一気に秋がやって来ました。
コロナコロナの騒動はここ仙台ではこの頃微妙に増え続けています。
夫の病院が面会禁止になって半年余。
私はのんびりさせてもらっていますがやはり病院にいる夫が心配。
病院も色々工夫してお見舞いメールも受け付けてくれて夫のように自分で何も出来ない患者にはメールを送ると本人に読んでその反応を知らせてくれます。
看護師さんが読んでくれてその結果を係の方が報告してくれます。
「手紙を目で追い、微笑んで、涙ぐまれていたそうです。」
今まで面会に行った時の反応を思い返すと本当に分かっているのかなと半信半疑。
ついそう思ってしまいます。
今回はオンライン面会を企画していただきました。
9月8日から週に二日(火、木)午後2時から30分毎に4回です。
木曜日早速行ってきました。
夫の入院病棟とはまったく別の病棟で若い係の方が3名準備をして待ってくれていました。
夫の方は何人かの看護師さんたちが病室から同じ階のホールに移っての面会の様です。
この面会の為にたくさんの人の手がかかっている事に感謝です。
テレビ画面に向かって
「お父さん元気?」
「手を振ってみて!」
「目を開けてみて!!美人の奥さん??が面会に来たんだよ」(ますます理解不能の様です)
マスクもしたままなのでますます分からない?
帰り際先生に面会をお願いしていましたが先生はお休みで看護師長さんに会って頂きました。
面会禁止になる前に1週間に1度ですがおやつを食べさせてもらっていたのでおやつを持って行き
「又おやつを食べさせてほしい」とお願いしましたが「時々熱を出しているので今は無理ですね。実は今日も微熱ですが熱があり食事も止めています。」
次の日先生からお電話を頂き、夫の現状を伝えて頂きました。
この頃食事を(1日1回、ゼリー食)取ると微熱ですが熱が出る事があるので今は食事を休んで様子を見ている事。
面会禁止になる直前からつけていた尿管も時々管が詰まって顔が真っ赤になったりしているので今は又オムツにしていてそこから熱が出る事。
とてもおやつの話は出来ませんでした。
色々気配りしていただいている事に感謝しつつ覚悟を決めなければと改めて思いを新たにしました。
近所の方でこのコロナの折、奥様が入院しているご主人はいつも心配していましたが面会も出ない内に亡くなってしまいました。
友達の高齢のお兄さん、相次いで義理のお姉さんが亡くなり面会も出来ずお葬式にも遠くからは来る事も出来ず寂しいものだと話していました。
そんな話を聞いて寝てばかりの夫は段々体力がなくなって来るのだろうと覚悟をしつつおやつも食べられず直接面会もできず。今の夫は分からない事がかえっていいのかと思う事にしています。
病院の方々も今のこの状況を少しでも良い方にと考えて下さっているのだと思うと不平も不安も贅沢な悩みに思いますがやっぱり今のコロナから抜け出せたらと願ってしまいます。
心が折れそうになるこの頃です。