日々これ楽日

桜情報を機に始めたブログがH25年猫は天国に、娘は結婚、夫は認知症と一気に環境が変わって老老介護の記録になって来ました。

誕生日

2014-05-22 23:23:49 | アルツハイマー病

何時もですがちょっと遅くなったブログです。

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月11日は母の日、13日は夫の73回目の誕生日、姑の15回目の命日でした。

前から娘が「11日の日曜日、お父さんの誕生祝いに一緒に食事に行こう」と声をかけてくれました。

この日夫は珍しく布団を揚げてパジャマも着替えてとても楽しみに待っていました。
ところが午後になってから熱を測り夫の36度の法則(熱が高い)で少し熱が高いと云いだし布団を敷いて「具合が悪いので出かける訳にはいかない」と寝込んでしまいました。

以前にも同じような事があったので仕方なく「今日も申し訳ないけど行けないから二人で行って来て」と娘に電話しましたがプレゼントもあるし顔を出すからという事になり、急きょ家で食事をと思い簡単な祝宴??を用意。

夕方になりトイレに起きたので折角二人が来てくれるのだから着替えて一緒に食事をしようと声をかけると「そうだな、折角来てくれるのだからこんな身なりでは申し訳ない」と云いだし着替えに成功!

そんな訳で夫の自称“60歳の誕生日”は娘の婿殿も加わりいつもより少し賑やかに祝う事が出来ました。

 (母の日と、誕生祝と云ってもらった白桃。箱は桃が1個入る程度の大きさ。内心どんなに高価な桃!?)    

(白い所に硬貨を置くと黒猫がニャーと手を出して中に取り込む貯金箱でした)

  

中身も・・・とは言いません。皆で大笑い。 

楽しいプレゼントでした。

 


桜開花600度の法則 2014年

2014-05-18 23:56:37 | 600度の法則

 あの寒い間咲くのが待ち遠しかった桜の季節も終わり今は葉桜が目に優しく映ります。

仙台の開花は4月7日でした。

例年通り600度の法則を検証してみる事にしました。

仙台では2月からの最高気温を積積したものが600度になると桜が開花するという法則です。

今年は2月気温積算  145.7度
     3月        305度
     4月1日~7日  99.4度
     合計       550.1度

で600度には約50度足りない内に、つまり寒い内に咲いた事になります。これは3月下旬20度に近い日があったり4月に入ってからも比較的暖かい日があったので急に咲いたのではないかと素人の私は勝手に推察しました。

4月1日~10日 603.3度になり3日間の誤差があった事になります。 

3月8日私の桜の定点観測ではまだ開花とは言えませんでした    

2006年から昨年までとびとびになっていますが私の計算では2012年の開花は4月18日で例年より遅く気温の積算も632.3度で32.3度2日分くらいずれた事になります。
この年は寒かったので開花も遅れたのではないかと思います。

今年は2006年以来初めて3日のずれになりました。

それにしてもこの法則誰が気づいたのかぴったりです!

今年はテレビでも東京で600度の法則があると言っていました。
ただこちらは平均気温の600度の法則・・・これは東京で1月1日から平均気温の積算が600度を超えると桜が開花するという法則です。

2月1日以降の「平均気温」の積算が400度を超えると開花する「400度の法則」などもあるようです。

他の地域で検証はしませんでしたが色々な法則がありそうで今まで検証して来た私はちょっとうれしくなりました。 

   これは桜の近くの梅です。3月8日    

白モクレン。これも4月8日です。

   

  ジンチョウゲが綺麗です。   

 

私の好きなボケの花です

 






36度の法則

2014-05-08 23:34:18 | アルツハイマー病

夫は几帳面な性格です。
それとは反対に私は大雑把。
何でも「ま、いいか」と忘れる事にしています、というより忘れてしまいます。
それでもいつまでも忘れられない事がたくさんあり、自分でも矛盾している性格だと思いますがそれが自分なのだと思う事に。

 

昨日は夫の東北大付属病医院の老年科の受診日でした。

以前はそんな時は朝早く起きて準備をしましたがこの頃は
「行かなくてもいいか」
「お父さんが診察してもらうのだから」と云うと
「なんだそうなのか・・・?? ところでなんで行くんだ」

昨日の予約は午後でしたので出かけるまでには時間がありました。
出かける支度をしている時、知り合いの方が顔を見せてくれて「どうした。元気になったかどうか顔を見に来た」と声をかけてくれ、夫に「折角顔を見せて下さったのだから出たら?」と云いますがとうとう顔を出しませんでした。
心にかけて下さる人がいる事は有難く感謝です。

元気な頃の夫は人と話をするのが大好きで、家にいて誰にも会わないでいると世の中から取り残されているようで不安だと言って居ましたが、この頃は出かけるのも人と会って話すのもどこか気おくれがしているようです。

私が支度をしている間に夫はいつも通り熱を測り始めました。36度。

もうこうなると具合が悪くなります。
ハーハーと息は苦しそう。
36度は平熱だからと云いますがそんな事はききません。
「俺は平熱が低くて35度7分くらいなんだから36度は熱があるのだ」

それですっかり病人になってしまいます。

この頃はこんな事が多くて何時も熱を測っては自分で病人になって大騒ぎ。

「熱さましを出せ。風邪薬を出せ。往診を頼め!」
あんなに意欲的に活動してきた夫からは考えられません。

夫は以前から薬は食後30分に飲むものだと頑張っていましたので、この頃は私も諦めてあまり時間が経ってしまった時は糖尿病の薬をそっと抜き出しておくことにして解決??

そんな事を言う割には他の胃腸薬などを飲んで病院から頂いた薬はポケットにしまったまま飲み忘れと云う事も何度もありますが薬を抜いたからといって死ぬ訳ではなし、いいかと思う事に。

病院にはいつもの通りバスで行く予定でしたが「この病人をバスで連れて行くのか」と云いだし仕方なく?タクシーを。
タクシーに乗った途端に元気になっていました。

先生にお会いしても「変わりなくやっています」
私が付け加えて先生に「食後30分の法則だけでなく今は36度の法則も加わりました」と話すと「36度の法則とは何?」理由を話すと「38度の法則にしなさい」と言われ夫は「ハイわかりました」
が、今日も体調を戻すのが先だと朝から寝ています。

「体も鍛えないと寝たきりになってしまうんじゃない」と言っても怒り出すばかり。

「もういいか!」
屁理屈大明神の説得は私には無理。

今までそれでも自分の事は自分で出来るから有難いと思う事にしていましたが我慢、我慢、ゴメン、ゴメンの力が尽きそうです。

老いては妻に従え

そうしてもらうと私も少しは優しい気持ちになれるのに・・・

こちらが怒っても相手は今自分が言った事も忘れるのですから何も怖い物はありません。
少々の事も大きな事も気にしない。大物です。

小物の私はやはり敵いません。 

大学病院の前の通りに紅白のハナミズキが綺麗に咲いていました。ハナミズキの根元の赤い木はカナメモチの新芽です。これも今が一番きれいです。