まったり風景

アルビレックス新潟のゲーム画像と、散歩写真+戯言のブログです。

パーミッション

2005年09月04日 | Linux

<GripでCDを読み込んだ状態>

以下、Linuxの超初心者の戯言である。

Linuxはフォルダやファイルに対し、パーミッションと呼ばれるアクセス権が必ず設定されている。
rootと呼ばれる何でもできるアカウントでログインした場合は、全てのフォルダとファイルに、読み書きと実行ができる。
こんなアカウントでPCを使っていると、削除してはいけないフォルダやファイルを消してしまったりするから、通常はユーザとしてのアカウントを作ってログインする。
WindowsXPでもProだと、同じログイン方法をとるのだが、実際はadminの権限でいつも使っている人がほとんどだと思う。(通常は別のアカウントを作って使った方が良いそうです)

さて、このパーミッションなるもので、色々と勉強(苦労)させてもらった。
Linuxでパッケージ(アプリケーション)をインストールする時はroot権限でインストールする。
インストールした後は、普段使っているアカウントでログインして使う事になる。
ところが、root権限だと使えるけど、自分のアカウントだと使えないと言うパッケージが出てくる。
これは、インストールしたパッケージに含まれるファイルに対する、パーミッションの設定が関係していることがある。

Vineへ、CDからファイルを切り出して、MP3へエンコードする「Grip」と言うパッケージが入っている。
Windowsでは、同じ機能を持った数多のソフトが存在するが、Linuxでも試してみようと使ってみた。
ファイルの切り出しを担当するソフトはcdda2wav(最初から入っていた)を、エンコーダーはWindowsでも有名な午後のこーだを使った。
それぞれを、Gripのメニューで設定をして、CDから吸い出して見た。
ところが、プレイリスト(.m3u)を作ると、それ以上は動作しなかった。
で、rootでログインして使うとOKなのだ。

助けをWeb検索へ求めた。
とあるブログで、同じ事態に陥った情報を得た。
そのブログでは、Gripを再インストールすると使えたと記載されていた。
で、Gripを一旦アンインストールして、再度インストールを行った。
インストールした直後は動作したが、リブートして使うとやはり駄目だった。

Gripの動作を子細に眺めてみると、CDからの吸い出しで止まっているようだった。
で、cdda2wavが怪しいと思われたので、調べてみた。
Vineではcdda2wavは/usr/bin/へインストールされている。
パーミッションを調べたらグループユーザは実行可能となっている。
#chmod 755 cdda2wav とパーミッションを変更した。
午後のこーだのパーミッションは、755となっていたのでそのままとした。
で、私が通常使っているアカウントでログインして使ってみたところ、OKだった。
実行のみでは使えなかったようです。
本来、この設定はインストーラーが面倒を見るべき内容に思えるのですが、Linuxの場合は自己責任なのでしょうか?
まあ、Linuxのエクスプローラの皆さんから見れば、戯言なのでしょうが。

ちなみに「午後のこーだ」は作者のWebでダウンロードできる。
UNIX用のソースファイルをダウンロード後コンパイルしてインストールすれば良い。
私は、スペックファイルが付属していたので、rpmファイルへコンバートしてインストールを行った。
しかし「午後のこーだ」は、エンコードが早くて音質が良い。

「午後のこーだ」

Linux事始め

2005年09月03日 | Linux
昨年、初めてLinuxなるものを触ってみた。
前々から、無料で使えるOSと言うことで興味を持っていたが、中々とっかかりがなかった。
ちょうど、今使っているPCへHDを増設したので、今まで使っていた30GBのHDが空いた。
そこへ、Vine Linux3.1をインストールしてみた。
新しいHDへはWindowsXPをインストールして、余ったHDへVine Linux3.1をインストールしたので、OSを切替える格好になる。
Vine Linux3.1は日本で作られたディストリビューションだけあって、情報が入手しやすいし、インストーラーも日本語が使われていてありがたい。
初期登録してあるパッケージ(アプリケーション)は、マニュアルが無くても直感的に使える。
ただ、細かい設定や、動かなかったときの対応となると、何らかの情報が無いとお手上げ状態だ。
Webで検索すれば、情報が引っかかるのだが、その内容を読みこなすには、前提となる知識が必要なのがLinuxの世界だと感じた。(これは、Windowsの世界も同じではあるが)
で、前提となる知識を得るために、書籍を探した。
ただ、この手の書籍は安くない。(Windowsも同じではあるが)
安くあげるために、ブックオフを利用した。
世の中、Windows一色に近いのだが、パソコンコーナーを探すと、以外とLinuxの本があった。
ただ、インストールを扱った本が多い。それも、余りにも古いディストリビューションを扱っているので、閉口した。(だから、ブックオフに出てくるのだろうが)
その中からゲットしたのが以下の書籍だ。(できる限り、Vine系を網羅している書籍を探した)
他にも、良い書籍があるのだろうが、何せ中古本から探す場合「運」が一番のファクターとなるので、自己満足であるかもしれない。

らぶらぶLinux
「コマンドバージン」のためのシステム管理入門
西村めぐみ著
ソシム社発行

一番重宝しているのは、この本だ。
Linuxは、OS上で何らかの操作、作業を行う場合、元々がキャラクターベースのコマンドを使って行う。
Linux上のWindowsシステムでも、そのように感じる。
この本は、Linuxで使うコマンドを体系的に、分かり易く、丁寧に解説している。
窮地に陥った時に、随分と助けてもらった。
著者は、さらに2冊ほど「らぶらぶ」シリーズを追加しているようだが、そちらの本も気になっている。
ちなみに、元値は2、300円だが105円でゲットした。




逆引き 日本語redhat Linux
吉田智彦+岡田良太郎+関根達夫 共著
ローカス社発行

前書きに、redhat LinuxやVine Linuxをサーバとして運用している人向けと記載されている。
確かにサーバの管理関係を解説しているが、コマンドの使いかたや、各ディレクトリの中身について丁寧に解説している。
ディレクトリに含まれる設定ファイルの意味や、Linuxがブートからどのように動いて行くのかが分かる。
こちらは、元値3、500円で700円でゲット。(最近、本店の店長はこの手の本に強気の価格を付ける)




LPI LINUX認定試験 クイックリファレンス
Jeffrey Dean著(もちろん日本語翻訳されています)
オライリー ジャパン社発行

本来は、認定試験を受験するための教科書的な本。
かなり専門的な中身かと思ったら、Linux全体を体系的かつ丁寧に解説してあった。
Linuxの一般知識を習得するにはよいだろう。
しかし、新潟の片田舎でこの手の本を読んでいる人がいるのには驚いた(失礼)。
元値4、900円を2、500円でゲット。(古本としては、清水の舞台!!)
ちなみに、この本を買ってから上記の「逆引き」を見付けた。
逆だったら、こちらは買わなかったと思う。
内容的に、かぶっている部分がある。


入門UNIX
実用UNIX
羽山 博著
アスキー出版社発行

Linuxのご先祖であるUNIXを解説した本。
OSの動作、コマンドの使いかたを、図を交えて丁寧に解説している。
アスキー出版社の入門、実用、応用シリーズは、とっかかりとして読むには手頃な内容だと感ずる。
ただし、MS-DOSをコマンドで使ったことのある人は、パスしてよいだろう。
どちらも同じブックオフで見付けたが「応用」編は無かった。(ブックオフに出した人が買わなかったのか、誰かに先手をとられたのかは不明)
元値1、800円、2、400円をどちらも105円でゲット。


欲しくて、お目にかからないのが、パッケージをインストールして動作しなかった場合の対応方法を解説した本。
世の中、数え切れないパッケージがあるから、とても解説しきれないのだろうが、主要パッケージだけでも良いのだが。
それとも、発売はされているが、私が知らないだけか?