が、長めのクロスにタイミングよくヘディング、これもビッグチャンスだった。
だけど、総じて速攻のつめが甘くて、途中でスピードダウンしたり、パスの精度が無かったりで、せっかくのチャンスを逸していたことも確かだ。
アルビにチャンスは皮肉なことに長めのボールからだった。
後半、幸治郎がセンターラインを少し超えた辺りでフリーで高速クロスを上げたが、決め切れなかった。
あと、中央から青野(多分)が入れたクロスも素晴らしかった、だがこれも決まらない。
結局、お互い余りゴールの匂いがしないままスコアレスドローに終わった。

今日は、サテライトリーグにも関わらず3,000名を越える観客が詰め掛けた。バックスタンド側は、急遽入場スペースを広げたくらいだ。
もちろん、山形からもしっかりとサポーターが駆けつけていた。
試合前の雰囲気が、J2リーグにいた時代を思い出させた。
新潟と山形のサポーターがエールの交換ならぬ、コールの交換をしていた。
選手個人の応援歌では、山形のサポーターが「うじはら うじはら ゴー」とを歌えば、新潟が「なかはら なかはら ゴー」とやり返す。
そういえば、J2時代は色々なチームとこんな掛け合いをやって、試合前とか終わったあととかに、少しマッタリムードに浸っていた時代があった。
多分、J1の赤いチーム辺りからは「やわ」と言われそうだが、敵味方のサポーター同士がつかの間の交流をするJ2の雰囲気は本当に懐かしい。(ただし、戻りたくは無いが)

山形のサポーター席から、山形時代の健太郎の歌も聞こえてきた。
今日はお互い人物面の因縁があった。
鈴木監督は昨年まで山形で指揮を取っていた。
今日出場した、中村、健太郎は山形のユニフォームを着ていたし、逆に氏原は新潟の若きストライカーだった。

しかし、新潟であれだけ光り輝いていた氏原がどうしてここにいるのだろうか?
2001年の氏原は本当に素晴らしいサッカーを見せてくれた。
だがそれは黒崎と言う類まれなパートナーに恵まれていたからなのだろうか。
2002年は志願して新潟に残り、名古屋に復帰したもののレギュラーを獲得できず戦力外。
そして、サガン鳥栖、モンテディオ山形とチームを渡り歩いてきた。
キャリアアップでチームを渡り歩くならば良いのだが、どうもそうでは無いことが気がかりだ。
昔の輝きを知っているだけに、志願してJ1昇格の為に新潟へ残ってくれただけに、彼にはもう一度輝いて欲しい。

会場で配布されたマッチデープログラムを見てびっくり。
アルビはBグループの首位だったのか。
今日の試合を含め、負けていないとは、驚いた。



選手入場。
いつもメインスタンド側から見ているので、何か変な気持ちがする。




アルビのDF対応が悪くてあわやゴールのピンチ。
野澤の飛び出しで難を逃れた。




山形のセットプレー。
野澤の形相が凄い。




山形のサポーター。
サテライトとは言え、沢山のサポーターが駆けつけた。
この他に、メインスタンド内に結構座っているのが見えた。



後半開始と同時に氏原が登場。
場内コールに、山形とアルビのサポーターからどよめきが起きた。




氏原のヘッド。
アルビにとって、危ない場面だった。
(手ぶれはご容赦を)



GKで、幸治郎と空中戦をする氏原。




試合が終わってクールダウン。
野澤のひょうきん劇場が始まった。Hi




こちらも試合終了後恒例の中原シュート練習。
近くで見ていたら、ゴールを外れたボールがファインダー内に見えたので、慌てて避けた。
おっかなかった。Hi



あすは

2006年05月27日 | マッタリ風景
午前中は陽射しが強かったが、午後からは曇りだして天候は下り坂。
夜半には雨になりそうだが、明日の天候はどうなるか?

明日は、午後から新発田市五十公野競技場でサテライト戦がある。
この試合を最後に、しばらくアルビの試合は見ることができない。
まあ、快晴とは言わないが、雨だけは勘弁して欲しいのだが。
公式戦に出場機会の少ない選手を起用するそうだし、相手は鈴木監督が昨シーズンまで指揮を執ったモンテディオ山形。
何か、面白そうな試合と思えるのだが。

午後から裏に面した遊歩道の花を撮影した。
季節の移ろいとともに、色々な花が咲いて楽しませてくれる。
ただ、今日は風が強かったので、被写体様が風に揺れて困った。


















つまんねー!!

2006年05月21日 | アルビレックス新潟


試合が終わって、夕日を浴びたホーム側ゴール。
試合結果と同じで、何か哀愁を感じてしまう。




ゴールを決め、意気揚々とピッチをかける広島のFW佐藤。
間違いなくアルビのFWを完全に凌駕する。




試合終了後、サポーターに挨拶する広島の選手達。
もしかすると、この試合でワールドカップ後のリーグ戦に光明が見えたかも知れない。



ナビスコカップ予選 アルビレックス新潟VSサンフレッチェ広島

新潟スタジアム(ビッグスワン)

結果 0:1

試合終了後アルビの選手がスタジアムの中をサポーターへの挨拶に回っていると、他会場の試合結果が放送された。
千葉VS清水の結果が1:0で千葉の勝利と表示されたところで、スタジアムに落胆の声がこだました。

一言で言うと「 つ ま ん な い し あ い 」だった。
今日の試合で負けるとすれば、こんな負け方なのだろうなと想像したとおりの負け方だった。

先日のアウェー戦では、広島は5バックに見える厳重な守備システムをとってきた。
今日の試合も、広島のDFラインはバイタルエリアにリトリートして、アルビの攻撃を待ち構える。
これは事前に分かっていたことだ。それをどのようにこじ開けるかが今日の試合の鍵となる。
センターラインよりアルビよりはまったくプレスがないので、ボールは持たせてもらえる。
試合開始早々は、ファビが遠目のシュートを放ったり、CKではショートコーナーからクロスを入れたりして、少しは工夫の後が見られた。
しかし、遅い攻めになると、ボールを持たされて、ただパスを回すだけのサッカーになってしまった。
パスを繋ぐというよりも、広島に遊んでもらっている感じだ。

そして、試合が少し落ち着いた前半20分前、アルビのDFにほころびが出て、広島の速攻を食らった。
決めたのは、ワールドカップ代表を落選したとは言え、Jリーグ屈指のFW佐藤だ。
前半後半で佐藤に与えられたビッグチャンスは二回。
そして、そのうちの一回はきっちりとゴールを決めて、先制点を奪った。
後半の、アルビのDFを振り切って放ったシュートはポストに嫌われたが、これもほぼ決まっていたと言って良い。
翻って、アルビのFWはふがいなかった。
ボールを持たされてはいたが、クロスやセットプレーからチャンスは何回かあった。
だが、ことごとくゴールを決めることができなかった。
決める時に決めることのできる決定力を持ったFWが居たかどうかで今日の試合は決まったと言える。

相手の注文どおり速攻を食らって失点したが、その後もいけなかった。
元々DFの質が高い広島が相手だ。
リードしたあとは堅いDFラインを敷いて、今度はカウンターを狙う。
アルビは攻撃的な選手を次々に投入するが、今のチーム力で広島のDFをこじ開ける繋ぐサッカーは絶対に無理だ。

注文相撲にはまったアルビは、カップ戦決勝進出の切符を自ら手放してしまった。
鈴木監督は、繋いで楽しいスペクタクルなサッカーを標榜している。
アルビがJ1の中位から上位の定位置を狙うには、間違いなく必要なサッカーだろう。
だが、それには質を伴う必要がある。
ただパスを回しました、クロスを上げましたでは無いはずだ。
最後は、ゴールを決めるために繋ぐサッカーをしているのだ。
しかし、今のアルビの繋ぐサッカーにはゴールの匂いがしない。
そこには例えば、たとえば緩急をつけたパス回しとか、相手の意表を付くアイデアとか、豊かな創造力を伴う必要がある。
ただのパス回しを繋ぐサッカーと標榜するならば、反町前監督のJ2に落ちないサッカーの方がよほど面白い。
勝っても、負けても、サポーターに感動を与えることができなければプロではない。
今シーズンに入って、観客動員数が落ちている原因が分かるような気がする。




梅山を背負ってポストプレーをする優作。
広島は、優作をレンタルしておいて良かっただろう。




後半のチャンスにFKを蹴った亜土夢。
枠には飛んだが、下田にパンチングで逃げられた。
私の周りは亜土夢が蹴るので驚いていたが、先日のサテライト戦を観戦していたので、まったく違和感が無かった。
今後に期待の持てるFKだった。




ゴール裏に挨拶が終わって引き上げるアルビの選手。
さすがに、一人を除いてはお通夜のような表情だ。




もえたりない

2006年05月19日 | アルビレックス新潟


後半途中で交代する岡山。
凄い気迫がスタンドまで伝わってきたがゴールを決められなかった。
不完全燃焼の表情が。


ナビスコカップ予選 アルビレックス新潟vsJEFユナイテッド千葉

新潟スタジアム(ビッグスワン)

結果 0:0

しかし、平日の夜に3万人が集まるとは、新潟は暇人ばかりか?と自分のことを棚にあげて、思わずつぶやいてしまった。
今日の試合で勝ち点3をゲットすれば、J1参戦以来初のナビスコカップ予選突破の道が見えてくる重要な試合となった。
しかし、結果は負けに等しいスコアレスドローに終わった。
この結果、今年も予選通過は赤信号が点った。

しかし、オシム率いる千葉には不思議に勝てない。勝ち点3をゲットしかけて、するりと逃げていった試合もあった。
予選突破に大きく影響するこの試合は、選手のモチベーションも上がっているはずだから、楽しみな試合であったのだが.....
終わってみれば、不完全燃焼でどっと疲れが出てしまった。

ファビが体調不良でお休み。代わりに、右サイドに宮沢が入った以外は、いつもの面子だ。
前半は、選手のモチベーションの高さを感じさせる試合運びだった。
コンパクトなDFラインを保ちつつ、相手にプレスを与え、パスを繋ぎ、相手の両サイドのスペースを突きゴールに迫った。
特にFWに入った岡山は、攻撃へのアクセントと自らのシュートでチームを引っ張った。
その気迫はスタンドまで届いていた。
だけど、再三再四のチャンスについにゴールを決めることができなかった。
千葉のお株を奪う運動量を維持しているうちにゴールを奪えば勝利の道筋が見えてきたのだが、最後の詰めでゴールを決めることができなかった。
片や千葉は、最初は押し込まれたものの、前半終了前辺りから持ち前の運動量が復活してきた。
後半に入って、攻撃的な選手を次々に投入すると、持ち前のワイドで速い攻撃が機能をし出した。
しかし、千葉もまた最後の詰めでゴールを割ることができなかった。
後半のアルビはカウンターで何回かのチャンスがあったが、ここでファビが居てくれたらと思ったが、千葉もまたここで巻が居てくれたらと思ったことだろう。
結局、お互いに決定力の無さでスコアレスドローの結果に終わったわけだ。
ただし、予選首位にいる千葉に取っては予選突破を決めることはできなかったが、勝ち点1を積み重ねてホームへ帰ることができたのだから文句は少ないだろう。
アルビは、予選最終戦の広島に勝利しても、清水の結果次第だから首の皮一枚つながっている状態となってしまった。
この試合でDFは何とか失点をしないで持ちこたえた。しかし、攻撃陣は単発的な攻撃に終わってしまっている。
単発であっても、エジやファビが居れば個の力で打開できるのだろうが、無いものねだりをしても仕方ない。
首の皮一枚つながっている上に、次は連続してのホーム戦だ。
目指すは勝ち点3以外ない、湧き上がるような波状攻撃を期待したい。




シルビーニョの放ったミドルシュート。
枠に飛んでいたので決まったかと思ったが、キーパーがコースを反らした。
前半のビッグチャンス。






海本兄貴のシュート。
残念ながらヒットせず、ボールは宇宙旅行に......






これも前半のビッグチャンス、慎吾のシュート。
しかし、これも決まらず。





こぼれ球に反応する寺川。
このシュートもゴールに飛ばず。




後半のピンチ。
あわやPKかと思われる場所でのファール。
このFKは、以外にも阿部が蹴らなかった。
ボールは枠を捕らえられず助かった。




試合終了間際セットプレーで痛んで担架退場となった海本兄貴。
試合が終わって、両脇を抱えられるようにして引き上げてきた。
守備の要だけに、心配だ。




試合終了後、千葉ベンチへ歩み寄ってオシム監督と握手をする鈴木監督。
さすがに、反町前監督のようにオシム監督から歩み寄って来ることは無い。
それには、オシム語録に載るような勝利を得なければならないだろう。





日の入り前のビッグスワンの空。
何だか、秋を感じてしまった。




前半、病人が出たのか救急車がコンコースに入ってきた。
北側スタンドから南スタンドまで来て、病人を収容していた。
メインの一角は、試合そっちのけで見入ってしまった。
通常は、担架で運び出すから、重病だったのだろうか?
珍しいことではあるが、数回目撃したことがある。