朝夕暖房が必要になってきました。
26日、検査もあるので朝8時に介護タクシーの予約をし、医療センターの外科に行きました。
5年前の9月、肝臓がんの手術をしてその定期健診です。本来は5月でした。
夫の体調が急激に悪くなってきて病院に連れて行くのも大変になっていた頃で”5年も経ったし病院に行くのも大変。もういいかな”と心ひそかに思ったのと肝臓の手術の数か月後、腎臓がんの手術。その腎臓がんの定期検診で10月泌尿器科に行く事になっているしキャンセルの電話をすると次の予約を決めなくてはならないし、10月の検診で最後にしようと勝手に思いめぐらし無断キャンセルしてしまいました。
19日。この日最後にしようと心に決めて介護タクシーのお世話になって出かけました。
その日は泌尿器科です。
「手術後どのくらいの管理が必要なのでしょうか?術後5年になり本人の病状が進み、来るのも大変になってきたので検診をもう最後にしたいと思っているのですが」
「本来は10年くらいまではリスクがありますが今回の血液検査でも異状がないし泌尿器科はもう卒業してもいいですよ。ただなんで5月の外科の検査に来なかったの?」
「すみません。ちょうど体調が悪くて来られませんでした。」
5月にはCTの検査があったのでその写真を診ようと思っていたらしいのです。
「この日は約束をしていたのだからみんな待っているんだよ。電話くらいしなくては・・・」
本当にそうです。私の勝手な思い込みで私の甘えた心を指摘されました。反省です。
それでもすぐに外科に電話をして私の事情を話して下さり次回の予約をとっていくように手配していただきました。
そんな訳で26日のCT検査になったわけです。
外科でも「もう手術をするのも来るのも無理になってきたので最後の検診にしたい」とお願いしました。
手術をしていただいた外科の先生も夫の状態を見て「そうだね。もうこれからは本人が苦しまないようにしてあげたほうがいいですよ」と言ってくださいました。
今まで感じた事がない優しい言葉に胸がいっぱいになりました。わがままな患者、家族に黙って寄り添っていただきました。
介護タクシーが来るのに時間がかかり帰って来たのは3時半。夫も私もくたくたでした。
出かけている間の排泄が心配でしたが7時間半、何とか失敗もなく過ごせました。
ただし家に帰ってベッドに寝かせてもらいオムツを代えようと思った時には下着はもちろんズボンも介護シーツまでびっしょりになってしまいました。
外でなくてよかった!!
帰宅すると間もなく訪問の看護婦さんが来ました。
みんなに守って頂いている毎日です。