日々これ楽日

桜情報を機に始めたブログがH25年猫は天国に、娘は結婚、夫は認知症と一気に環境が変わって老老介護の記録になって来ました。

緊急通報システム

2018-04-28 23:11:08 | アルツハイマー病

4月25日待ちに待った緊急通報システムが導入されました。

これは仙台市独自のシステムで介護度には関係なく仙台市の市民で65歳以上の一人暮らしの方(日中一人暮らしの方)、我が家のように重度の要介護者のいる家族などが対称になり、緊急通報用の機器が無料で貸し出され具合が悪くなった時にブザーを押すと仙台市と契約している警備会社の方がすぐに駆けつけてくれて適当な対応をしてくれる事になっています。
そのほかに台所と寝室にも警報が取り付けられ火災警報が警備会社に繋がるシステムです。

毎月の利用料は550円。

ただ警備会社の方が駆けつけ家の中に入る際に家人が倒れているときなどの為に合鍵をお渡ししてお願いする事になります。
それを嫌う方もいるとか。
警備会社では封をしてあければ分かるようになっているようです。

2月この装置の説明を聞き3月中旬包括支援センター、警備会社の方が見えて場所の確認などをして取り付けは4月下旬か5月連休以降と言われていましたがこの日に取り付けて貰いました。
申し込みも多く、丁度年度末にかかり役所は忙しい時期でもあり申し込みから取り付けまで約2ヶ月かかりました。

これで私たちを見守ってくださる方たちが又増えました。本当に感謝です。

ただ夫の病状は益々悪くなりベッド脇につかまって立つ事も難しくなって来ました。

(左の器械が本体。右の二つが首に下げたり、身近においておく器械です)


訪問看護

2018-04-17 23:31:27 | アルツハイマー病

週2回1時間ずつの訪問看護もお願いする事になりました。

訪問看護では健康状態の観察、生活の援助(入浴、食事、排泄など)、寝たきりの予防、介護者の支援などをしてもらいます。

一番の心配事は転倒でしたが契約したのは6日でした。

前にも書きましたが起き上がれなくなったのが8日でした。
あまりに早速でお願いするのが申し訳なく思いながら緊急の電話をしたらすぐに駆けつけてくれました。
この時は本当にほっと出来ました。

次は定期の訪問で11日でした。
体温、血圧を測りいつも便秘気味で排便が不定期なのでお腹の調子とお尻の状態も見てお腹は動いているけれど便がかなり硬いので酸化マグネシウムを1日3回のんで見ましょうという事になりました。

この薬は1日3回飲むように処方されているのですが私がいつも忘れて1日2回が常態化していました。
反省です。

看護婦さんの動きはてきぱきと的確な処置をしてくれます。

次は13日の予定でしたがこの時は脳外科の予約が入っていてキャンセルしました。

この日は病院に行って疲れたのか食事もせずに寝てしまいました。

夕方5時頃お腹も空いているからと起こすとお尻がかなり汚れていました。
時間を掛けてやっと綺麗にして防水シーツを新しくしようしている間にまたもやそれも全部汚してしまいました。
「トイレに行く?」と言うと「行く」というので手を取ってゆっくり行くとまたもや少しだけ出ました。

そのままベッドに連れ帰ろうとしましたが結局あと3,4歩で倒れ込んでしまいました。

それからが大変。

少し頑張ればベッドにつけるのではないかと励ましたり起こそうとしたりしま
したが少しだけ上がった体も私が支えきれずまたもや転倒。

結局8時過ぎてから看護婦さんに電話。
すぐに駆けつけてくれて夫は無事ベッドに。
二人とも疲れ切っていました。

「すぐに電話して下さい。もっと楽に起き上がれますよ」と言って頂き肩の荷が下りたように思いました。

これからは無理せずお世話になろうと思っています。

結局自分達だけの力では何も出来ませんでした。
たくさんの方たちにお世話になって暮らす事が出来ている事を改めて思い知らされました。


訪問介護

2018-04-09 23:55:17 | アルツハイマー病

体調が急激に悪くなり介護度が3になって家での介護の方法も変わってきました。

6日、金曜日の夕方6人の人に集まって頂きこれからの生活をサポートしていただく事になりました。

ケアマネさん、デイサービス、ショートステイの施設の方、訪問介護サービス、訪問看護ステーション,レンタル介護用品の方です。

一人の病人、家族にこんなにもたくさんの方々、いやこのウラには更に何十人もの方々が支えて見守ってくださっているのです。

一昨日土曜日は早速デイに行く前にヘルパーさん二人が来てくれました。これは訪問介護の方です。

この訪問介護はデイに行く日の週に3日間、30分だけ入ってもらいます。

この日は排尿はリハパンにしていましたが下着や敷布までは汚れては居ませんでしたので比較的楽な介護でした。

これから私も汚れているときの対処法等を勉強させてもらいたいと思って居ます。

この頃は私だけの力では朝出かける前に着替えをさせる事が難しくなっていました。

久しぶりに着たままの衣類を取り替えてもらい出かける事が出来ました。

朝早くから来て着替えをし、汚れ物の始末までしてもらい朝盛りだくさんの朝の仕事を一部でも手伝っていただき心が少し軽くなります。

昨日、日曜日は割合元気にしていたので久しぶりにテーブルで食事をして、これも久しぶりにソファに座りそのまま横になっていました。

「昼ご飯にしよう」といいましたが起きようとはしません。

何とか食べると言う所まで行きすぐに食べられる状態にして「さあ」と言うと今度は「要らない」と言い出します。
本当に気ままです。

前に言った事は完全無視?忘れてしまうのだから文句のいいようがありません。

3時頃になって「お腹空いたでしょう。お茶飲もう」と言って起こそうとしますがなかなか話に乗って来ません。
仕方がない。ストローを使って飲み物と御せんべいを渡すと横になったまま食べていました。

ところが夕方になっても起きようとしません。

「お腹空いたでしょ。ご飯にしよう」と云うと「お腹は空いたけどこのままで食べる」

「喉に詰まると大変だから」といいますがやっぱり起きて食べようとしません。
何とか腕を貸して立たせようとしますがやっぱり駄目。

 この頃元気だったのでちょっと期待し過ぎてしまいました。

ソファからずり落ちて全く立ち上がる事が出来ずお手上げです。

どうしようと色々考えましたが金曜日お願いした訪問看護では”何かあった時も駆けつけますよ”と言っていただき緊急の電話番号があった事を思い出し早速で申し訳ないと思いつつ電話しました。

すぐに看護婦さんが駆けつけてくれ抱き起こしてベッドまで連れて行くことが出来ました。

「家庭で暮らすにはこういう事もありますから大丈夫ですよ」と言っていただきました。

本当に心強い言葉です。

金曜日皆さんで集まってそれぞれの仕事を確認した事が早速役立ち力になってもらいました。

これからの生活が心配ですが少し明かりが見えた日曜日でした。

(近所のお宅の枝垂桜。あっと今に満開になっていました)

 

 

 


久しぶりの嬉しい事?

2018-04-04 23:27:49 | アルツハイマー病

久しぶりに夫が自分でトイレに行きました。

久しぶりにちょっと嬉しく思えた私の心。

先月21日、23日と家の中で転倒して以来又転倒するのが怖くて寝かせたままの生活が続いていました。
本人も又起き上がろうとはしませんでした。

31日、デイに行く時、朝は車椅子でベッドから連れ出して貰い、帰宅した時は朝より元気で両手を抱えて貰い自分の足でバスから降り家の中にもデイの方に手をとってベッドまで連れて行って貰いました。

夫はそのまま疲れきって冷たいお茶を飲んで寝てしまいました。

午後9時頃目覚めたので「ご飯食べよう」と言うと「お腹空いてない」と言いますが「少しだけでも食べたら」と言い食べる事に。

その前にリハパンとパッドを取って夜中取り替えやすいようにテープ式のオムツとパッドを着けさっぱりとしてベッドで食事をしてそのまま眠りに。いくらでも眠れるようです。

午前4時おしっこの点検をしましたが異常無し。

朝方6時頃なにやら音がします。驚いて隣の部屋の夫の様子を見ると何と自分で起きて歩いていました。

「どうしたの?」
「トイレに行く」
「あ、凄い」と慌てて後ろからそっと体を支えるとそのままトイレに向かいました。

なにやら臭いが・・・・

後ろをめくってみるとバナナくらいのちょうど良い硬さの大が。

慌てて下着を下ろしている間にも出てしまいしたが大きな失敗はなく久しぶりに清潔なトイレになりました。

こんな当たり前の事が嬉しくて書き止めておこうと思ったこの日の出来事です。

ところが昼ごはんを食べる前に「トイレに行く」と言うのでトイレに連れて行こうとしますが結局起き上がらず気づくと敷布も下着も全部びっしょり。
「あああ・・・」

全部取り替え軽く食事をして少し落ち着きぐっすりと寝込んだ様子。

しばらくして夫を見に行くと夫はベッドの上に膝から上ぐらいを残して顔は畳の上でうつ伏せに。
それでも声を出す訳でもなく黙って中途半端な姿の儘でした。

どのくらい時間が経っているのか見当も付きません。

どのような状態で転んだのか隣の部屋に居たのに転倒した音には気づきませんでした。

ただこの時は自分で起き上がろうとしたので少し手を貸すと起きる事が出来ました。

今まで全く起き上がろうとしない時は着替えさせるのもリハパンを替えるのも私の力だけでは大変でした。
少しでも自分で起き上がろうとしてくれるととても助かります。

ところが私の気づかないときにふらつく足で立ち上がるのでとても危険になって来ました。

起き上がれるのと、起き上がれないのとどちらが良いのかなあ??