日々これ楽日

桜情報を機に始めたブログがH25年猫は天国に、娘は結婚、夫は認知症と一気に環境が変わって老老介護の記録になって来ました。

最後の定期検診

2018-10-31 23:02:26 | アルツハイマー病

朝夕暖房が必要になってきました。

26日、検査もあるので朝8時に介護タクシーの予約をし、医療センターの外科に行きました。

5年前の9月、肝臓がんの手術をしてその定期健診です。本来は5月でした。

夫の体調が急激に悪くなってきて病院に連れて行くのも大変になっていた頃で”5年も経ったし病院に行くのも大変。もういいかな”と心ひそかに思ったのと肝臓の手術の数か月後、腎臓がんの手術。その腎臓がんの定期検診で10月泌尿器科に行く事になっているしキャンセルの電話をすると次の予約を決めなくてはならないし、10月の検診で最後にしようと勝手に思いめぐらし無断キャンセルしてしまいました。

 

19日。この日最後にしようと心に決めて介護タクシーのお世話になって出かけました。

その日は泌尿器科です。

「手術後どのくらいの管理が必要なのでしょうか?術後5年になり本人の病状が進み、来るのも大変になってきたので検診をもう最後にしたいと思っているのですが」

「本来は10年くらいまではリスクがありますが今回の血液検査でも異状がないし泌尿器科はもう卒業してもいいですよ。ただなんで5月の外科の検査に来なかったの?」

「すみません。ちょうど体調が悪くて来られませんでした。」

5月にはCTの検査があったのでその写真を診ようと思っていたらしいのです。

「この日は約束をしていたのだからみんな待っているんだよ。電話くらいしなくては・・・」

本当にそうです。私の勝手な思い込みで私の甘えた心を指摘されました。反省です。

それでもすぐに外科に電話をして私の事情を話して下さり次回の予約をとっていくように手配していただきました。


そんな訳で26日のCT検査になったわけです。

外科でも「もう手術をするのも来るのも無理になってきたので最後の検診にしたい」とお願いしました。

手術をしていただいた外科の先生も夫の状態を見て「そうだね。もうこれからは本人が苦しまないようにしてあげたほうがいいですよ」と言ってくださいました。

今まで感じた事がない優しい言葉に胸がいっぱいになりました。わがままな患者、家族に黙って寄り添っていただきました。


介護タクシーが来るのに時間がかかり帰って来たのは3時半。夫も私もくたくたでした。

出かけている間の排泄が心配でしたが7時間半、何とか失敗もなく過ごせました。

ただし家に帰ってベッドに寝かせてもらいオムツを代えようと思った時には下着はもちろんズボンも介護シーツまでびっしょりになってしまいました。

外でなくてよかった!!


帰宅すると間もなく訪問の看護婦さんが来ました。

 

みんなに守って頂いている毎日です。





特養待機優先順位

2018-10-19 22:33:48 | アルツハイマー病

寒さが本格的になって来ました。

我が家でもいよいよファンヒーターの出番がやって来ました。

先日特養の申し込みをして「来週半ばには入居の優先順位が分かりますから電話してください」といわれていました。

「この頃介護3からという条件がつけれるようになってから申し込みも随分少なくなりました」と言う話もあったので少し期待する物もありました。
今回決まらなくても上のほうの順位にノミネートされるかと・・・

この日は朝から5年前に手術をした腎臓癌の定期健診で病院へ。

帰宅してから電話をしようと思いながら遅めの食事やら訪問介護の看護婦さんが見えたりで気になりながらもなかなか電話をすることが出来ませんでした。

3時過ぎになってやっと電話。

いつもデイに通っている施設は330人中99番。
もうひとつ同じ系列の施設は120人中30番目でした。
「状況が変わったら言ってください。その時は又優先順位の点数を計算しなおします」
どういう事かというと介護する私の体調などのようです。

これではしばらくと言うより生きている間に?入所出来るのでしょうか。

困っている人はたくさんいるんだなと改めて思いました。

 

一昨日糖尿病を診ていただいている先生に「グループホームではなかなかインスリンは難しいので注射から飲み薬に変えていただけないでしょうか・・・」とお願いしましたが
「インスリンの量が多いので無くすのは無理ですから夕食前の注射をなくして朝食前だけにしましょう。これは時間を決めればいつでも良いですよ。」といわれ結局注射は残りました。

先日グループホームに3箇所申し込んでいましたがそこからは何の連絡もありません。夫は朝夕 インシュリンを注射していますのでこれは大きなネックになっています。

 今日他の用事で見えていたケアマネさんに尋ねると「こちらから積極的に働きかけなければ向こから連絡はありませんよ。」という事でした。

早速1箇所に電話して貰いましたが今は空きがありません。
あとの2箇所はインスリン対応が出来ていない模様です。

もう1箇所私が見学をしたいと思っている介護付き有料老人ホームはインスリンについては△になっています。△の理由と空きがあるかどうか聞いて貰いました。

空き室は1室あるようですが「インスリンは自分が出来る状態で入所して徐々に出来なくなった時は対応します。最初から自分で出来ない方は対応出来ません」と私にはよく訳の分からない返答でした。

そんな訳でやっと決断した施設入所ですが自分の都合の良いようにはいきません。

私がせめてと望んでいる近くの施設ですがそれも少し譲ってタクシーでいけるくらいの距離で探そうと思っていますが期待が持てません。

あまり期待せず前に進んで行こうと思っています。

(鳥が運んできてくれた洋種ヤマゴボウ。あちこちに芽が出ますが大きくなるので切り取られてしまいます。我が家の庭にも1本芽が出てやっと少し大きくなってきましたが草むしりの時うっかり折ってしまいました。)

 

 

 

 

 


要介護3から5へ

2018-10-14 00:13:46 | アルツハイマー病

やっと涼しくなって凌ぎやすくなりましたがちょっとこれからを思うと心細くもあります。

この頃寝たきりになった夫は看護婦さん、ヘルパーさん、介護タクシー、そして勿論ケアマネさんのお世話になって何とか毎日の生活が出来ています。

8月下旬介護度区分申請をしました。9月初めに審査に来ていただき10月に入って間もなく要介護5(認定は9月からになります)の認定が下りました。

今年2月に要介護1から3になり今回は3から5になって結局7ヶ月で要介護1から5になってしまいました。
ケアマネさんも「要介護4にはなると思いますよ」と言って9月のサービス利用料が暫定として計算されて来ました。この頃介護保険分を超えてしまい1万円から2万円近くも自費支払いがありましたがこれで保険負担分で済む事になりました。

更にこの頃私が在宅で介護をするのがちょっと大変になって来ました。
5月にケアマネさんより施設に入る事を勧められた時は私の決断が付かず一旦お断りしました。
実際には待機になっていたようです。
ただその施設も今は空きが無く、又良く調べると夫のように朝夕インスリンをする糖尿病には対応していないようです。

そこで私が会いに行くのに便利なように歩いて行ける近くのグループホームを見学して申し込みもして来ました。
ただこの2箇所もインスリンが必要な人は入った事が無いといわれました。

この問題は来週糖尿病の診察をしていただいている先生に注射から薬に変えていただけないかお願いしてみるつもりです。

そしてこのグループホームと一緒に特養もこれまた近くの(1個所はデイサービス、ショートステイでお世話になっています。)2箇所を尋ねて申し込みをして来ました。特養は2個所ともインスリンOKです。

2箇所とも来週半ばには待機順番が分かりますので電話して下さいといわれました。
色々な条件を点数化して順番がきまるとの事で我が家のように要介護5、や私が後期高齢で、二人暮らしなどは点数的には高得点?になるようですが後はどんな事が点数に換算されるのでしょうか? 

この頃ちょっと元気な夫の様子を見ていると施設入所をまた迷ってしまいますがもう迷う事無しにしようと心に決めています。

認知症の介護も入所も本人で無く私が決めなくてはならない事に迷いが続きます。

  (秋の花ホトトギスが咲きほこっています)   

 

 


久しぶりの外食

2018-10-04 22:56:58 | アルツハイマー病

一週間ほど前連休の日娘が久しぶりに来る事になりました。

前々からこの頃デイサービス、ショートステイ、病院以外は外出する機会が無く、家では私が起き上がらせる事は出来ないのでただただ寝ているだけ。
機会があったら外に連れ出したいと思っていました。

一時は食べるのもリスのように食べた物を何時までも口に溜め込んでいてなかなか飲み込む事が出来ませんでした。
が、この頃体調もよく今なら自分で食べる事までは出来ませんが車椅子に座って食べ物を口に運んでやると普通食をしっかり食べられますし今しかないと。

娘が来るというので丁度いい機会と思い娘夫婦に手伝ってもらい、前もって介護タクシーと、他の方の邪魔にならないように、車椅子で入れて個室のあるレストランを予約してのお出掛けです。

これから何度こんな機会が持てるか分かりませんが兎に角今出来る間に出来る事をしてあげたいと思っています。

果たして本人の特に嬉しそうな表情を見る事はありませんでしたので嬉しかったのかどうか分からず私達の自己満足に過ぎないのかも知れませんがそれでもいいかなと思う事にしています。

後何度こんな機会をもてるでしょうか?

この頃家での一人介護が少し負担になって来ました。

           (私の好きな襲名菊)  

(強烈な色が秋を彩るマリーゴールド。昔はあまりに強烈な色でがあまり好きな花ではありませんでしたが今は秋の光に輝くこの花が元気付けてくれるようにおもいます)